Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
第7節 対柏 2-0(得点:中村、クライトン) @柏サッカー場
 半年振りの柏。あちこちのブログやHPで名古屋の柏サッカー場に対する相性の悪さが指摘されていたが、俺としては柏戦に限って言えば、あまりイヤな印象は持っていない。優勝した年の天皇杯準決勝を筆頭に国立でのゲームはいずれも勝っているし柏でも引き分けだ。天気も良いし、チームも連勝中とあって、俺の足取りは自然と軽くなった。さて、競技場に着いたら新設された大型ビジョンでも皮肉ってやるかと思っていたら・・・アウェー側スタンドからじゃよく見えねーじゃん!
b0036243_2281935.jpg


 試合開始前、選手達がウォーミングアップに出てきた。クライトンが、見るからにバネのありそうな小柄な黒人選手と組んでパスを交換している。これがエドアルドか。前節ベンチ入りしたセバスティアンは試合出場が叶わなかったけど、今節このエドアルドに出番は巡ってくるのか。相当余裕のある展開か、どうしても点が欲しい展開じゃないと難しいかな。と、ひと通り選手達を見回す。ウェズレイが不在で、クライトンがエドアルドと組んでいたからか、マルケスが組んでいたのが本田だ。きっと本田はこういう所でもマルケスから何かを感じ取り学んでいるに違いないと勝手に妄想。せっかくチームにワールドクラスの選手がいるんだから、自分のステップアップのために積極的にこれを利用しない手はない。仲良しの吉村と組んでる場合じゃないよ、直志君。本来であればマルケスと一番コミュニケーションを深めなきゃいけないのは君なんだから。後はと・・・あれ、角田がいない。前節アシスト決めた井川にポジション奪われたか?でも角田も前節の完封には貢献してたしな、怪我かな。代役はウォームアップ中も随所にコンディションの良さを感じさせた井川だろうか。
b0036243_2391788.jpg

 しかしスタメンが発表されて驚いた。秋田と古賀と増川の名前が呼ばれ、井川の名前はなし。3バックか?試合開始を待って確かめるとやはり3バックのようだ。こんな↓感じ。
b0036243_242960.jpg

 柏はオーソドックな4-4-2だし、これに対しては名古屋も当然のように4-4-2(4-5-1)で迎え撃つと思ってたから、これは正直意外だった。今の(柏と名古屋の)両チームの調子を考えると、ガチンコでぶつかれば(簡単ではないけど)十分勝算があると思ってたし。そしてよぎる若干の不安。
 試合はさっそくその不安が的中する。柏は全員がCBもこなせる4人のDFを並べた4バックとその前の4人のMFで堅い守備ブロックを作り、対する名古屋はボールを回しながらこれを崩して行こうとするが、なかなか突破することが出来ない。そして柏は奪ったボールをシンプルにFWに出してくる。玉田だ。玉田ひとりに振り回される名古屋DF。華奢な身体つきながら、トヨタも注目した抜群の加速性能でひたすらゴールへと突き進む玉田の突破は、名古屋サポにとってはひどく暴力的なものに映ったに違いない。堅く守ってFWのスピードを活かす、完全なリアクションではあるが、柏の実に有効なゲームプランに名古屋はどっぷりハマってしまっていた。
 それでも3人の大男がひとりの小柄なFWにやられたんじゃ格好がつかないとばかりに、名古屋の3バックは果敢なチャレンジを続け、そして柏の決定力不足にも助けられ、名古屋はなんとか柏の攻撃を凌いでいく。俺は、ネルシーニョや他の人達が言う「現代のザゲイロにはスピードが必要」という意見には賛成するが、それが全てとばかりにスピードだけでDFをバッサリ切り捨ててしまう風潮には迎合できない。(だから秋田を入れた4バックも俺的にはありだ) しかし今日はいくらなんでも分が悪すぎる。玉田の侵入が速過ぎて3バックが全く機能していない。ひとたび玉田が前を向けば、付いてるDFと真ん中で余ってるはずの秋田が一緒にゴボウ抜きされてしまいそうな勢いだ。これでは3バックにしている意味がない。
 これは後半にでも4バックに戻して(秋田out)中盤を強化した方がいいんじゃないかと思って見ていたら、アクシデントが発生してしまった。玉田によく対応して付いていった増川が足(太腿の裏)を痛めて退場。前半にして井川と交代を余儀なくされてしまった。肉離れくさい増川の状態も気になるが、これでこの試合も少し苦しくなったかな。やや偏った人選とも言えるベンチに残るフィールドプレーヤーは、杉本、エドアルド、平林だけで、もう守備的な選手は残されていない。
 そんな中、名古屋は一発のカウンターから先制点を奪う。マルケスに通ったボールを基点に中村がゴール前に迫る。一旦は跳ね返されたものの、押し上げてきた吉村がサイドを駆け上がりクロスを送ると、ゴール前には中村の姿が!身体ごと押し込むように決めて先制。これは俺が中村に求め続けてきたプレー。(向こう側のゴールだったけど)十分気持ちも伝わってきたし、素晴らしいゴールだった。
 先制ゴールを奪うと名古屋の守備も突然落ち着きを取り戻し、柏に負けない堅固な守備ブロックを作り始めた。そして1-0のまま前半終了。ああそうそう、前半の守備で目立った点として、山口Kが内側に絞り気味にポジションを取ることが多く大野をよく潰していた。これで吉村は相当楽になったはずだ。これは書いておかないと。

