Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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ボルケーノ(U-13) 名古屋U13×磐田ジュニアユース @トヨスポ
 U15東海リーグの後は、第1グラウンドに移動してトップ(セカンドチーム)のトレーニングマッチを観戦するか、第2グラウンドに居座ってボルケーノ(U-13)を観戦するかで思案した揚句、ボルケーノ(U-13)を選択。ただでさえ全国レベルでは公式戦がないU13で、ローカル大会とは言え公式戦が見られる機会などそうそうない。来年からはプレミアカップも世界大会に合わせてU15の大会になってしまうようだし、これを逃すわけにはいかない。

 この世代の名古屋は言わずと知れた、クラブ史上初の全少優勝を達成した世代であり、その時のチームがこのU13でもベースになっている。その意味ではジュニアチームを持たない磐田や清水といった静岡のJ下部とチーム立ち上げ時点でチーム力に差があるのは当たり前で、むしろこれから他のチームがチームとして力をつけてくる中でどれだけそのアドバンテージを保てるかの方が重要だ。

 名古屋のスタメンは下のような感じ。何人かの選手で顔と名前と背番号が一致しないので一応背番号表記で統一。昨年のU-12の時からこのチームは小柄な選手が多かった印象があるが、外部から何人かの選手を入れた今でも全体的には小柄な部類に入るだろう。まだ中学一年生なのでこれから身長が伸びる子も多いだろうが、選抜チームで大きな子を選んでいるような感じの磐田と比べると、まるでひと学年違うかのような印象すら受ける。

    10   9

14   15    7    6

3    17   19   2

       1

 試合は立ち上がりから名古屋がボールを支配しているものの、なかなか磐田の最終ラインを越えることが出来ず、逆に(名古屋にとって)右サイドからのアーリークロスに対してナナメに走り込んで来た磐田の選手にDFラインを抜け出されて、名古屋は早々にリードを許す展開になってしまった。上でも書いたようにチーム力としては明らかに名古屋が上なので、試合だけを考えればこれで面白くなったわけだが、名古屋からしてみれば一瞬集中が切れたような形での失点は反省材料だろう。

 一方名古屋の攻撃は左サイドからの形が中心だ。ともに外部からやって来た(14)と(17)は、それぞれ昨年のチームにはいなかった特徴(二人ともサイズがあり、(17)はフィードが上手いDF、(14)はパワフルなドリブルが持ち味のアタッカー)を持っていて面白い存在ではあるが、そんな(14)の動きをオトリにして大型左SBの(3)が豪快なオーバーラップを掛けるのがこのチームのひとつのパターン。チームとしても(3)の攻撃力を生かすために(そこから遡って)戦術の整理を行っているのだと思うが、(14)のポジショニングや(3)のオーバーラップするタイミングに対しては、ベンチから終始厳しい「指導」が飛んでいた。

 このチームの顔と言っていい(9)と(10)の2トップについても、(9)が相変わらず抜群の加速を誇る飛び出しで観客のどよめきを誘えば、GWのプレミアカップで一つ学年が上のチームでもほとんどレギュラーとして活躍した(10)が相手守備のスキ間スキ間に入り込んでボールを受けては、鮮やかなターンで自分の周りに空間を作り出して観客をうならせていた。

 個人的には、このチームでセントラルMFのポジションを任され、ひと際小柄ながらファイティングスピリット溢れるプレースタイルで速い潰しとそこから前線へのパス出しによってチームにテンポを与えていた(15)のプレーが印象に残った。ある意味でとても名古屋っぽいCMF。同じポジションにキャプテンを欠く中での出場だったが、ひと言で言えばこのポジションの重要性ややるべき仕事を理解しているような選手だった。

