Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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ジャパンユースサッカースーパーリーグ 名古屋U18×星稜 @裾野グラウンド
 先週のエントリーでマルコ(というかその扱い)について懐疑的な記述をした報いだろうか、第一試合のキックオフに遅刻した俺はマルコの記念すべきユース初ゴールを見逃すという大失態を冒してしまった。そもそもの間違いは、先週裾野に土地勘が出来たということで試しに駅からグランドまで歩いてみようと思ったことなのだが、「歩ける距離じゃない」という結論と引き換えに失った代償は余りにも大きかった。

 というわけで、JR岩波駅にキックオフの45分前に到着したにも関わらず、前半も15分に差し掛かろうかという頃にようやく確認したスタメンはこんな感じ。

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 なぜか長身FWの足立(新一年生)がCBに入っているが、これは育成の一環なのだろうか、それとも俺が見ていない15分の間にCBに何かアクシデントでもあったのだろうか。その後足立が前半終了までCBを続けたところを見ると前者の可能性の方が高いような気もするが真相は不明だ。もうひとつ気になったのは加藤凱の様子(歩き方)がおかしこと。こちらはキックオフ後になんらかのアクシデントがあったことは明らかで、そんな加藤凱が中盤の真ん中で相手の激しいチャージを受けてボールを奪われるとそのまま持ち込まれゴールを献上してしまった。そしてこれを契機に星稜怒涛のゴールラッシュが始まる。前半4点、後半3点の計7点の中には相手のゴールキックがそのままゴール前まで抜けて来たところを拾われて決められたものや、クリアミスが相手の足元に行ってしまったものなど、アンラッキーというよりは目を覆いたくなるようなシーンもあって、7失点で済んだのはむしろラッキーだったかもしれない。
 両チームの間で特に顕著だったのはフィジカルの差。名古屋がスタメン11人中10人が中3だった影響もあるのかもしれなが、最終ラインを中心に大きな選手が多い星稜は小柄な選手でも名古屋とは身体の厚みが全然違う。そして中盤で当たり負けしてことごとくボールを失っていた名古屋は、そこからDFラインの裏へとパスを出されると抜け出して来る選手のスピードに全く付いて行けなかった。もちろん攻撃に出たところでボールを奪われる形なので準備不足のまま相手の飛び出しに対応しなければならないDFラインは気の毒だが、カバーリングを含めたマークの受け渡しやラインコントロールも決して上手く行っているようには見えなかった。
 もうひとつ気になったのは名古屋が一週間前には多用していたDFラインからのロングボールを蹴らなくなっていたこと。星稜の最終ラインに大きな選手が揃っていたからロングボールを蹴っても無駄だという判断かもしれないし、U‐15組がスタメンの大部分を占めていたので自然と慣れ親しんだサッカーに戻ったのかとも思ったが、第二試合でもロングボールはほとんどなかったのでチームとしてこの試合に向けてなんらかの指針があったのかもしれない。結果的にはこれが星稜の網にモロに引っ掛かってしまったわけだが。

 前半のうちに4失点を喫した名古屋は後半から足立をFWに戻して建て直しを図る。加藤凱とGKの石井はメンバー交代。中盤には前半FWだった川村が下がりDFには渡辺が入った。ちなみに前半途中から都竹と加藤翼(新二年)がポジションを入れ替わっている。そして後半キックオフを前にしてこの試合で最も印象に残ったシーン。ベンチからの指示を受けてピッチに戻る選手達にキャプテン?の岩田がピッチの中まで付いて行き声を掛けていた。ピッチ上で唯一の新二年生・加藤翼には特に念入りに。そして足立を中心としたアタッカー達は星稜イレブンが入って来るまでマルコも含めてピッチ内で話し合いを持つ。

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 後半立ち上がりの名古屋は悪くないリズムだった。理由は明確で前線に足立が入ったことでタテにパスが入り始めたからだ。そしてその隙を突いて加藤翼が前線へと飛び出しいきなり決定機を演出。あわやマルコの二点目というシーンを作り出した。しかしそんな期待を抱かせるスタートも名古屋の良いリズムは長くは続かない。マルコがボールの受け手として機能していないため、次第に星稜DFが足立に狙いを定めて激しく当たり始めると足立もクサビのボールをしっかりと収めることが出来なくなってしまった。これでまた前半の展開に逆戻り。
 あまり動かずに(すなわち相手にインターセプトを狙われた状態で)真ん中に立っていたり、大外に張っていたり、スペースを空けるようにサイドに流れたりするマルコのポジショニングは、周りがそれを上手く使えばそれもアリなのかもしれないが、どうにもチームの戦術とはフィットしていない感じ。そもそも真ん中で相手を背負っているマルコに対しては(そこからボールをキープして捌ける圧倒的なフィジカルや超絶テクニックでもあるなら話は別だが)中盤の選手も怖くてボールを入れられないし、大外に開いていても文字通り「蚊帳の外」になってしまう。それぐらいならDFラインの裏を狙って飛び出してくれた方が良かったかもしれない。
 先週と比べれば今週は随分と周りの選手からマルコに対する指示の声が出るようになっていたような気がする。次のステップがあるとすれば、マルコに対していかにこのチームの戦術を理解させるか、そしてマルコという選手をいかにチーム戦術にフィットさせていくかということになるだろう。

