Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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第19回 F・マリノスカップ(U-10) 二日目 @マリノスタウン
 気が付けば年末恒例・F・マリノスカップへの参戦も今年で四年連続。当時の写真を見るとまだマリノスタウンの隣にFIJI XEROXの社屋が建っていない三年前は、現在は夏開催に移行したU-12の試合が行われていて、笹沼、桜井、赤塚といった今年高円宮杯U-15を戦っているメンバーが名を連ねていた。そしてその年の全少で準優勝を成し遂げたチームはこの大会でも準優勝を果たし、笹沼がMIPに選ばれる健闘を見せた。二年前は今年の全少で準優勝したチーム(当時U-10)が出場していたが、住田を中心としたチームの安定した強さは当時から目立っていて、決勝トーナメント一回戦で柏に敗れはしたものの今年の全少での躍進を予感させるには十分なインパクトを残していた。そして昨年は、小柄ながらテクニックに優れる選手が揃っていて、残念ながら1位2位決定トーナメントには進めなかったが、この大会をステップとしてチビリンピックの東海大会を制し全国大会という舞台に立った。

 昨年そして一昨年のチームと同様に、名古屋は今年のチームも同じ8人制のサーラ・カップで優勝してこの大会へと乗り込んできている。その時の様子を紹介した中スポ「ユースニュース」によれば、田邉光平や西山蓮平といったアタッカーを中心に攻撃的なプレーをするチームとのこと。そう言えば田邉は昨年の大会でも一学年上の選手に交じって出場していて、ひと際小柄ながらサイドの位置からキレのあるドリブル突破を見せていたのを今でも覚えている。そんな彼がこの一年でどう成長して、今度はチームを引っ張る立場としてどんなプレーを見せるのかも楽しみだ。

 昨日行われた試合でグループ最大のライバルと思われる柏を2-1と撃破し、FCカルパには13-0、足柄FCに4-1 と三連勝を飾って順調なスタートを切った名古屋は、今日の試合では柏と並ぶグループDのライバル・横浜Fマリノス追浜、そして群馬の雄・ファナティコスと対戦する。

 というわけで二日目・第一試合となる追浜戦がキックオフ。
 名古屋は3人のDFの前に3人の中盤、そして1トップというのがベースとなる布陣だ。

      新玉

岡崎   田邉   西山

中川   牛澤   阿部

      石田

 チームの中心は文字通り真ん中に位置する10番の田邉。昨年見た時にはサイドのポジションからのドリブル突破が主な武器だった田邉は、同学年と戦う今年のチームでは周りの選手も上手く使いながら名古屋の攻撃をリードしていた。

 試合が始まるとこのチームのチームとしての特徴が明らかになる。それは攻守にとてもアグレッシブでその切り替えが速いこと。前線の選手でもボールを奪われたらすぐに奪い返しにいく様は、つい10日ぐらい前までこのグラウンドでトレーニングをしていたバルセロナも顔負けな勢いで、一見小柄な選手達も粘り強い球際の対応を見せるだけでなく、足を出したり体を入れたりといった事が非常に上手い。ひょっとしたら彼等はひとつのボールを奪い合いそしてゴールを目指すというサッカーの本質を誰よりも楽しんでプレーしているのかもしれない。

 そんな名古屋の勢いにさしもの追浜も気圧されたのか、序盤は名古屋が試合を優勢に進めていた。そして田邉が中央やや左寄りの位置からドリブルで突破を試み、相手のブロックからボールがこぼれたところを狙っていた西山が左足を思い切りよく振り抜き名古屋が先制点を挙げる。そしてその後も田邉のタメからスルーパスに抜け出した岡崎のシュートがポストを直撃したり、惜しいシュートが相手GKの好セーブに阻まれたりしていたものの名古屋は多くのチャンスを作していた。
 名古屋はテンポよくパスをつないでゲームを組み立てるというよりは、ボールを持ったらまずドリブルで目の前の相手をはがしにかかる。そして相手を引きつけておいて裏(スペース)へパスを出すようなプレーが目立った。ピッチが狭く相手のプレスが激しい中でもスペースを見付けてそこを使っていく意識はかなり高いようだ。

