Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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プリンスリーグ東海2009 第8節 名古屋U-18×静岡学園 @豊田市球技場
 高円宮杯に出場するためには残り二試合(出来るだけ得点差を付けて)静学・磐田の二強に連勝するしかない名古屋。かなり厳しい条件ではあるが、選手達が持っているポテンシャルを発揮すれば(得点差はともかく)連勝は決して不可能ではない。

 名古屋のスタメンはこんな↓感じ。前節レッドカードで退場を喰らった大西のほかにも何人かの主力選手が欠場している。その筆頭格が奥村と金編。負傷だとしたら今シーズンはちょっと多いのが気になるところ。

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 試合は立ち上がりからアグレッシブに前線からプレスに行った名古屋がペースを握る。追う名古屋と追われる静学の差だろうか、静学は少し受けに回ってしまっているようにも見えた。そしてコンパクトな守備から左SBの安藤あたりが中心となって素早くタテにパスを送ってポイントを作り、次々と後ろから選手が飛び出してくる名古屋の攻撃はとにかくタテに速い。正直エース奥村の欠場は痛いと思っていたが、その代役となるともに170cmに満たない小柄な2トップ(特に高原)がある時はスペースに流れながらそしてある時は相手DFを背負いながらよくボールを収めポイントを作っていた。

 しかし(セットプレーも含めて)序盤からあった幾度かのチャンスを名古屋はなかなか決め切れない。そして先週1-0で逃げ切った磐田東と比べると個々の力量で上回る静学が相手ではこうした展開は全く安心できないなぁと思っていると、そんな嫌な予感は名古屋にとってアンラッキーとも言える形で現実のものとなってしまった。一本のパスで名古屋DFラインの裏に抜けた静学の選手が右サイドから上げたミスキックのようなクロスボール(誰かの足に当たったようにも見えた)がGKの頭を越えて反対側のサイドネットにフワリと落下したのだ。事故のようなゴールなので名古屋からしてみれば気持ちを切り替えるしかないのだが、どうしても勝ち点3が欲しい試合でこの失点は痛過ぎる。

 先週の磐田東戦を観た時にも思ったのだが、名古屋は最終ラインがあまりラインとしての体を成しておらず簡単にギャップを作ってしまうところがあるので少し不安定だ。DFが相手の前でボールに触れている時はいいのだがギャップを突いて裏を狙われると結構簡単にピンチを招いてしまう。そしてそれを知ってか知らずか静学はひたすら名古屋DFの裏を狙ってボールを蹴り込んで来ていた。もちろん名古屋も待ち構えている状態ならこうした静学の攻撃に対応することは可能なのだが、例えばクサビのボールをカットされてダイレクトにDFラインの裏に放り込まれたりすると、サイドバックが上がっていることが多い名古屋はカバーリングやセカンドボールの準備が十分でなかったりして苦しい展開を強いられることになる。名古屋の失点シーンはいずれもこうしたシーンからであり、一失点目こそややアンラッキーだったが、二点目もなんでもない裏へのボールの処理に手間取いまたセカンドボールも拾えなかったところから失っており、夏のクラ選に向けてはこうした課題をクリアしていかなければならない。

 攻撃面で課題があるとすれば、全体的には悪くない攻撃の中で2トップのコンビネーション(関係性)があまり見られなかったことと、ここのところボランチでスタメンに定着してきた感のある水野と高原以外のプレーヤーとの間で呼吸がまだ合っていないことだろうか。コンダクターとして類稀な能力を持つ水野のリズムに高原以外のプレーヤーも反応してくるようになれば、このチームの攻撃はさらに良くなるに違いない。
 また前節誰にも止められないほど超越したパフォーマンスを見せた頼みの矢田は今節も引き続きサイドハーフに入ったが、左サイドでボールを収めてポイントとなるようなプレーは出来ていたが、さすがに静学相手だと前節のように自らドリブルで局面を切り開くようなプレーは許してもらえなかった。そして最後にはCBの岸を前線に上げるというパワープレーに出た名古屋だったが、その岸にボールが渡るのが一度か二度あったかなかったか(それも足元)だったりと奇策も功を奏さなかった。
 ちなみのこの試合で名古屋が迎えた超決定機は三度。一つ目は前半に左サイドを矢田→安藤のコンビで崩して安藤の上げたクロスボールにゴール正面で高原が合わせたシーンで、高原の放った左足シュートはドンピシャだったが、逆にドンピシャ過ぎてGKにぶつけてしまった印象もあった。逆に当たり損ねぐらいの方がGKのタイミングも外れて良かったかもしれないが素晴らしい崩しとシュートだった。二つ目は後半に入ってから右サイドを自慢のスピードでエグった三浦俊のクロスボールに矢田が頭で合わせたシーン。シュートはまたしてもGK正面を突いてしまったが、相手DFと競り合いながらジャンプした矢田は空中で頭ひとつ抜けた状態で止まっているようにも見え、そのままバランスを崩さずヘディングシュートを枠の中に持って行くあたり身体がプロ仕様になっているようにも思えた。並の高校生なら(例えその選手がヘディングが得意と言われている長身選手であっても)頭に当てるのが精一杯でシュートはふわりとバーの遥か上を越えて行き天を仰ぐというのがお約束である。これはGK正面に飛んだことを悔やむより枠に飛ばした矢田を褒めたい。三つ目は右サイドから三浦俊と岩田のコンビ。水野からの目の醒めるようなサイドチェンジのボールを受けてペナルティエリアの中まで持ち込んだ三浦俊がその内側を駆け上がってきた岩田に落とすと岩田はトラップすることなく右足一閃。よく抑えの利いたシュートはゴールマウスを捉えていたが、これも静学GKが横っ飛びで弾き出した。この試合を見ていて感じたが、岩田は攻撃が大好きな選手なのだろう。右サイドから果敢にオーバーラップを敢行する時の彼はいつにも増して生き生きとして見える。

 この敗戦によって名古屋は高円宮杯へのストレートインの道を断たれた。あとはクラ選でファイナリストになるか、次節首位磐田を相手になんとか4位をキープして磐田にもクラ選を頑張ってもらうかしかない。全国には名古屋が苦手とするダイレクトプレーを静学よりもっと高いレベル(スピードとパワー)で仕掛けてくるチームがいることを考えれば前者は現実的でない気もするが、とりあえず今は目の前にある4位確保にむけて全力を尽くすしかない。
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by tknr0326g8 | 2009-07-05 08:07 | Youth
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