 ほとんど良いところがなかった名古屋の中でそのパフォーマンスが際立っていたのは三鬼。相手にプレッシャーを掛けられてもそれに負けずにボールを前まで運んで行く力は技術面・フィジカル面の双方において名古屋の中でも突出していた。


 そんなわけでやや重い気持ちで迎えた第二試合。事務所にあまり使いものにならないパンフレット(加藤翼の顔写真が二人とも一緒のものだったり)を買いに行っている間に予定を少し早めてキックオフされていたのでこちらも少し遅刻。

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7    29    4    3

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 試合の進め方、コンセプトはおそらく第一試合と同じ。後ろからパスをつなぎながらピッチを左右に広く使ってボールを動かし隙を見てトップにボールを当てるとそこで攻撃のスイッチが入る。ピッチ上からも「(サイドを)変えろ!」という声がよく聞こえて来るし、第一試合と違ってトップにボールが収まるのでそれを合図として二列目、三列目から次々と選手が飛び出してくる様は爽快だ。そして中盤の左サイドでボールを受けた小幡がドリブルで中に切れ込んでくると、それとクロスするように高原がDFラインの裏へ飛び出し、高原がオフサイドラインに掛かるか掛からないかという絶妙なタイミングで小幡がスルーパスを送る。これを受けた高原が左足で冷静に決めてさっそく名古屋は先制に成功した。その後DFのちょっとしたミスから一度は同点にされた名古屋だったが2トップに4人の中盤と両SBが絡む流動的な攻撃でチャンスを作り続ける。特に目立ったのは2トップに決定的なパスを送ったかと思えば自ら前線に飛び出してチャンスを作っていた小幡と近藤だろうか。前にも書いたが本田圭佑を小さくした感じで身体は小さいが圧倒的なキープ力を誇る小幡は言うに及ばず、何よりもこの二週間俺を驚かせ続けているのが近藤。金正友を彷彿とさせるエレガントなボールコントロールからサイドに大きく蹴り分けられる正確なロングキック、そして前線に飛び出し自らドリブルで仕掛けることも出来る万能MFは今やすっかり俺のお気に入りだ。そして試合は前半、相手DFに詰めてボールを奪った高原が倒されて得たPKを自らが落ち着いて決めて勝ち越しに成功。DFの背後から迫ってボールを奪うのはU-15時代にも見せていた高原の得意なプレーではあるが、この試合早くも5本目ぐらいのシュートを放ち二点を奪ってしまう高原はこのチームでもエースとしての仕事を果たしている。

 後半には第一試合でも終わりだけ出てきた水野がボランチとして登場し三浦俊がサイドハーフに配置転換。さらに後半途中からは三浦俊と小幡が左右を入れ替わるなど戦術的な意味合いを兼ねたテストが行われたが名古屋がペースを失うことはなかった。そして右サイド金編のパワフルかつスピードに乗ったドリブル突破から高原と奥村が絡んで、最後はDFラインの裏に抜けた奥村がキッチリ三点目を獲得。その後も水野のスルーパスから三浦俊が抜群の加速を誇るスピードを発揮して抜け出しGKと1対1になったシーンなど数多くのチャンスを作った名古屋は、相手のPK失敗やロスタイムのセットプレーからの失点があったものの勝利に値するチームだった。ただ出来ることならこれからもっと決定力を高めて行って欲しい。

 二試合トータルを観た感じで言えば、第一試合がU-17で第二試合がU-18だったことを考えても第二試合に新三年生を中心とした上級生が揃うのは致仕方ないのだが、怪我やその他の理由で出場できなかったメンバーを除けば第二試合のメンバーが今年の主力メンバーになって行きそうな気配だ。実際俺の中で勝手に思い描いているメンバーと第二試合のメンバーは多くの部分で合致していた。あとはトップチームのキャンプに合流していた10番の矢田を筆頭に、今日参加していなかった選手達がこのチームにどう加わっていくのかに注目したい。
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by tknr0326g8 | 2009-02-15 23:59 | Youth
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