Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
高校サッカー選手権 準決勝 その1
 第一試合はさておき、俺にとってメインイベントは第二試合の星稜vs市船。
b0036243_21593343.jpg

 星稜の先発は不動のメンバー。システムもこれまで通り本田をトップ下の真ん中に据えた4-2-3-1だ。市船は…知らない。試合開始早々に本田が囲まれた状態から強引にドリブルで持ち出して遠目から思い切りのいいシュートを放った。シュートは枠を逸れたが、このプレーが星稜に流れを呼び込んだと言って良いかもしれない。本田に引っ張られるように「国立競技場」「準決勝」「相手は市船」という状況にも決して物怖じせずいつも通りのプレーを見せる星稜イレブン。そしてその流れの中でスローイングのこぼれ球から先制ゴールを奪った。守ってからのカウンターを得意とするらしい市船に先制点を取られるとイヤだなと思っていただけに、この先制点は大きい。
 これまでの試合を50~60%ぐらいの力でプレーしていたと思われる本田も、今日の試合は70~80%ぐらいの力でプレー出来ていたんじゃないだろうか。相変らず足は引きずっていたけど、ドリブルで突破を図るようなシーンがこれまでの試合より多いし守備に動くエリアも少し広くなったような気がした。そしてそれに伴ってか、これまで俺が懸念していたDFラインとボランチの関係も改善されているように見えた。アンカーの6番がDFラインと挟むような形で守備をするようなこれまで見られなかったシーンもあったし。
 しかし攻撃面はこれまでの試合で見られた課題が未だ解決されていないようだった。前線で左右に広がる3人のアタッカーはそれぞれに距離が遠すぎるためコンビで崩すことが出来ない。彼等に入るボールもタテパスやサイドチェンジなどのロングボールが多いから、彼等がそのボールをよっぽど上手くコントロールし足元に収まった時か、ロングボールの前に一旦本田が絡んで本田からその3人にパスが出た時でないとチャンスを作れない。
 前半はその後市船の右サイドの15番の選手がボックスの手前あたりで内に切り返して、そのまま左足でゴール左隅にスーパーなシュートを放って1対1で終了した。星稜は飛ばしすぎたのか攻め手がなくなったのか、前半はなんとか同点で凌げればいいなというぐらいな感じだった。
b0036243_22374185.jpg 後半頭から星稜はゴールを決めた右サイドの8番に代えて早くもスーパーサブとも言える25番を投入してきた。25番の選手は1年生で、他の星稜の選手達と比べれば体も大きくないが、他の選手にはない独特のリズムを持っている。前にも書いたけど星稜の中でリズムを変えられるのは本田と彼だけだ。しかし見ると何故かこの選手が前に並ぶ3人のアタッカーの「中央」に立っている。ゴールまでの最短距離を彼のドリブルで狙おうというのか?彼を使うならサイドだと思うんだが。彼なら周りのフォーローがなくても単独で状況を打開し、サイドで起点を作ることが出来る。案の定彼をポスト役にした攻撃はなかなか機能しなかった。疲れ気味の9番もサイドでポイントになり切れない。またしてもコンセプト先行の機能不全か?そんな中、左サイドに張り出した11番が突如覚醒する。真ん中の25番がオトリになったのか、左サイドでいい形でボールを受け勝負を仕掛ける。ボールの貰い方とそれから勝負を仕掛けるタイミングは名古屋で言えばマルケスみたいな感じ。ここにきてやっと4-2-3-1の「3」のアウトサイドらしい感じが出てきた。選手の特徴にシステムがやっとマッチして機能を発揮し出した感じ。
b0036243_23233544.jpg しかし守備を固める市船相手になかなかゴールにはつながらず、試合が進むにつれ星稜アタッカー陣にも徐々に消極的な姿勢が見え始め横パスやバックパスが目立ち始める。そしてそれを見逃さず市船がカウンター一発。伝統だかなんだか知らないけど、なんだこのサッカー。まあやられる方もやられる方ではあるけど。星稜は疲れの見える9番に代えて13番を投入。長身の13番を真ん中にして、やっと25番を右サイドへ。すでに星稜で最も危険な存在となっていた左サイドの11番と合わせ、25番も右サイドから得意のドリブルで仕掛ける。本田も再び前線に顔を出し始め総攻撃。13番も真ん中でいいポストになっている。審判PK見逃すんじゃねーよ、寝てんのか?それに前半から星稜の選手がちょっと足上げれば全部ファール取ってるのに、市船の選手が足の裏見せて飛んできたのはノーファール?
 そしてロスタイムの劇的な同点ゴール。
 PK戦-FWの二人(11番と13番)が外したのは今大会を象徴してたかな。
b0036243_23244387.jpg

 劇的な展開だったっていうこともあるけど、星稜にとっては今大会のベストゲームだったんじゃないかと思う。守備のバランスも攻撃の形が見えたことも。今日含めて星稜の試合を四試合観てきたけど、相手のサッカーにケチつけたくなったり、「審判氏ね」と思ったのは今日が初めてだ。(笑) それぐらい今日の星稜には熱くなったよ。
[PR]
by tknr0326g8 | 2005-01-08 23:42 | Other Games
<< 高校サッカー選手権 準決勝 その2 本田と「本田システム」への仮説 >>