Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
JFAプレミアカップ2010 名古屋U-14×長岡ジュニアユースFC @Jヴィレッジ
 第一試合から三時間半のインターバルを挟んで行われた第二試合の相手は北信越第1代表の長岡ジュニアユースFC。第一試合では愛媛FCに5-2と大勝しており油断できない相手であるとともに、この試合が決勝トーナメント進出に向けたグループAの首位攻防戦であることを考えると名古屋としては負けられない。

 長岡の印象はサイズと規律だ。ひと際目を引く長身の11番とサイズは11番ほどではないがいかにも運動能力が高そうな17番の2トップを筆頭に、大柄な名古屋の選手達に引けを取らないサイズの選手達がピッチ上には点在している。そしてボールホルダーへの寄せが速く忠実なディフェンスとソリッドな守備ブロックからこの2トップにボールを集める形で発動するカウンターは、名古屋にとっても脅威であり続けた。

 一方名古屋にとってみれば、第一試合と同じスタメンで臨んだこの試合は、7-0という圧倒的なスコアを記録した前者よりも、チームとしても内容が良かったし、個々のプレーヤーという意味でもそれぞれの特徴が発揮されていた好ゲームだった。1-0というスコアを考えれば、長岡が一発の怖さを秘めていただけに決して落ち着いて見ていられるような状況ではなかったが、キックオフから終了のホイッスルまで終始ゲームをコントロールしていたのは名古屋であり、最後まで集中を切らさなかったDF陣が長岡の2トップを完封したことで、終わってみれば長岡からしてみれば「何も出来なかった」試合になったのではないだろうか。

           桜井

川村         森       青山

       杉原    笹沼

長谷川    大橋    赤塚   吉住

           佐藤

 立ち上がりから名古屋は長岡のカッチリとしたディフェンスをいなしながらボールを動かし、DFラインの裏へとボール(と人)を送り込むタイミングを伺っていたが、長岡の組織的なディフェンスを前にしてもそのパスが袋小路に追い込まれなかったのは、個々のプレーヤーのキープ力やテクニック(ターンやフェイントでマークを外す動き)もさることながら、パスを出した後も足を止めなかったり、ボールホルダーに対してサポートに入る動きが徹底されていたからだろう。そしてもし長岡のディフェンスにボールを奪われたとしても、名古屋の選手達はそれを上回る集中力で攻守の切り替えを行い中盤での素早い寄せからボールを奪い返すようなシーンが立ち上がりから頻発していた。

 前半から長岡のディフェンスをかいくぐり何度かのチャンスを作っていた名古屋にとってはあとは決めるだけという状況だったが、こうした時間値が続くと長岡にも「一発」があるだけに全く予断は許さない。そんなチームとしての危機を救うキッカケを作ったのがこの試合で出色のパフォーマンスを見せていたWボランチだったのは偶然ではないだろう。笹沼が中盤の底からボールを持ち出し前線へと送り込むと、そのこぼれ球を笹沼とコンビを組む杉原が左足一閃。強烈なシュートはバーを直撃し、その跳ね返りを左サイドから走り込んだ川村がプッシュした先制ゴールはやはりWボランチが起点となっていた。

 この試合では笹沼とともにWボランチを組んだ左足のテクニシャン・杉原の散らしも効いていたし、CBでは赤塚と同様に大橋も安定感のあるディフェンスを見せていた。アタッカーでは絶対的な存在である桜井に加え右サイドを圧倒的なスピードでぶっちぎる青山もすっかり攻撃の核と呼べる存在だ。こう考えると、もともと一昨年の全少準Vの主力でもあった桜井、笹沼、赤塚というセンターラインを中心としていたこのチームは、この一年間で全員が主役と呼べるチームへと変貌を遂げたようだ。彼等がこの大会を通して(チームとしても個人としても)更なる進化を遂げ、夏にマンチェスターの舞台に立てることを願いたい。
b0036243_23294056.jpg

[PR]
by tknr0326g8 | 2010-05-02 23:32 | Youth
<< J1 2010 第10節 浦和... JFAプレミアカップ2010 ... >>