Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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選手紹介#5 「名古屋のプリンス」 平林輝良寛(26)
 名古屋と言えば、「金満」「無節操な大型補強」「若手潰し」みたいなイメージが他チームサポには定着しているかもしれないが、意外にも何年か前からユース年代の育成に力を注いでいる。つっても、「お金をかけてる」っていう部分が一番大きいかもというのが現実だし、ヴェルディやガンバ、広島、市原にはかなり遅れを取ってしまっているが、徐々にその成果が現われ始めているのも事実だ。

 そして、そんな「お金を掛けた」ユースが最初に花開いたのが、俺の知る限りでは恐らくこの平林の代だろう。俺自身もこの年代には並々ならぬ期待と思い入れがあった。その理由は・・・
1.この平林を擁した名古屋のJrユースがU-15(つまり中学年代の)高円宮杯で全国制覇を成し遂げたこと。2.この世代のU-17代表チームが「黄金世代」と言われる小野・高原・稲本の代以来のU-17ワールドユース出場を果たしたこと。(名古屋からはこの平林だけしか出場出来なかったが、その予選となるアジアユースには富岡(現筑波大学)も選ばれていたし、代表候補には神丸や日下なんかもエントリーしていた時期があった。) 3.この年代の名古屋の下部組織の選手達にとってサッカーを始めた頃からの幼少体験としてベンゲル時代の名古屋「黄金期」が刷り込まれているであろうということ。おまけとしてトップチームが二度目の天皇杯制覇を成し遂げた時の準決勝、国立競技場の名古屋側スタンドで俺はU-15の高円宮杯を戦っている最中のこのチームに遭遇している。そして近くに座ってただけでユースの選手なのになぜか緊張した。(笑) そんな経験が俺の中でこのチームをさらに特別なものにしたのかもしれない。
 まあ冗談はさておき、当時ユースのサッカーに全く触れたことがなかった俺はこのチームのサッカー(のレベルの高さ)に驚愕してしまったのだった。

 そのチームで10番を背負っていたのが平林だ。当時の印象は「クラスで一番運動神経のいい子」。いわゆるサッカー選手としてのスケールの大きさは神丸の方があったかもしれないし、サッカー選手としてのセンスは一学年下の深谷の方が上だったかもしれない。それでもこのチームにおいて「10番」は平林しかいなかったし、平林だけが各年代の代表に名を連ねながらU-17では世界大会も経験した。そんな名古屋出身で、(Jr)ユースからの生え抜き、しかも10番を背負うエリートを人はいつしか「名古屋のプリンス」(トッティのパクリ)と呼んだ。

 そんな平林もいつしか高校を卒業しトップチームへの昇格を果たす。しかしそれから先は常に怪我との戦い。体脂肪率が高いだの骨の密度が薄いだのいろいろ言われたが、「怪我のデパート」状態だった。今年もキャンプではネルシーニョに注目され好スタートを切ったものの、またしても怪我で途中リタイヤ。高円宮杯優勝メンバーでは富岡や神丸、深谷等がことごとく昇格を見送られてきただけに、平林とともに俺が幻想を抱いた名古屋版「第一次黄金世代」はこのまま終わってしまうのか...そんな不安が渦巻き始めていた。
 そして迎えた2ndステージ、ピクシーが公式戦ラストマッチを飾り、センターサークルにキスをして後にした味の素スタジアムでの東京V戦。サブに平林輝良寛の名が!!試合には敗れたが、得点を取りに行くシーンで平林が投入された。まさか平林のJデビュー戦まで生目撃できるとは。これも何かの巡り合わせか。パフォーマンス自体はアピール出来るような材料がなかったけど、また次の出場機会はすぐ巡ってくるはずだ。ただ試合は2-1に追いついた時点で、逆転出来そうな雰囲気がっただけに残念だったな。もしそうなってたら最高のデビュー戦になってただろうし、決勝点は平林が...なんてこともあったかもしれない。でもJのピッチで平林とヴェルディの平野がボール競ってる時代が来ようとは...。時代を感じるよ。
 これからは怪我にケアしつつトップチームの「10番」目指して成長していって欲しい。
 あとはこれという武器を身に付けることかな。器用貧乏には終わって欲しくない。
 
 平林だけにとどまらず、ユースは後輩からもいい選手が次々と出てきているし、若い選手の将来はどうなるか全く読めないけど、今後の名古屋に楽しみな要素が多いことは確かだ。
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by tknr0326g8 | 2004-09-27 02:19 | Player's Profile
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