 1点のリードを与えたまま後半を迎えた名古屋は、メンバーチェンジとともにフォーメーションにも微妙に手を加える。

    10   14

9    7    6    18

3    17   19   2

       1

 前半に何度もベンチから「裏に抜ける動き」を要求されていたサイドアタッカーの(14)が最前線に移動。これで(14)はいやが上にも清水DFの裏への走り込みを意識せざるを得ない。そして左SHにポジションを下げたエースストライカーの(9)と対をなすように右SHに入った(18)のスピード溢れる突破によって後半の名古屋は攻撃にリズムを取り戻していた。

 同点ゴールもそんな(18)の右サイドを割るプレーからで、(6)がサイドに振ったボールを(18)がマイナスに折り返すと、中央でこれを受けた(10)がチョコンとインサイドでGKの頭越しに狙ったシュートだった。これはGKに身長の絶対量が足りないこの年代ならではのゴールとも言えるが、ゴールへのイメージやアイデアは褒めたいところ。ひとつ前の試合(U-15東海リーグ)で同じ背番号10を背負ってプレーしていたお兄さんと同じポジションでプレーしそっくりなプレースタイルの(10)だが、置かれている立場や環境(周りのチームメートなど)によって少しづつプレーの特徴が分かれてきたのかなという印象も受けた。

 その後試合は名古屋はベンチからの指示もあって、前線を(9)と(14)の2トップ、その下に左から(7)(10)(18)が並び、(6)がワンボランチに入る攻撃的なシステムへと移行し、得点を奪うことそしてこの試合に勝利することへの執着を見せる。しかし名古屋はせっかく2トップにしたのに二人の動きが微妙に被ってしまったりして連動性がなかったりなど、システム変更を上手く消化し切れず攻撃に迫力を持たせられない。そしてカウンターからワンツーで中央を突破され逆に痛恨の決勝ゴールを許してしまった。

 ジュニアとは違うが、何もかも自分で考えてプレー出来るほど戦術的に成熟してもいないU13という微妙なカテゴリーゆえか、このチームはスタッフが一定のフレームを与えた上で、そのフレームを機能させるためにそれぞれにプレーヤーがしっかりと考えてプレーすることを求めているような印象。そしてこの試合では、公式戦でありながらスタッフもこのチームにとってどんなプレームが合っているのか試しながら試合を進めていたような感じだった。そしてこの年代では選手達にも決して引き出しが多いわけではないので、求めるようなプレーが出来ていなければ結構ダイレクトな指示が飛んでくる。選手達はまだまだ学んでいくことが多いだろうが、それを着実に吸収していつか再び全国の舞台で輝いて欲しい。
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 この年代だと試合時間も短いので、試合終了後はさっそく第1グランウンドへ移動。トップ(セカンドチーム)のトレーニングマッチを後半途中から観戦。今までU13(の中でも小柄な部類に入る選手達)を見ていたせいもあってか、FC岐阜の選手達を中心にやたらと選手達が大きく見える。そして名古屋の最前線には、そんな岐阜の選手達に全く引けを取らないサイズの、大型センターフォワード(背番号37)がいる。普通に巻がフルタイムで出ているものだと思っていたので、一体どこの大学から来た練習生なのか?と思って見ていると、これがユースの足立で、それ以外にも左ウイングには川村、CMFには水野、そして右SBに加藤翼とユース組が配されていた。

 試合は俺が観ている時間にスコアが動くことはなかったが、正直このメンバーだったらこちらから出向いてでもトレーニングマッチをしてもらいたい岐阜に対して、名古屋のセカンドチームがカウンター主体ながら久場が何度か決定機を迎えるなど善戦しているようだった。ここのところWEBで結果だけ観ていると、(フェルフォーセン時代のように)簡単に大学生やアマチュアに負けているので少し心配していたのだが、前日の天皇杯での花井のゴールが良い刺激にもなっているのかもしれない。シーズンもラストスパートのタイミングではあるが、この中から一人でも二人でもトップチームに絡む選手が出て来て欲しいところだ。
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by tknr0326g8 | 2010-10-12 05:08 | Youth
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