Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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天皇杯・準々決勝 vsG大阪 @BS1 
 リーグ戦3位の好成績に来季のACL出場権獲得そして契約更改交渉での年俸アップの大盤振る舞い。この状況に名古屋の選手達はすっかり満足してしまったようだ。そもそも互いが標榜している「攻撃サッカー」のクオリティ自体に大きな差があると言うのに、肝心のハードワークでもFCWCの連戦で疲労困憊なはずのG大阪に後れを取っていたのでは話にならない。結局「タイトルを取りたい」という渇望も「このメンバーで一試合でも多く戦いたい」という願望も口だけで終わってしまったということ。名古屋の選手達が元旦を迎えたかったのはハワイや生まれ故郷であってサッカーの聖地・国立競技場ではなかったのだろう。こんな体たらくで本当に来シーズンACLを戦えるのだろうか。

 そんな酷いパフォーマンスの原因をゲーム勘に求めることは容易い。FCWCで世界の強豪チームと戦ってきたG大阪と比べれば、名古屋が最後の公式戦となったリーグ最終節から間隔が空きすぎているのも確かだ。だがプロとしてこのゲーム勘という言い訳は問題外。なぜならこのチームは第14節の鹿島戦でもゲーム勘の差で相手に圧倒されるという失態を演じているからだ。名古屋は選手もスタッフもそこから何も学んでいなかったことになる。プロとして同じ過ちを繰り返すようなことはあってはならない。

 昨年の9月にここ神戸ユニバで神戸に0-5で虐殺された時を思い起こさせるかのような前半――その意味ではハーフタイムに「このままでは5-0で負けてしまうぞ」と語ったというピクシーには先を見通す力がある――を終えて、俺はピクシーがどういった修正を施して来るかに注目していた。ネルシーニョなら机のひとつやふたつ余裕で引っ繰り返していただろうが、ピクシーは得意の皮肉っぽいユーモアで笑わせたのだろうか。そして後半開始とともに行われたのは右SBの竹内に代えて杉本を投入するという攻撃的な選手交代。確かにチームには何かしらの変化・刺激が必要だったし、前半の竹内は積極的なオーバーラップこそ見せていたものの「その後」のプレーで明らかに行き詰っていた。「戦術的なミス」をおかして失点に絡んだ竹内に対する懲罰の意味合いもあったのだろう。しかし小川のポジションを右SBに下げることは得策だったのだろうか。俺なら前半攻守において全く機能していなかったWボランチのどちらかを下げて小川をセンターに回し、杉本を右サイドへと投入していただろう。どうやらピクシーもその後その方が得策だと気付いたようで山口Kを右SBに投入して小川をCHに回したが、右SBとしての山口Kと竹内は同じようなもので、チームは交代枠をみすみすひとつ無駄にしてしまった。まあ仮に山口Kを投入しなかったとしても、攻撃に使えそうな駒は公式戦出場経験のない福島だけしかいなかったわけだが。

 この試合はチームとしてのレベル、完成度の差を残酷なほど鮮明に浮き彫りにした。攻撃的なパスサッカーを目指すために必要な技術のクオリティ、戦術(共通)理解、そして勝利を勝ち取るメンタリティに至るまで全ての面で名古屋はG大阪に劣っていた。手負いのG大阪にせめて気持ちだけでも上回って欲しいと思っていたが、正月を国立で過ごしかつてのトーレスのように最高の形でヨンセンを送り出すことを願っていたサポーターにこんな後味の悪いクリスマスプレゼントを贈るあたり、名古屋はどこまでいっても名古屋だった。せめてこの敗戦が選手、スタッフ、そしてクラブを取り巻くすべての人達に「今年のままでは来シーズンを同じように戦い抜くことは出来ない」という教訓となることを期待したい。

 というわけで、既にチケット手配済の29日(国立)の目的は田中隼麿の応援に切り替え。1月1日はどうしようか・・・。
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by tknr0326g8 | 2008-12-26 00:23 | Game Review
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