Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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クラセン(U-15)東海大会 準々決勝 名古屋U-15×岐阜VAMOS @三好町旭グラウンド
 同じクラセンでもシードによっていきなり東海大会のベスト4に組み込まれるU-18とは異なり、県予選から勝ち上がってこなければならないU-15は、三ヶ月にもわたる長い戦いを経てようやく東海大会の決勝トーナメント(ベスト8)を迎えた。東海からは4チームが出場できるので初戦を勝ち上がれば8/15に開幕する全国大会への出場が決定するわけだが、逆に言えば万が一このベスト8を落としてしまうと、いくらこれまで圧倒的な強さを見せて全勝で勝ち上がって来ていたとしても全国への道が閉ざされてしまう。育成では単純な勝ち負けよりも大切なものがいっぱいあるが、この一戦に限っては勝つことに大きな意味がある試合と言っても過言ではない。

 名古屋の試合会場となるのは三好旭グラウンド。徒歩だと三好ヶ丘の駅からも浄水の駅からも所要時間は20分程度で、特に山(丘)の中腹に向かって緩やかな上り坂となっている浄水からの道程はどことなく木戸からJヴィレッジまでを彷彿とさせるものがある。個人的には来週から始まるクラセン(U-18の方)に向けての良いウォーミングアップといった趣きだ。

 名古屋のスタメンはこんな↓感じ。

    10   9

13   7    8   25

5    4    6   14

      16

 本来左SHのレギュラーを務める11はU-15日本代表のトレーニングキャンプを負傷で離脱したというリリースが出ていたがやはりこの試合も欠場。代わって13が左SHに入っている。他に目新しいところでは右SHに一つ下の年代(U-14)のエースでもある25が入り、右SBには先日の名東クラブ戦に続き正確な右足のキックを持ちプレースキックなども任されていた14が入っているあたりだろうか。得点力が売りの10と9の2トップにも期待が掛かる。

 試合は立ち上がり早々に名古屋が先制する。25がドリブルでボールを持ち出すと相手の意識が25に集中した隙に右サイドのスペースに流れた9にパス。これを受けた9が右サイドをエグッてセンタリングを送り込むとゴール正面に詰めていた13が蹴り込んだ。9がセンタリングを送ろうとした時点で、ゴール前にはニアにボールを呼んでいた10とファーに(マイナスの)ボールを要求していた13の二つの選択肢があったわけだが、9はより可能性の高い13を選んだのだった。

 VAMOSからしてみれば、今大会最強チームである名古屋に対してしっかり守って(我慢して)からのカウンターで少ないチャンスをモノにするというゲームプランを立てていたと思われるが、これが開始5分としないうちにアッサリ崩れてしまった。その後も名古屋は前線のアタッカー4人(2トップと両SH)が相手DFラインの手前でボールを受けそのままターンして前を向くようなシーンが多く、VAMOSは名古屋の攻撃に対して必要以上に恐がってしまっているような印象も受けた。当たりに(ボールを取りに)行って抜かれるのを恐れてか、DFラインは名古屋のアタッカーに強く当たることが出来ておらず、このあたりには試合の入り方に対してベンチの持って行き方がマズかった(裏目に出た)部分があるのかもしれない。

 これはいよいよ名古屋の一方的なゴールラッシュが始まるのかとも思われたが、しかしそんな俺の浅はかな予想に反してその後試合はVAMOSが試合のペースを握る時間が多くなった。もちろん試合を通してボールを持ってまず何かしらのアクションを仕掛けていたのは名古屋の方だったが、ゴールを脅かすようなシーンはアクションサッカーの名古屋もリアクションサッカーのVAMOSも同等かむしろVAMOSの方が多かったぐらいかもしれない。
 立っている(座っている)だけでTシャツが汗でビッショリになってしまうような蒸し暑さの中、キックオフから飛ばしていた名古屋の選手達は前半も中盤を迎える頃には既に足が止まり始めていた。そしてそれとは対照的にVAMOSの選手達は名古屋からボールを奪って繰り出すカウンターがシュートまで辿り着けるようになると、少しづつ自信とパフォーマンスを回復して行ったのだった。
 戦術的なことを言うなら、名古屋はトップチームの悪い時がそうであるように2トップと両SHの4人が前線に吸収されて後ろの6人との距離が開き始めていた。そして前線にボールが収まらない(収まっても後ろとの距離が長いのでサポートがない状態でボールを失うことが多い)と広く開いた中盤のスペースを使われてVAMOSにボールを運ばれカウンターに持ち込まれてしまう。そうなると名古屋は慌ててボランチの二人がその(カウンターの)起点を抑えに行くのだが、焦りからか一発で相手との距離を詰め過ぎて簡単に入れ替わられ傷口を大きくしてしまっていた。このU-15を筆頭とする名古屋の三種のチームはいづれも非常にアグレッシブにプログラミングされていて、ディフェンス(相手がボールを持った状態)でも前からプレッシャーを掛けて相手が蹴って来たところを最終ラインが「前」で勝負する(ボールを奪う)のが基本。場合によってはリトリートして守り切るようなプログラムはまだインストールされていないのだろう。

 とは言え、最後まで名古屋は追加点を奪えないままもしVAMOSのカウンターがハマったら同点というシビれるシチュエーションにも関わらず、俺は比較的余裕を持って試合を観ていられた。VAMOSが得点を奪うとすれば技術的にもミスの生まれやすいトップスピードの状態をノーミスでクリアし、しかもゴール前ではピンポイントで狙わないとほとんどチャンスはない。(選手の能力が高いことが前提で)それに特化したようなトレーニングを行ってきたようなチームならともかく、普通のチームではハイスピイードの高速カウンターにそこまでのキレを持たせることは難しい。そして名古屋は最終ラインが4と6を中心に水際で良く耐えて凌いでしたし、今大会これまで余り出番もなく影の薄かったGKの16も素晴らしいタイミングでの飛び出しや頭上を抜かれそうになったシュートを指先で弾いてバーに当てるなど、その能力の高さを垣間見ることも出来た。これで全国大会も安心して観ていられる。

 試合は結局そのまま1-0で終了。最後は次々と選手交代を行っていたVAMOSも足が止まって来てカウンターに掛ける人数が少なくなり、そんな相手に対して名古屋は意地を見せるかのごとく最後の気力を振り絞って複数の選手が攻め上がってボールを相手ゴール前まで運び惜しシーンを作っていた。
 二日連続の試合に加えて明日は二試合とコンディション的にはキツイかもしれないが、とりあえず全国への切符は手にしたことだし、伸び伸びと戦って是非二年連続東海チャンピオンとして全国に乗り込んで欲しい。
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by tknr0326g8 | 2009-07-18 23:58 | Youth
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