Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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名古屋ユースvs早稲田大学ア式蹴球部 @東伏見
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 都の西北…のさらに西北、東伏見に春恒例の関東遠征で名古屋ユースがやって来ました。去年は関東の大学で流行していた麻疹の影響で予定していた駒沢との試合が流れてしまったが、なんだかんだで毎年大学チャンピオン(前年のインカレ王者)と試合をしているのだから大したマッチメーク能力。
 関東大学リーグの開幕を来週に控えた早稲田はフルメンバー。渡邉千真と中川翔平の国見コンビに青森山田出身の快足アタッターの松本怜、ベンチにも前橋育英で田中亜土夢とコンビを組んでいた“レフティ・モンスター”反町一輝や初芝橋本が一昨年の高円宮杯でベスト4に入った時(名古屋ともグループリーグと準決勝で二度と対戦した)にキャプテンだった岡根なんかもいる豪華ラインナップだ。相手にとって不足なし。
 しかし結果から言えば、45分×3本(3本目はサブ組が出場)で行われたこの試合は、1-2、0-5、0-1の合計1-8で完全な力負けを喫してしまった。幾分テスト的な意味合いもある選手起用(交代も含む)などがあったとは言え、この結果が(特に交代で入った後に5失点を喰らった大西などにとっては)メンタル的にマイナスに作用しないことを願うばかりだ。

 一本目の名古屋のスタメンはおそらくこんなメンバー。(顔(シルエット)と名前が一致しない人は、チームメートが呼ぶ名前や朴監督の指示をもとに推測しました)

        鈴木(21)  アルベス(26)

矢田(8)  安藤(25)  奥村情(23)  金編(6)

本多(5)  西部(21)   磯村(10)   岸光(2)

           岩田敦(22)

 試合は開始直後からフィジカルとそれをベースとしたいわゆる「止める蹴る」の技術の差が如実に現れ圧倒的な早稲田ペースで進む。中盤で全くボールが収まらない名古屋とは対照的に、早稲田は余裕を持って右へ左へと大きくボールを動かしながら攻撃を組み立てゲームを完全に支配する。そして名古屋は1,2年(と3年の早生まれ)がイタリア遠征、その他の3年生も清水でのフェスティバルに参加して連戦が続いている影響からか、コーナーキックなどで相手をフリーにしてしまうなどディフェンス(ゴール前)で集中を欠くシーンも目立った。

 開始早々のコーナーキックでいきなりマークを離して決定的なシュートを放たれ(シュートは枠外)、その後すぐに左サイドからのクロスにヘディングでキレイに合わされて失点した時には、この先何点取られることかと思ったが、意外にも次の得点を奪ったのは名古屋だった。10分過ぎにカウンターから左サイドに出たボールを矢田がドリブルで持ち出してタテではなく右サイドへと展開。横パスを入れたことで右サイドの金編にボールが渡った時には既に早稲田のディフェンスは陣形が出来上がってしまっていたが、ボールを受けた金編は落ち着いて目の前のDFを切り返しで外すと左足で中へクロスを送る。これをボックス内で上手くDFとDFの間にポジションを取っていたアルベスがヘディングで押し込んだのだった。
 
 その後は早稲田のペースも落ち、試合開始当初ほど一方的な試合展開ではなくなったものの、名古屋は全くと言っていいほど攻撃の形を作れていなかった。早稲田の圧力の前に中盤でボールを落ち着けられない名古屋は、早い段階で鈴木を狙ってタテに長いボールを入れて鈴木の身体能力にかけるぐらいしか突破口が見当たらない。去年までだとサイドに一旦ボールを集めて、そこからアルベスにクサビを入れて2シャドーがサポートに入るといった定番の形もあり、前線では3トップを中心に選手がかなり流動的に動いていたイメージがあったが、今日の試合では4-4-2の陣形を取った選手達はかなりポジションを固定されているような印象だった。これだと個々の能力で自分達を上回っていて組織的にもオーガナイズされている相手を崩すのはなかなか難しい。

