Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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プリンスリーグ東海2007 第4節 vs磐田ユース
 キックオフの時間と競技場の立地からユースとトップチームのハシゴは断念したわけですが、せめて日程が被った時ぐらい第一試合と第二試合を入れ替えるとか、トップチームの前座でユースに試合させるとか、会場を瑞穂の球技場の方にしてもらうとか出来ないんですかね?俺のように年に何回も名古屋で試合が見られえるわけではない人間や、そうでなくてもユースもトップチームも観たいという人はいると思うんだが・・・。
 というわけで苦渋の選択で、去年の高円宮杯・決勝以来となるユースを選択しました。トップチームは今月あと二回(横浜戦&FC東京戦)観るチャンスがある上、スカパーでの放送や東海テレビでの録画放送(深夜)もある。一方のユースはこれを逃すとおそらく夏のクラブユース選手権まで観られないし、吉田麻也を筆頭にセンターラインを固めていた去年の3年生がいなくなった新チームが一体どういうチームになっているのかにとても興味があったので。

 というわけで名古屋の先発メンバーはこんな感じ↓

          鈴木崇(9)

     磯村(11)      岸(7)

中田(5) 西山(6) 安藤(20) 太田(13)

   西部(4)  津田(10)  三宅(3)

          鈴木規(1)

 約半数の選手は一・二度しか見たことがないという(俺にとって)とても新鮮なメンバーは、パンフレットの背番号表記ともどうやら違っているようで識別するのにしばらく時間を要したが、大まかな記憶とサポーターのコール!をもとに何とか全体像を把握。これでチームがいきなり放り込みサッカーを始めてポジションがグチャグチャになっていたらヤバかったが、どうやら去年までと同じコンセプトで戦っているらしいチームは、立ち上がりからあまりポジショニングバランスを崩さずに後ろからじっくりパスをつなぎながら試合を進めてくれたおかげで、それぞれの選手のポジションを見極めることが出来た。

 パスをつなぎながら攻撃を組み立てるチームにあってひと際目立つ存在だったのが新キャプテンの西山。最終ラインと両サイドにボールがある時にタイミングよく顔を出してボールを引き出す動きが目立ち、文字通りチームの「舵取り役」を担っている感じだった。このメンバーの中では三宅とともに昨年の高円宮杯・準優勝、サハラカップ・ベスト4にレギュラーとして貢献している経験が彼の中でも活きているということだろう。

 チームの特徴としてもうひとつ特筆すべきなのがサイドアタックだ。前線に代表クラスのタレントを並べていた昨年のチームのような華やかさはこのチームの攻撃にはないが、絶対的な存在である中田や突破力のある太田をアウトサイドに配したこのチームは、サイドからの崩しに対するチーム全体での共通意識レベルも高く、ことサイドアタックの完成度では昨年のチームのそれを現時点で上回っている。
 正直なところ俺は試合を見るまでは中田の左アウトサイド起用にかなり懐疑的だったのだが、試合を観ていく中でなんとなくトルシエ・ジャパン時代の小野伸二を彷彿とさせるようなこの起用もアリだなと思えるようになってきた。実際に結果だけを追い求めるのであれば、中田をより相手ゴールに近い位置に置いて中田を中心とした攻撃を考えるのが手っ取り早いのだろうが、チームとしての方向性や来るべく花井との共存、そして中田自身の将来なんかを考えるとこのコンバートは将来的により大きな意味を持ってくるかもしれない。
 中田個人に関しては、試合経過とともに少し集中を切らしたのかトーンダウンしてしまったのは残念だったが、年々逞しくなっている印象が強く、特有の広い視野から逆サイドに一発でピタリと落とすサイドチェンジといい、ボックス内で見せた切れ味鋭いドリブル突破からのシュートといい、元来持ち合わせている技術とセンス、それにフィジカルが良いレベルでバランスが取れてきているように見えた。願わくば今年は怪我なくフルシーズンを戦い抜いてもらい、一日も早くトップチームで金正友や山口Kのやっているポジションをやらせてみたい。

 試合はといえば、キックオフから良い感じで進めていた名古屋だったが、ボックスの外やや左のポジションで磐田23番に直接FKを決められ先制されると、事故のようなゴールだからなんとか気を取り直して・・・と思っている最中、ボックス内で相手と競り合っていた中田がよく分からないファールを取られてPK献上。これで選手たちは動揺したのか集中が切れたような状態になってしまった。そして名古屋DFラインの裏に抜け出した相手に対して飛び出したGKの鈴木がキャッチミスしたところをそのまま持ち込まれて追加点、さらには今度はボックスの外やや右側の位置から再び磐田の23番に直接FKを決められ前半だけで4-0と試合を決められてしまった。

 この得点経過は運や試合の流れに左右されている部分も大きいので、必ずしもそれがチームの実力やゲームの中での優劣を反映したものではなかったが、個々の局面を切り取っていけば名古屋にも劣勢を強いられるような要因が見受けられたのも事実だった。3バックが磐田FWの斜めに走り抜ける動きに全く付いて行けておらずアッサリと裏を取られていたり、相手にボールを持たれると両アウトサイドが下がってすぐに5バックのようになってしまい前線との距離が開くことでセカンドボールを拾えなかったりといったことは守備面での課題と言えるし、またゲームを支配していくということを考えると、磐田のハイプレッシャーに対してボランチの安藤が掴まってミスをするシーンが多く、その持ち味である攻撃面でのセンスを発揮できなかったことが大きかったと言えるだろう。

 後半に入ると名古屋は1トップの鈴木崇に代え中野を投入、さらにポジションの変更で太田を前に出し磯村をアウトサイドへ、最終ラインも津田を外に出し三宅を中へという修正を施してきた。この変更に伴う攻撃面での変化は顕著で、どちらかと言えばトップの鈴木崇やその下の磯村が足元でクサビのボールを受けるシーンが多かった前半に対し、後半は中野を磐田DFの裏のスペースに走らせてシンプルにそこを使うシーンが目立つようになってきた。しかし比較的単調なこの攻撃は磐田DFを揺さぶるには至らず、守備面でも編成を変えてはみたものの相変わらず磐田FWの斜めのランニングに対応出来ていないDFラインがアッサリと破られ後半開始早々に5失点目を喫するという名古屋にとっては厳しい展開となってしまった。

 5点差とされた後も名古屋のベンチは攻撃的な駒を次々と投入してなんとか点を奪いに行く方針を打ち出す。かといって攻め急ぐわけではなく、相変わらず前からプレッシャーを掛けに来る磐田をかいくぐりながらパスを回しサイドから攻めるというスタイルを徹底。そんな中目立っていたのは最終ラインからスピード溢れるオーバーラップで積極的に持ち上がって攻撃に参加していた10番の津田と安定したボールキープに加え時にサイドをエグってチャンスを作っていた磯村。そしてだんだんとゲームに馴染んで来た中野も磐田DFの裏に抜けてボールをもらいドリブルで仕掛けるようなプレーが増え始めた。そうした流れからCKでファーサイドにポジションを取っていた津田がヘディングで押し込んで1点を返しその後もサイドからビッグチャンスを作ったりしたものの、結局それ以上の得点を奪うには至らないままタイムアップ。

 予想外の大差による敗戦となってしまったが、得点差ほど力の差はない(というかむしろ名古屋の方が勝っている部分もいっぱいあった)試合というのが正直な感想。ただ名古屋にとってはいくつかの課題が見つかった試合でもあり、今後これを修正しながらリーグ戦を戦って全国(高円宮杯)への道を切り開いて欲しいと思う。
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by tknr0326g8 | 2007-05-06 02:11 | Youth
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