Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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プリンスリーグ東海 第4節 対中京大中京 3-1 (得点:青山、酒井、唐沢) @港サッカー場
 センターバックを探しに(笑)、プリンスリーグへ行ってきました。

 今回の試合は第4節だが、名古屋ユースは初戦こそ四中工相手に0-2と落とし不安な入り方をしたものの、その後は静岡学園、藤枝東相手にいずれも3-0と連勝し首位に立っているようだ。これは見ておかないと。
 名古屋のユースチームの試合は、関東遠征で駒澤大の2軍とやった試合を見て以来(二回目)だけど、名前がさっぱり分からなかった前回と比べ、今回はメンバー表をもらったのでとりあえず名前はバッチリ。(笑)
 で、先発はこんな↓感じ。

         酒井
     新川
福島            上村
     唐沢  青山

市川  森本  三宅  根津★

       佐々木

(★キャプテン)

 競技場に着きゲートをくぐるとまず気になったのは(メインスタンドから見て)左から右へ(たまにメインからバックへ)と吹いている強風。駒澤大との練習試合ほどではないにしろ、それはプレーに影響を与えるレベルだ。そしてもうひとつはピッチ状態。センターサークル付近と両ゴール前辺りの芝生がはげ上がり、茶色に変色してしまっている。前に中スポのコラムで神戸さんが指摘していたあれだ。試合序盤ボールコントロールに苦労する選手達を見ていると、ピッチレベルではスタンドからの見た目以上にデコボコで荒れているのかもしれない。
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 試合は序盤こそピッチ条件を考えてか慎重な入り方をしていたり、上で書いたように(特に中盤の)選手達がボールコントロールに苦労する場面が見られて、青山なんかはコンディションでも悪いんじゃないかと思ったくらいだったが、風上に立つ名古屋が「アクションフットボール」(プログラムのチームプロフィールに書いてあった)でゲームを支配していく。風上と言っても長いボールを蹴るのではなく、DFラインからでもビルドアップが徹底されている。特にチームとして見ると「サイド」を使う意識が高いようで、ボールを回す中でもサイドチェンジが数多く見られた。そんなサイドでは上村、福島の両SHがワイドにポジションを取り単独で勝負を挑むだけではなく、そこにボールが入ると根津、市川の両SBが積極的に絡んで崩しを試みる。(根津のほうがやや攻撃的か)
 そしてそんなチームにあって、中央で攻撃に絶妙なアクセントを加えるのが新川であり、時間とともに存在感を発揮してきた青山。駒澤大(2軍)との練習試合の時にも書いたが、新川はボールタッチが絶妙で当たりに来る(マークに来る)相手をスッと交わしていくのがとても上手い。ボールを持てば視野の広いパスも出せるし、単独でドリブル勝負することも出来る。ミスもいくつかあったけど、大学生相手にもそこそこプレー出来てたんだから、高校生相手に出来ないわけはないか。青山は長いレンジのパスも出せるし、狭いスペースでも意外と器用にプレー出来るプレーヤーで、中盤でボールを落ち着かせることが出来る。守備でも当たりの強さと身体を張ったプレーでチームに貢献していた。
 FWの酒井は久保ほどポストを意識している感じはしなかったが、スピードもありそうだし相手DFラインの裏を狙ってよりストライカーらしい動きをしていた。
 サイドからも中央からも崩せる名古屋ユース。これは素直になかなかいいチームだと思った。