 試合は30分を過ぎる頃にはようやく名古屋も中盤でボールを拾えるようになり、少しづつ相手ゴール前までボールを進めることが出来るようになっていたが、そんな矢先タテ一発で渡辺千真に抜け出されるとそのままマークが振り切られて勝ち越しゴールを許してしまった。この勝ち越しゴールのシーンを含め渡邉とマッチアップすることが多かった西部は、その圧倒的なパワーを前にして対応にかなり手こずっていたが、ここから得られたものは決して少なくないだろう。

 一本目はそのまま1-2で終了。

 二本目。一本目の流れそのままに失点こそ許さないもののなかなか攻撃の糸口を見出せない名古屋は途中でメンバー交代。鈴木、岸光→大西、三浦俊。奥村情と磯村がそれぞれ一列づつ繰り上がり、右サイドでは金編がSBにポジションを下げる。

       奥村情(23)  アルベス(26)

矢田(8)  安藤(25)   磯村(10)  三浦俊(7)

本多(5)  西部(21)   大西(3)   金編(6)

           岩田敦(22)

 この交代が戦術的なものなのかそれとも当初から予定されていたテスト的な意味合いのものなのかは不明だが、この交代により名古屋の攻撃には明らかな変化が現れた。磯村が中盤でボールを受けてゲームを作り、三浦俊がスピードを生かして裏を狙うような動きを意図的に見せたことで、ようやく名古屋の攻撃に形とも言える光明が見えてきた。しかしそんな攻撃が実を結ぶ前に同じくメンバーを入れ替えたDFラインの方が先に崩れてしまった。後半から出てきた反町が爆発しそんな反町のハットトリックを含めた5失点(それ以外にも反町によるPK失敗もあった)。早稲田による一気のゴールショーが始まる直前に朴監督からポジショニングについて注意を受けていた大西からしてみたら、なにがなんだか分からないうちにやられてしまった感じだろう。まあかつて超高校級と呼ばれていた選手達を相手に、中学を卒業したばかりの選手が立ち向かったというだけでも良い経験として大西には今後の糧にしていって欲しいと思います。

 一方の攻撃は、磯村が中盤に入ったことで一旦中盤にボールが入るようになったものの、今度は前線にボールが行かなくなってしまった。二本目の途中からFWのアルベスや奥村情はほとんどボールに触れていなかったのではないだろうか。よく考えればアルベスと奥村情は、二本目の途中から出て来た早稲田の岡根とは2年前の高円宮杯グループリーグで戦って以来の再戦だったわけだがリベンジを果たすことは出来なかった。

 三本目は1,2年生が中心。スコアこそ0-1だったが、チャンスらしいチャンスもなく、ほとんど早稲田に押し込まれてハーフコートのゲームだった。

         9(奥村駿)   13

21(鈴木)   4(岩田修)  15       14

12       3(大西)    2(岸光)   7(三浦俊)

              1(三浦天)

 俺自身名前が分かる選手も一・二本目にも出ていた選手を含め半分ぐらい。そんな時頼りになるのは選手達がお互いを呼び合う名前しかないのだが、今から振り返っても名古屋は早稲田と比べて声が出ていなかった。声という部分では三試合通じても一番目立っていたのはGK三浦天だろうか。どことなく「キャプ翼」に出てくる難波FCの中西太一を連想させる(笑)三浦天ですが、ゴールキックの時に迷い過ぎるきらいはあるものの、来年あたりキャプテンとしてこのチームの中心になっているかもしれません。

 個々のプレーヤーに目を移せば、全セットを通じて最も印象に残った選手は金編。三年生は去年見ている分新しい発見に欠ける部分もあったのだが、金編はSHとしての出場した一本目は大学生のプレッシャーを前にしても全く動じずボールをキープ出来ていたし、二本目の途中から入ったSBではあの松本怜とのマッチアップにも関わらず完全にスピードで対応していたのにはとにかく驚いた。3年前の高円宮杯で名古屋ユースが総体王者だった青森山田と対戦した時のプレビューの中で俺は松本のことを「並の高校レベルではちょっと一人では止められそうもない」と書いたが、中学を卒業したばかりの新一年生が一人で止めちゃったよ・・・みたいな感じ。

 そう言えば去年の関東遠征では、トップチームのアウェーゲーム(vsFC東京@味スタ)を観ていた記憶がありますが、今年も大宮戦とか観て帰るんでしょうか。
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by tknr0326g8 | 2008-03-30 15:49 | Youth
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