Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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第27節 vs柏 2-0 @スカパー
 ピッチとスタンドが隣接したコンパクトなスタジアムといい、雨模様の天候といい、GWの日立台を思い起こさせるようなシチュエーションで行われた試合は、寄せの速い集中したディフェンスとボールを奪ってからの速攻という日立台で柏にやられたサッカーをお返しするような形(スコアもそのまま裏返しの2-0)で名古屋が柏に対するリベンジを果たしました。

 個々のメンバーを見れば、日本でただ一人W杯の勝利を経験しているGK、現役の韓国代表中心選手、つい一年前にW杯でブラジルを相手に鮮やかなゴールを奪ったストライカー、五輪代表の主軸としてアジア予選突破の鍵を握るレフティーと、決してタレントがいないわけではないものの、チーム力という意味では残念ながらJ1でも底辺に近いレベルにある名古屋にとって、「格上」のチームに対抗するための手段は、相手チームとガチンコのマッチアップを組み、個々のプレーヤーの頑張りと意地に期待するほかないというのが現実だ。事実それを実行した川崎戦(AWAY)は(互角とは言わないまでも)限りなく勝ち点3に近付き、逆に自分達の形(なるものがあるのかどうか知らないが)に選手をハメ込んで試合に臨んだG大阪戦では大敗を喫している。そしてこの柏戦では前者を用いて相手に立ち向かいキッチリと結果を残した。

 名古屋のメンバーは、CFタイプではない玉田をワントップにその下に攻撃的な中盤のプレーヤーを四枚並べる変則的な4-1-4-1みたいなフォーメーション。

          玉田

本田  金正友    中村   小川

          吉村

渡邉   阿部     大森  山口K

          楢﨑

 このシステムが柏に対して殊のほか機能する。邪魔な杉本がいなくなったことでスペースを得た玉田は1トップながら前線を水を得た魚のように動き回る。そうした形になればキープ力もあってボールを受けられる玉田の存在感はさらに際立つことになる。そんな玉田に呼応しその下の四人が交代で前線へと顔を出す攻撃はこれまでにはない攻撃に対する積極性を感じさせるものだった。

 名古屋のこれまでのサッカーはとてもお金を取って観客に見せる類のものではなかったと俺は思っている。サッカーの好みは人それぞれだし、好きなチームが見られればよかったり、お目当てのプレーヤーの動きだけを追っていれば十分という人もいるだろうが、少なくとも俺はそうではなかったし、名古屋のやっているサッカーに対する不満は俺の中で積み重なってきていた。そしてそれは戦術だとかシステムだとかいう以前の問題で、選手たちに攻撃する気がないというところに起因するものだった。選手たちはゴールを目指さず観客に何を見せるというのだろう。
 有名な「3点取られても4点取るサッカー」というものがあるとするならば、名古屋のサッカーは「相手よりも一点多く取るサッカー」というべきものだった。「相手に点を与えなければ負けない」というズデンコ時代のようなディフェンシブな発想でこそないものの、試合は0-0であればどこかで一点が取れればいいやというような余裕の空気がピッチ上にはいつも漂っていた。挙句はあのDFラインでの意味のないパス回しだ。無理やり攻めてボールを失うことをよしとする気は毛頭ないしそういったプレーが必要な時間帯もあるだろうが、後ろでボールを回してチームが得られるものは時間の浪費でしかない。お金を払って試合を観に行ってあんなものを見せられてはたまったものではない。たまに大森なんかが「DFラインでボールを動かして相手選手を走らせることが出来た」みたいなコメントを吐くことがあるが、あんなゆっくりとしたパスでしかも飛ばしもしないのに動いて疲れる相手などいるはずもない。
 こうしたサッカーがフェルフォーセンの教えなのかどうか、俺は普段のトレーニングから密着しているわけではないので分かりようもないが、なんとなく選手たちがフェルフォーセンの言っていることを咀嚼できていないだけではないかと感じてしまうのは気のせいだろうか。
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by tknr0326g8 | 2007-09-30 12:57 | Game Review
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