Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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第4回 GO FOR 2014 CUP 名古屋U18×矢板中央 @埼玉スタジアム第4グラウンド
 名古屋U18が浦和そしてFC東京という名だたる歴代のチャンピオンチームを戴くこのGO FOR 2014 CUPで優勝を飾り(そして小幡がMVP獲得)新チームとしての華々しいスタートを切ったのはちょうど一年前の出来事だ。この大会は第一回王者の浦和がその年の高円宮杯優勝、第二回王者のFC東京がその年のJユースカップ優勝と、優勝チームにとって非常に縁起の良い大会だったが、この一年でU-16日本代表の三鬼が退団し、同じくU-16日本代表の高原が怪我による長期離脱、昨年のU17日本代表候補だった岸がいつの間にかベンチを温めるようになった名古屋U18は、結局今年タイトルを獲得することが出来なかった。しかし二年半前にクラ選(U-15)で優勝を果たした世代が最終学年を迎える来シーズンは名古屋U18にとっても大きなチャンスの年であり、新チームでのぞむこの大会をぜひ踏み台として次へとつなげて行って欲しいところ。

 昨日の第一日に神戸ユースと引き分け、浦和東に2-1と辛勝した名古屋は、この二日目に矢板中央そして岐阜工業と対戦する。

 名古屋のスタメンはこんな↓感じ。

     足立   川村

佐藤   都竹   水野   加藤凱

渡辺   川本   奥山   樋江井

       伊藤

 個人的に9月の高円宮杯以来となるこのチームの率直な第一印象は、声が良く出ていて活気があるなということ。それはいくらこれが公式タイトルでないとは言え、ちょっとリラックスし過ぎではないかと思えるほど。そこには気心の知れた仲間同士でプレーする喜びや楽しさのようなものが溢れていた。

 メンバー的な注目点は水野と都竹のWボランチ。新チームにとって間違いなく最大のポイントとなるのは、絶対的なエースだった10番・小幡が抜けた左SHとキャプテンであり文字通りチームの「心臓」だった近藤が抜けたボランチをどうやって埋めるのかであり、そこでは今シーズン本来とは違うポジション(左SB)でプレーしていた都竹の存在を抜きに語ることは出来ない。そしてサイドにはこの試合でも起用されていた佐藤(高円宮杯でハーフタイム中のアップを観ていた時に無回転系の弾丸シュートをビシビシとゴールネットへと突き刺していた)やU-15時代に鮮烈な印象を残している岩田がいることを考えると、都竹にとってのファーストチョイスはボランチということになるし、U-15時代に二列目(トップ下)に二枚並ぶインサイドハーフの一人だった都竹が1ボランチの水野に対して気の効いたサポートを見せていたことを思い出すと、現時点では都竹のボランチ起用は最適な選択であるとも言えるかもしれない。

 試合は立ち上がりから名古屋がコントロール。コンパクトに保ってはいるもののどこでボールを奪うのかがハッキリしない矢板中央に対して、名古屋は中央でタメを作って相手を喰い付かせておいて一つ外を使ったり、DFラインの裏を狙うような展開で矢板中央のブロックを振り回す。フィニッシュの精度が足りなかった前半は、得点こそカウンター(速攻)から左サイド佐藤の折り返しに中央で足立が詰めた1点のみだったが、右サイドをエグった加藤凱からの折り返しを中央で川村が放ったシュートや、中央でつないだパスから加藤凱の放ったシュート、足立が相手GKにプレッシャーを掛けて奪ったボールを前線に飛び出して来た都竹が放ったシュートなどはいずれも打った選手が思わず頭を抱えるぐらいの超決定機と呼べるもので、これらのシュートが枠に飛んでいれば、試合はもっと名古屋のワンサイドになっていただろう。

 GKのみを石井に代えて挑んだ後半は、左サイドでパスをつないで佐藤が川村に入れたボールを、川村がドリブルで中央に流れながら大外を駆け上がって来た樋江井にパス。これを受けた樋江井がそのまま持ち込んで豪快にネットを揺らすと、足立と川村の連動したGKへのプレスからこぼれたボールをやや距離のあるところから都竹が無人のゴールへと蹴り込んで3点目、さらには再びバイタルでボールを受けた川村からのスルーパスに抜け出した加藤凱が決めて4点目とちょっとしたゴールラッシュが沸き起こった。

 そうした展開の中で目立っていたのは、川村と水野だろうか。川村は前線で、水野は中盤で、良いアクセントとなってパス回しに変化を与えていた。得点シーンの記載でも出てきた川村は、記念すべきトップチームの優勝決定号となった12月の「GRAN」のユースコーナーの中で小川監督がシュートセンスを含めたその得点感覚と技術を絶賛していたが、いわゆる「間」でボールをもらうのが上手く、その辺りからは個人戦術のレベルの高さも垣間見られる。中盤で名古屋の攻撃にリズム作りまた変化を与えていた水野は、俺なんかが普通に流れに沿って観ていると「こっちに出すんだろうな」と思う方向とは逆方向やその先にパスを出すようなシーンが何度かあり、またそのパスをことごとく成功させていたのだから恐れ入る。ユースに上がってからのこの二年間、プレーが少し淡白だったり小さくまとまりかけているような時期もあったように感じたが、ようやくその高いポテンシャルに見合ったパフォーマンスを発揮しつつあるのかもしれない。こうしたパフォーマンスを厳しいプレッシャーの中そしてワンランク上の相手にも発揮出来るようにしつつ、あとは阿吽の呼吸でゴールを紡ぎ出す「相棒」高原の復帰を待ちたいところだ。
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by tknr0326g8 | 2010-12-26 02:32 | Youth
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