 そして驚いたのはハーフタイム。大会の運営スタッフと何やら話しをしている佐賀監督を尻目に、ベンチの横では選手たちが円を描くように固まり、選手達だけで後半に向けたミーティングを始めている。高校生や中学生ならまだしもこれで小学校4年生とは恐るべき自主性。そう言えば佐賀監督は今年の全少で準優勝に輝いたU-12についても、「ユースニュース」の中で度々その<自主性>を褒めていたが、彼等とて小学校6年生。それをU-10からやっているとは・・・。

 そして試合は、時間の経過とともに追浜が少しづつ名古屋のプレーに慣れ始めると、前半の終了間際から一進一退の様相が続いていたが、名古屋がなんとか1点のリードを守り切って貴重な勝ち点3を獲得することに成功した。

 約二時間のインターバルを挟んで行われた第二試合はファナティコスとの対戦。グループ2位以上を確定したこともあってか、名古屋はこの試合では少しメンバーを入れ替えてきた。

       新玉

鈴木    西山   服部

多和田  牛澤   石田

       阿部

 二列目の両サイドにはひと際小柄な二人のアタッカー。もしかすると・・・と思ったら、やはり昨年の田邉同様に二人とも3年生だった。しかしこの二人、3年生ながらひとつ上の4年生のチームでプレーするだけあってやはり技術のレベルは相当高い。左利きのドリブラー・鈴木がキレのあるフェイントや切り返しで相手DFを手玉に取るように振り回せば、右サイドで走力にも優れる服部はドリブルで相手DFの前に入ってコース取りするのが上手くカウンターの起点になったりと、見ていて楽しいプレーをする。これでまた来年の楽しみが増えた。

 試合はメンバーを大幅に入れ替えたことによるぎこちなさが要因なのか、ロングフィード一発で裏を取られてアッサリと先制を許したものの、相手陣内で新玉から左サイドの鈴木に密集の間を抜けるようなパスが通り、これを鈴木が倒れ込みながら左足で流し込んで同点、さらにはピッチ中央で相手のタテパスをインターセプトした石田がそのままミドルを放って逆転、そして左コーナーキックからゴール正面で多和田がボレーを合わせて名古屋がファナティコスを一気に突き放す。
 その後自陣でのDFとGKの連係ミスからバックパスがそのままゴールに吸い込まれてファナティコスに2点目を与えてしまったものの、西山に代えて田邉が登場すると、右サイドでスルーパスに抜け出した服部の折り返しを田邉がさらに左後方へと戻し、これを多和田が左足で豪快にミドルでネットを揺らして4点目、さらには中央で上手くスルーパスを呼び込んで裏へと抜け出した田邉が飛び出してきたGKと駆け引きしながらスライディングシュートで流し込んで5点目と、3点をリードして後半へと折り返した。

 後半になると名古屋はDFラインの中心である牛澤を下げて田邉に右DFを任せる。

       新玉

鈴木    岡崎   服部

多和田  石田   田邉

       阿部

 後半に名古屋が奪ったゴールは、混戦からボールを奪い返した石田がそのままミドルを突き刺して奪った一点のみだったが、選手達は残りの時間も考えながらそのままゲームをクローズに掛かって、そういった声が出始めたところで左サイドを崩されてその折り返しから(一度は止めたものの)失点してしまったところなどは、気持ちのが試合に影響したと言えるのかもしれない。
 最後にちょっとだけ後味の悪さを残してしまったものの、この試合も名古屋は6-3というスコアで大勝。グループリーグ全勝で決勝(1位2位)トーナメントへの進出を決めた。
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by tknr0326g8 | 2011-12-26 23:59 | Youth
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