Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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「永遠の超高校級」古賀正紘、柏へ完全移籍
 クラブの正式発表を待ってからと思ってましたが、個人的にも一大事なので今朝の中スポほかに掲載されていた古賀移籍に関して。

 前回のエントリーで「古賀の移籍はもってのほか」と書いたばかりなのに、アッサリと古賀の移籍が(ほぼ)決まってしまったようだ。入団から10年、やっと安心して観ていられるようになってきた矢先の出来事で、これまで「超高校級」と期待を掛けて見守ってきたチームやサポーターへこれからたっぷり恩返しをして貰おうと思っていただけにこの決断は残念でならない。

 移籍先は年末にオファーの噂のあった柏。思えば10年前に現役の「超高校級」だった古賀を巡って最後まで争奪戦を展開した(オファーはJ全チームだったと言われている)のが、名古屋と横浜FM、そしてこの柏だった。高校3年時に各チームの練習に参加した古賀は、横浜では井原、柏では後にローマなどでプレーすることになるアントニオ・カルロス(・ザーゴ)等とともにトレーニングを行いプロの世界を垣間見たのだった。そしてその中から古賀は名古屋を選んだ。ベンゲル率いる名古屋のヨーロッパスタイルが良かった(当時の横浜はアルゼンチンスタイル、柏はブラジルスタイル)とも、古賀が元々名古屋のファンだったとも、伊藤翔と同じくベンゲルからのラブコール(手紙)が決め手だったとも、東福岡の監督が名古屋のスタッフである平木隆三初代名古屋監督と懇意だったからとも言われたが、真相は分からない。そしてこの時クラブが異例の10年契約を提示し古賀が「甘えたくない」と固辞したという話があったが、在籍10年というタイミングでのこの移籍はなにかの偶然だろうか。この際10年契約が切れたと思うのもひとつの(自分を納得させる)手だが、もしかして本当に(移籍条項などを盛り込んだ)10年契約が存在したのか!?
 まあそんな邪推は置いておいて、アジアひいては世界を見据え今やJの中で頭ひとつふたつ飛び抜けた存在となりつつある浦和ならともかく、J2から上がってきたばかりのチームが(選手を売るのが宿命とも言える千葉等ではなく)財政的にも安定している中堅クラブのバリバリの主力(レギュラー)にオファーを出すこと自体厚顔無恥な気もする(だったらウチだって闘莉王やら岩政やらにオファー出しますよという話だ)が、柏はどこかから「名古屋の古賀が移籍したがっている」というようなインサイダー情報を仕入れていたのだろう。

 それにしても古賀移籍の真意は一体どこにあるのだろうか。チームで出番がなかったわけではない。まだまだ引退などを視野に入れる年齢でもない。記事などを読む限りでは新たに(名古屋にいては手に入れられない?)「世界」だとか「代表」だとかいう上を目指した目標を持ったわけでもなさそうだ。そこにあるのは「やりがい」などという曖昧な言葉のみ。

 最初に俺の脳裏に思い浮かぶのはかつての同様な事例。04年のシーズンオフにチームを去って行った海本幸治郎の一件だ。ネルシーニョ政権下で不動の右アウトサイドとして活躍し「日本代表へ」という声まで聞こえ始めていた海本は04年のシーズンオフに突如新潟へと移籍して行った。毎年シーズンオフになると契約更改でモメていたことや、兄の慶治が同じシーズンオフに新潟へ移籍していたことから、それらと関連付けてその移籍が語られることが多いが、俺は海本の心の中にチームでの自身の存在感に関する微妙な変化があったような気がしている。
 その年のナビスコカップ準決勝(対浦和)で元チームメートの酒井に削られ負傷した海本は残りのシーズンを棒に振る羽目になった。しかしその代役を務めた角田がその穴を全く感じさせないような活躍を見せたことで、海本はそれまで感じていたチームにおける絶対的なまでの存在感、自分の居場所といったものを自身の中で失いつつあったのではないだろうか。それは「焦り」とも言い換えられるかもしれない。
 それと同じことが今期の古賀にも起こっていた。今シーズン第28節の甲府戦で負傷した古賀はその後シーズン終了までピッチに戻ることはなかった。しかし古賀不在の間バックアップの増川がすんなり古賀のポジションに入り、チームはその後無敗(5勝1分)でリーグ戦を乗り切った。スタンドでそれを見守るしかなかった古賀に焦りやどこかチーム内での居場所をなくしたような感覚があってもおかしくはない。

 次に思い当たるとすればチームへの不信感。年末には横浜FMの元日本代表DF・中澤獲得に動いているなどという情報もマスコミを賑わした。これを真に受けたとすれば古賀がチームに不信感を抱いた可能性もある。

 それとも(チームのためにプレーするのは選手の務めだが)10年間DFとしてプレーしてきた自分に対するFW起用という仕打ちやそれに対するクラブの評価に満足行かなかったのだろうか。

 それ以外であるとすれば、同期入団で仲の良い(先行部隊の)中谷に誘われたとか。まあ中谷に誘われたぐらいで移籍を決断したりはしないだろうが、こと移籍先のチームを選ぶ上ではU-17時代からの旧知の友の存在が大きな影響を与えた可能性は高い。

 決まってしまったものは仕方がない。名古屋では異例の10年在籍というある意味シンボル的な存在が欠けるのは避けたかったが、それだけのために特別な措置(年俸の大幅アップなど)を取るほどの必要性までは感じないのも事実。それ以外の面で最大限誠意と必要性を示してそれでもダメならもの別れも致し方ない。構想が固まりつつある今さら各クラブの主力級DFを獲得できるとは到底思えないので、とりあえずクラブには柏に満額の移籍金を要求することと速やかに深津に再オファーすることを要求したい。

 古賀はくれぐれも柏でポジション争いに勝てずに来シーズン福岡へ移籍なんてことにならないように(名古屋戦以外で)頑張ってください。
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by tknr0326g8 | 2007-01-09 11:26 | Topics & Issues
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