Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
J1 2008 第12節 vs神戸 @スカパー
 前節の東京戦でようやく連敗から抜け出した名古屋にとって上位に踏みとどまるためには大事な試合となるこの神戸戦。昨シーズンも4連勝と好スタートを切ったもののその後一度も連勝がなかったことで結局上位争いにすら絡めなかったのは周知の事実であり、ここで去年の二の舞を演じるわけにはいかない。まあそのあたりのことは選手も十分に分かっているだろうし、GW期間中延べ5万人の観客を集めたホームで2連敗という結果しか残せていないことも選手達にとってみれば発奮材料になるのではないかと俺は好意的な見方をしていた。しかし蓋を開けてみれば、遥々名古屋まで勝ち点1を取りに来たかのような神戸にお付き合いしてしまった名古屋は、天候同様お寒い試合内容で、勝ち点1しか上積みすることが出来なかった。わざわざ瑞穂にまで観戦に来た代表のスタッフ(岡田監督、大木コーチ)にとってもこの試合は全く収穫のないものになったのではないだろうか。

 神戸はこの試合から前線にレアンドロが復帰。レアンドロと言えば、大宮時代に名古屋からJ初ゴールをプレゼントされ、Jでの思い出作りも出来てそのままブラジルに帰るのかと思ったら、その後J2山形でブレークし昨シーズンから神戸に所属している。神戸にとってはすっかり逞しくなったこのレアンドロと代表にも復帰した大久保の2トップが攻撃の生命線で、ボッティ不在の影響もあるのか、中盤から後ろの8人が自陣の深い位置でガッチリとブロックを作って守り、ボールを奪ったらすぐこの2トップにボールを預けて攻める質実剛健なスタイルを徹底していた。

 この試合を見ていてふと思い出したのは、フェルフォーセン初年度(2006年)の第4節福岡戦。開幕前の練習試合で現神戸監督の松田浩率いる福岡と対戦した名古屋は福岡の組織的なディフェンスを前になす術なく1-4と敗れ去ったという。そしてシーズンが開幕し第4節で早くも実現したリターンマッチでフェルフォーセンが採ったのは中盤を省略し前線の豊田陽平の頭目掛けてひたすらロングボールを蹴り込むという力技。強豪相手ならともかくこの年J2に降格することになった福岡を相手に、しかも開幕から一ヶ月も経っていない段階で、戦う前から自分達のスタイルを放棄して「逃げた」ことに対して当時俺は否定的だったが、組織だった神戸の守備を「壊す」にはこれぐらいの強引さも必要だったのかもしれない。
 その意味で言えば、機を見てDFラインから怒涛のドリブリでの攻め上がりを見せるバヤリッツァの不在はことのほか大きかったし、ベンチメンバーの人選についても巻を入れておかなかったことは痛恨のミスだったかもしれない(ベンチ入りしていた玉田と深井ではタイプも被るだけにその思いは尚更強い)。俺は前から書いているようにヨンセンと巻の2トップは普通には有り得ないと思っているし、巻を投入して前線のターゲットを増やし後ろからロングボールを放り込めば良かったとも思っていないが、ヨンセンに対しては常に神戸最終ラインで二人のマークが付き、特にボックスの中ではヨンセンがまともにボールに触ることすら出来ていなかったことを考えると、巻を投入してクロスボールに対するヨンセンへのマークを分散させることは間違いなく有効だったはずだった。まあ前提として(ピッチが雨を大量に含んでスリッピーだったとは言え)あれだけパスミスを連発し、また神戸のカウンターを怖がってチャレンジしなければ、いずれにせよ試合に勝つのは難しかっただろうが。

 あと全く試合とは関係ないが、福岡の話題が出たところで、最近の福岡を見ているとどこかノスタルジックな気分になるのは俺だけだろうか。一試合を通して見たのはFC岐阜との試合だけだが、二年前の組織だったディフェンスが影も形もなくなり、人を変えてもシステムを変えても効果なく度々大量失点を喰らい、選手達は自信もやるべき道筋も失ってピッチ上で彷徨っているように見える。そうかつての(ベンゲルが来る前の)名古屋がそうだったように。果たして彼等にも救世主は現れるのだろうか。
[PR]
by tknr0326g8 | 2008-05-11 22:01 | Game Review
<< J1 2008 第13節 vs... J1 2008 第11節 vs... >>