Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
トレーニングマッチ(U-16) 柏×名古屋 @日立柏総合グラウンド
 二年前のクラセンでの出来事。名古屋は同グループに入った柏と試合の合間にBチーム同士のハーフコートゲームを行っていた。トラックの付いたアップ用のグラウンドで1/3ほどのスペースを使いゴールもゴールマウスの代わりにコーンを並べただけの簡易版だったが、遠巻きにもひと際目に付く長身プレーヤー(指宿洋史)がやたらと足元も起用だったことと、柏の選手達の技術の高さ(パス回しの上手さ)を前に名古屋の選手達が押されっ放しで、GKの岩田が大活躍だった光景は今でも俺の脳裏に残っている。そしてそんな縁もあってというわけではないだろうが、土曜日に開幕するクラセン(U-18)を前に福島(Jヴィレッジ)への道すがらここ日立台に立ち寄った名古屋U-18(Bチーム)と柏による再戦(トレーニングマッチ)が二年間の時を経て実現したのだった。

 関東第6代表として名古屋と同じく本大会出場を決めている柏が大会を目前に控えどういったメンバーでこの試合に臨んでいたのかは不明だが、名古屋は完全にU-16に限定されたBチームだった。ただBチームとは言っても、帯同している13人のメンバーのうち実に11人は昨年のU-15の方のクラセンを制した黄金世代であり、今年の国体出場を目指す愛知県の主力選手達でもある。そしてずっと一緒にやってきた選手達だけにチームとしての完成度はひよっとしたらAチームより高いかもしれない。

 個人的には、柏に負けないぐらい個々のプレーヤーの技術が高い名古屋の黄金世代が柏を相手にどういったプレーを見せるのかということを楽しみにしていたのだが、この試合について言えば目立っていたのは、名古屋の選手達による攻守に非常にアグレッシブで組織として非常に良くオーガナイズされたプレースタイルだった。よくよく考えればこの選手達を観るのは2月のスーパーリーグ以来なので、彼等が伸び盛りの高校生であることを考えると「男子三日会わざれば…」状態なのも当然なのだが、彼等は(Aチームに帯同していると思われる水野や奥山を欠きながらも)しっかりとチーム戦術を理解し規律に従ってプレーする高校生仕様のチームになっていた。

 相手ボールになると前線からサボらずプレッシャーを掛けに行きそれに呼応してひとつの糸で結ばれたように後ろの選手達も動き出す名古屋のディフェンスはひと言でいえば「漏れ」がない。普通だとそれでも全員が連動し切れていなかったりしてどこかにスペースを空けてしまうものだが、よほどしっかりと規律を植え込まれている(そういったトレーニングをしている)のかそれとも選手達の戦術理解力が高いのか、ボールの動きに応じて前や横のプレーヤーが動いた(空けた)スペースをその後や横のプレーヤーがしっかりと埋めることが出来ている名古屋は相手が苦し紛れにパスを出した先でしっかりとボールを刈り取ることが出来ていた。そして相手が関東のチームだからなのかそれとも同じJ下部だからなのかは分からないが、闘争心に溢れる名古屋の選手達は球際の競り合いにも激しくそして強かった。
 そして奪ったボールは相手DFラインと中盤のラインの間のスペースに絶妙なポジションを取っている高原と足立の2トップに預けて相手DFラインを食い付かせたところで周りの選手達が飛び出して裏を狙うという戦い方が主流だ。もちろん生粋のストライカーでありドリブル突破に優れた高原などはボールを受けた後で前を向く余裕があればそのまま自分で仕掛けてゴールを目指す積極性もある。これはDFラインの裏という狙いは同じでも、一旦トップの大柄なプレーヤーに当ててその落としを拾った二列目の選手から(ワンツーのような形)のパスで裏を狙わせる柏とは少し趣の違ったスタイルだ。
 また名古屋ではマイボールの時には両SBが攻撃の起点になっていて、DFラインの間を斜めに外に向かって走り抜ける2トップに向けて正確な左足のキックでピタリと合わせるパスを出していた渡辺や、後半右SBに入り(前半は左SH)柏が前からプレッシャーを掛けに来てもこれを巧みなステップで落ち着いて交わして前にボールを運んでいた加藤凱などもプレーも光っていた。

 そんな感じでほぼ完璧にゲームを支配出来ていた名古屋は、後半に加藤翼の突破からこぼれたボールを後ろから走り込んだボランチの都竹が拾って蹴り込んだり、CKのボールがファーに抜けて来たところを渡辺がフリーで頭で流し込んだりと得点を重ねものの、さすがに後半になると全体的に足が止まって来て中盤でのフィルターが効かなくなりDFラインの裏にパスを通されてシュートまで持ち込まれるというような決定的なピンチを何度か招いたりもしていた。また失点場面も少しオフサイド臭かったが、副審を務めた柏の選手の判定があまりにも酷かった――慣れていないのかほとんどプレーが見えておらず、ギリギリでラインを割ったボールには全く旗を上げなかったり、微妙なシーンは「とりあえず柏」という判断を下していた――ことで少し集中力が切れていた部分があったのもしれない。

 三鬼の姿が見られなかったのが少し心配な名古屋だが、クラセンの前哨戦としては悪くない試合だった(と言っても出るのは彼等ではないが)。あとはこの試合で良いシュートをゴールキーパーに阻まれるなどなかなかゴールネットを揺らすことが出来なかった高原が本番では多くのゴールを決めてくれることを期待したい。
b0036243_054547.jpg

[PR]
by tknr0326g8 | 2009-07-24 00:55 | Youth
<< クラセン(U-18) 名古屋U... クラセン(U-15)東海大会 ... >>