 後半が開始されると、名古屋が戦い方を変えてきた。一言で言えばカウンター狙いなんだけど、中盤でのパス回しをやめ、奪ったボールをまずFW(マルケス)に預け、そこに向けて2列目以降が押し上げてくる。ハーフタイムにネルシーニョにハッパをかけられたのか、マルケスへの信頼感の賜物なのか、それともピクシーの時代以来脈々と受け継がれている「名古屋スタイル」への慣れが成せる業なのか、こっち(名古屋ゴール裏)へ向ってくる2列目以降の選手の全力ダッシュによる押し上げには津波のように迫力がある。
 しかし残念ながら、このカウンターを得点に結び付けるには名古屋の選手達は連携とシュートの積極性に欠けていた。山口Kとかも結構いい走りしてスペースに入って来てたんだけどな。一度マルケスがGKとの1対1を外したけど、実際南を脅かしたのはあれぐらいだろう。
 そしてフィニッシュまで持ち込めない名古屋のカウンターを、今度は柏がカウンターで返す。名古屋の2列目はバランスを崩して上がっているから、当然それはあっという間に名古屋のゴール前まで到達する。特に中谷なんて一旦上がってくると戻る体力がない。途中から「お前はもう上がって来なくていいから後ろ守っててくれ(上がって来ても消極的なプレーでチャンス潰すだけだし)」と思いながら見てたけど、それでも上がってくる。(笑) ハーフタイムに相当ネルシーニョに絞られたかな?(そんな中谷の上がりが最後追加点につながったから今日のところはよしとするけど)リードしてカウンター狙いに切り替えたあの状況であれば、マルケス+中村+本田に+アルファ(一人)で攻め切るぐらいのコンビネーションの熟成が前の3人には望まれる。そうすればより安定感のある戦いが出来るはずだ。
 中盤でプレスの効かない両チームのカウンターの応酬は、あたかも寄せては返す波のよう。正直なところ次の点が柏に入ったとしてもなんら不思議ではなかった。しかしここでも前半の決定力不足に続き柏に助けられる。それが柏の左サイドの出来の悪さ。交代出場の平山は、今シーズン何試合かTVでも見たが、すっかりかつての輝きを失ってしまっている。左SBに入る本来CBの近藤も、攻撃では全く持ち味を発揮できず、柏サポを落胆させた。
 そして追加点が奪えない間名古屋のDF陣はGKの楢崎も含め本当によく耐えた。ファールもあったが、身体を張ったギリギリのところでのディフェンスは賞賛に値する。
 ロスタイム、そんなDF陣の頑張りに攻撃陣が応える。カウンターから電光石火の追加点。マルケスがGKと1対1になった時点でどうするかと思ったけど、「ここにくれ!」と大袈裟なゼスチャー付きで中央に走りこんで来たクライトンに流して、そのクライトンが右足でゴール。
 これで勝負は決まった。

 試合を通してチームのパフォーマンスに満足がいっているわけではない。そのサッカーはまだまだ発展の余地を大きく残している。しかし、さっきも書いたディフェンスの頑張りで、3試合連続の完封を達成、確実に勝ち点3を奪ったことには素直に拍手を贈りたい。

 そして中村。ゴールは素晴らしかったし、後半は守備でも右サイドをケアしたりスペースを埋めたりしてよく頑張っていた。あとはあの2点目のシーンで走り込んで来たのが、クライトンじゃなく中村だったら満点あげても良かったんだけどな。(笑)
b0036243_357198.jpg

 あと、監督さん、1-0ならともかく、2-0になった後だったら、「時間稼ぎ」の交代っていうのも手としてありますよ。
[PR]
by tknr0326g8 | 2005-04-24 04:26 | Game Review
<< 東京V戦を簡単にプレビュー 正直スマンかった >>