Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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プリンスリーグ東海2009 第9節 名古屋U-18×磐田ユース @港サッカー場
 毎年秋になると関東在住の特権として楽しませてもらっている高円宮杯(U-18)。それもこれもここ数年名古屋ユースが連続出場を果たして好成績を残してくれているおかげなのだが、今年も俺のスケジュールは9/6の開幕から10/12の決勝に至るまで試合日程によって押さえられている。(毎年開催されている)前橋やひたちなかや藤枝(焼津)はともかくとして、今年は石巻やらいわき(Jビレッジスタジアム)やらとファンの忠誠心の試すようなベニューが加わっているがそれも既に織り込み済み。あとは名古屋が出場してくれるのを待つだけだ。

 プリンス東海から高円宮杯への勝ち抜けは磐田ユース・静岡学園・藤枝明誠の三チームで既に決まってしまった今、名古屋に残された可能性は、クラ選で決勝まで勝ち残るか、プリンス東海でなんとか4位に踏みとどまりクラ選で磐田が決勝まで勝ち進んでくれるのを待つかしかないのだが、いずれにせよ可能性を拡げるためにもまずはこの磐田戦に勝利し4位に踏みとどまりたいところ。

 背番号10の矢田を筆頭に大西、小幡と三人の出場停止がいる名古屋のスタメンはこんな↓感じ。

    21  11

6   12   27  3

8   19   4   2

      1

 この大事な一戦に出場停止でメンバーが揃わないのは確かに痛いが、先日U-17日本代表にも選出された金編がスタメンに戻って来たり、U-18日本代表には岩田が、そしてU-17には金編とともに岸が選出されたりと明るい材料もある。メンバーだけ見れば顔ぶれは決して悪くないし、彼等なら首位磐田が相手でも十分に戦ってくれるだろう。

 磐田はGWに藤枝で清水との試合を観た通りの磐田だった。キッチリとラインを揃えた4-4-2は等間隔に整然と選手が並び、こまめに最終ラインをコントロールしながら押し上げることで全体をコンパクトに保っている。ボールホルダーに対する集散も良いのでこのゾーンの中に入って行ってパスをつなぐことは生半可では出来ないが、最終ラインからトップにクサビのボールを当ててそこに二列目が絡んで攻撃を組み立てていくスタイルの名古屋からしてみたら、このゾーンに入っていかないことには何も始まらない。そしてそんな磐田に対して真っ向から挑んでいた名古屋だったが、これがなかなか上手くかないと次第に相手のゾーンの外(DFライン)で横にボールを動かすようなシーンが目立ち始め攻撃に手詰まりな雰囲気が漂い始めた。DFラインで一人飛ばして速くボールを動かしマークをズラそうとするなどの工夫は見られるがこれぐらいでは磐田の守備組織はビクともしない。トップへのクサビのボールが入らないのなら、せっかくボランチには水野もいることだし、一旦水野にボールを集めて後ろからつないで行けばよいとも思うのだが、それはこのチームのコンセプトとは異なるのだろう。

 こうなると名古屋としてはサイドにボールを集めてSHとSBの関係で突破を図っていくしか手がない状況だが、やはりそこでは矢田不在の影響がジワジワと効いてくる。自らボールも運べて周りも使える矢田の存在はやはり貴重だ。名古屋は右サイドでは金編と岩田のコンビが時々ポジションを前後に入れ替えながら良い突破も見せているのだが、逆に左サイドでは三浦俊と安藤のコンビが上手く機能していないように見えた。矢田も三浦俊も能力的には大きな差はないが、左サイドでの三浦俊はゴールに半分背中を向けてボールを受ける(ゴールとは逆方向にトラップする)ことが多くてなかなかそのスピードを生かせていないし、(パターンとしては安藤が外を回るというだけだが)抜群のコンビネーションを見せていた矢田と安藤のコンビを考えると安藤の良さも全く出ていない。
 正直なところ俺は途中から三浦俊と金編の左右を入れ替えてみたらどうだろうと思いながら試合を観ていたが、結局最後までそうした試みなどが行われることもなく、そのまま試合終了を迎えてしまった。試合終盤に真ん中からやや左寄りでボールを受けた金編が中に切れ込みながらポストを直撃するシュートを打ったりしていたことを考えるとその思いはますます強い。まあ後半開始直後には左サイドに流れてボールを受けた高原から内側をタテに抜け出した三浦俊にボールが渡るという形でチャンスを作っていたし、この起用が三浦俊がこれからサイドアタッカーとしてプレーして生きていく上で右と同レベルで左でもプレー出来るようにならなければならないというメッセージだとしたらそれはそれで仕方ない話ではあるが。

 前半終了間際には攻め上がった岩田がポスト直撃の糸を引くようなミドルシュートを放ったり、後半には上で書いた金編がポストに当てたシュートの他にもひとたび前線にボールが収まれば複数の選手が絡んだ鮮やかなパス交換で磐田デイフェンスを翻弄するようなプレーを見せた名古屋。しかし名古屋にとってこの試合もやはりゴールは遠かった。このプリンスリーグを通して見つかった課題のひとつは間違いなくこの得点力不足(チャンスメーク自体にも課題があると思うのであえて「決定力不足」とは言わない)。今月末から始まるクラ選では高円宮杯出場に向けて「決勝進出」という大目標はあるが、現実的な目標に目を向けるならば、横浜や広島といった全国レベルの強豪チーム相手に名古屋が得点を奪えるのかどうかが注目点になるだろう。あとは不用意なファールでカードをもらわないことも大切。全国の舞台で名古屋がどういったプレーを見せるのか楽しみに福島で観て来たい。

 あとこの試合で目立っていた選手を挙げるとすれば水野。上でも書いたように、このチームの攻撃の組み立ては水野が中心というわけでは決してないが、名古屋の攻撃が行き詰った時に水野に回って来たボールをダイレクトでDFの裏に出すプレーには磐田DFも反応出来ておらず、名古屋にとって良いアクセントになっていた。問題は先週の静学戦のレビューでも書いたように磐田DF同様(高原以外の)名古屋のプレーヤーもこのボールに反応し切れていないこと。正直なところ俺は黄金世代の中では意外とこの水野が最もカテゴリーの変化(U-15→U-18)に苦労するのではないかと思っていた。春先の試合(スーパーリーグ)でも技術の高さは見られるものの、売り物であるパスが相手DFに引っかかってしまうケースも散見され、中学生→高校生のリーチ差に慣れるまでには少し時間を要すると思ったからだ。しかし水野は既にそれをクリアしたようで、これから始まるクラ選・Jユースと高校生仕様になった水野のプレーが楽しみになってきた。
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by tknr0326g8 | 2009-07-12 12:32 | Youth
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