Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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J1 2008 第30節 vs磐田 @スカパー
 東京V、横浜そして磐田というJ1残留ボーダーライン上にいるチームとの三連戦で三引き分けという結果に終わってしまった名古屋が積み上げた勝ち点は3。試合の内容では1勝(磐田戦)2敗(東京V戦、横浜FM戦)が妥当な線だったことを考えれば、そこで得られる勝ち点もやはり3なのだから世の中は上手いことできている。

 この試合での名古屋は前半からここ二試合が嘘のように吹っ切れたパフォーマンスを披露した。立ち上がりこそ磐田の前線からのプレスに苦しんで蹴り合いのような展開になってしまっていたが、磐田の勢いが緩んできた10分過ぎあたりから徐々にボランチの米山や吉村が前を向いてボールを持てるようになり、両サイドバックも積極的に攻め上がって磐田を自陣へと押し込むことに成功していた。特に右サイドではタッチライン際に大きく開いてポジションを取り裏への突破を狙う杉本に加えて、その背後からSBの竹内が何度もオーバーラップを仕掛けることで、磐田の左アウトサイドの村井に前半全くと言って良いほど攻め上がる場面を作らせなかった。名古屋が良い形で攻撃できていたこと(ベンチもそれに満足していたこと)は、普段は前半途中から折を見て繰り返される両SHのポジションチェンジ(左右の入れ替わり)がこの試合は前半の間一度もなかったことからもうかがい知れる。

 良い形で攻めながらも名古屋が得点に至らなかった要因はいくつかあるが、その最たるものは豊スタの緩い芝生とそれによって顕在化した選手達の技術不足だろう。12月のクラブワールドカップに向けて張り替えたばかりなのか、選手が踏ん張る度にめくれ上がる芝生はTV画面越しでも確認出来たし、磐田の選手も含めてキックオフからピッチに足を取られて(滑らせて)転倒する選手が続出していた。そしてそんなピッチ状態にナーバスになっていた選手からは肝心なところでのミスや雑なプレーが散見されていた。これではとても得点や勝利などおぼつかない。

 勝ち点2を失い優勝争いからも後退してしまったこの試合で収穫があるとすれば、花井聖や新川織部といったユース出身の期待のプレーヤー達が経験を積めたことだろうか。優勝争いの最中3万人を越える観客が入った豊田スタジアムという緊張感の中でプレーできたことは彼らにとっても今後の財産になるに違いない。二試合連続での出場となった花井はこの試合ではコーナーキックのキッカーを任せられるなど、前の試合と比べればやはり随分とリラックスした様子でその持ち味を発揮出来るようになっていた。またチームとして考えても、センターハーフというよりはWボランチと言った方がしっくりくる今の名古屋の中盤の真ん中(二人)において、花井が出てきた後のように攻撃になった時にはひとりが前に出て高い位置で攻撃に絡めるようになれば、攻撃に厚みと新たなオプションを加えられるはずだ。中盤の深い位置でボールを捌くだけではなくボックスの中に飛び込むプレーなどで得点を強く意識したプレーを見せていた花井は優勝争いをしているチームにあってもことのほか頼もしく見えた。そんな花井と比べれば新川はややアグレッシブさを欠いていた印象は拭えない。緊張やレベルの差などで思うようなプレーが出来ないのは仕方ないが、もっとボールに絡んだり自分から呼び込んだりして「自分が決める」ぐらいの気概を見せて欲しかった。可もなく不可もなくでは、薄いようで厚い名古屋のアタッカーの壁を崩すことは出来ない。そしてこれは新川にとっても俺のような新川の登場を待ち望んでいた一ファンから見てもようやく巡ってきた千載一遇のチャンスなのだから、もっと貪欲アピールして欲しかったというのが正直な感想。もっとも新川はサイドに張り付かせてそこから中に入ってくるよりも真ん中にからサイドに流れさせた方が力を発揮出来るというのが俺の中での評価ではあるのだが。
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by tknr0326g8 | 2008-10-26 22:21 | Game Review
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