 名古屋は前半完全にゲームを支配していたものの、ミスなどもあり得点を奪えないでいたが、青山のミドルシュートが風(追い風)の影響もあってかGKのファンブルを誘い先制点を奪うと、今度は右サイドでつないで、新川が受けたボールを一気に左サイド前方にフリーでいた福島にサイドチェンジ。福島が1対1で相手DFを振り切って上げたセンタリングに真ん中でキッチリ酒井が合わせるというキレイな形で追加点を奪う。
 一方の中京大中京は、去年のU-17アジアユースを(TVで)観た時に、迫力のあるドリブル突破で「いい選手(FW)だな」と思った記憶がある伊藤翔がいるチーム。風下の前半は名古屋に押されまくって、DFはハッキリとしたクリア、攻撃はひたすら伊藤翔をはじめとした前線の選手達の個の力を中心とした突破に頼る形。前半は名古屋も森本を中心としたDFがなんとか凌いでいたが、中京大中京が風上に回る後半は意外とこういう攻撃が実を結んだりしそうなので、名古屋にとっては前半以上に集中しないと危険かもしれない。
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 後半、名古屋は風下ということもあってか、前半と同じくサイドチェンジからサイドを使った攻撃に加え、どんどん押し上げてくる相手DFラインの裏を狙って新川や酒井が飛び出していくようなプレーも目立つようになる。そして守備でも前からのディフェンスを徹底して中京に風上の利を生かさせない。中京自体もタテへのボールをそのままライン割らせたりして無駄にしていたシーンが何度かあった。
 そして後半はメインスタンドの前(すなわち名古屋の左サイド)には俺的にもうひとつの注目ポイントがあった。前半途中から負傷した青山に代わり、左SHに入っていた(福島がボランチへ)中田健太郎だ。アンダーカテゴリーでは常に代表に名を連ねているこの選手を間近で見れるのはかなり楽しみ。ちなみにポジション的にはこんな↓感じ。

          酒井
      新川
中田健            上村
      唐沢  福島

市川   森本  三宅   根津★

        佐々木

(★キャプテン)

 そんな中田健を見ていて思ったのは、いわゆる止めて・蹴るというのが出来てる選手だということ。右利きだけど左サイドに入っていて、サイドチェンジで来た右からのボールを右足のアウトサイドでピタッと止めるところなんて往年のピクシーを想起させたし、トラップを浮かすことは全くない。この試合では決定的な仕事も出来ず、まだまだ守備は勉強中な感じだが、あとは身体がが出来てきて高校生の間合いをつかんでくれば、もっとその持っている良さ(能力)を出すことが出来るだろう。

 新川や酒井が何度か中京DFラインの裏に抜け出し、追加点こそ奪えないものの、いい形で試合を進めていた名古屋だったが、次の点は意外にも中京大中京だった。
 三宅がボックスの左側で(中京)11番の選手に振り切られ、そのまま左足でゴールを決められてしまった。スーパーゴールと言っても良いゴールだったが、気になったのは三宅だ。駒澤大(2軍)との練習試合では、フィジカルの強い大学生とのガチンコ対決でも健闘していた印象があったが、この試合ではスピードがある相手に向ってこられると多少脆さをのぞかせた。風が強く特にハイボールの予測が難しかった部分はあるのだろうが、タテへのフィードボールをはずませてしまってそのまま裏取られたり、相手FWのクサビを潰そうと出て行ってそのまま上手く入れ替わられたりと、かつての古賀を見ているような「迷い」が感じられた。三宅が凄ければ「トップのCBに怪我人続出なら三宅を使えばどうだ?」と冗談で書こうと思って見ていたが(笑)、今日のプレーではでは冗談でもちょっと厳しい。まあこれも経験として、三宅が将来のトップチーム支えるプレーヤーになってくれればいい。その点この試合は森本の方がかなり安定していた。
 2-1から点を奪われたら普通は焦るところだが、この日の名古屋は落ち着いていた。それどころか、ボランチの唐沢が突如より攻撃に絡み始める。そして何度目かにそれが実り、タテパスに対しDFラインの裏に走りこむと、ペナルティエリアの外辺りで飛び出してきたGKと交錯しながら右足でシュート。ボールは無人のゴールへと吸い込まれた。こういう苦しい場面でボランチの選手が攻撃に参加してきて得点を奪えるチームは強い。
 そしてそのまま試合終了。
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 「アクションフットボール」とともにプログラムのチームプロフィールに書いてあったもうひとつのキーワードが「強靭なメンタリティ」。そしてピッチ上で荒れたグラウンドやや強風という悪条件を克服し勝利をもぎ取った名古屋ユース。この辺にもそれが出ているのかな。
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by tknr0326g8 | 2005-05-08 20:18 | Youth
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