Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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2005年 09月 24日 ( 2 )
ユース関東遠征 対三菱養和 2-1(得点:30番、6番) @養和グラウンド
 負けたままでは月曜日まで後味が悪いので、ユースのBチームの三菱養和とのトレーニングマッチを「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨まで行って観て来ました。ユースの面々は試合終了と同時にスタンドで観戦していたベンチ入り以外のメンバーがバスに乗り込んで移動を開始。俺はと言えば新木場から地下鉄を乗り継いで移動したわけですが、バス移動のユースより30分以上も早く現地に着いてしまい、一向に現れる気配のないユースに、本当に(場所は)ここで良かったんだろうか?と不安になったりならなかったり。ナイター設備の整った三菱養和の人工芝のグランドでは、夏のクラブユースで見覚えのあるがアップを始めている。多分、ここで大丈夫だろう。

 30分ほどしてユースが到着。既にユニフォームに着替えている面々は、そそくさとピッチに散らばってすぐさまアップを開始した。Bチームは今日東京入りしたらしいので、当然疲れとかもあるんだろうが、これもまた経験のうちといったところか。しばらくしてレフェリーが集合を呼びかけると、三菱養和の主力組はラインの外へとハケていった。どうやら、相手もBチームらしい。体格的にも大きくはなく、こちらも高1~2を主体としたメンバーといったところか。これは負けられないな。
 名古屋のスタメンは、こんな感じ↓↓↓

    30   34

20  25   29  33

26  32   27  31

      22

 高円宮杯に登録されているメンバーもいるので、背番号から判別(推測)できるのは、22が鈴木、31が三島、27が西山、32が広木、29が土屋、25が原田、30が津田といったあたり。ただ俺は彼らの顔や身体的特徴を知っているわけではないので、それも定かではないが・・・。

 試合は開始から名古屋が主に右サイドからの攻め上がりを見せ、33とのコンビプレーで三島が何度かスピード溢れる突破を見せる。今のレギュラー(A)チームでのサイドアタッカーはことごとく3年生が占めているので彼等が引退した後はどうなるんだろうかと思っていたが少し安心した。彼のスピードはチームとしても新たな武器になりそうだ。
 しかし試合が進むに連れて試合は三菱養和のペースに。名古屋は人工芝のピッチが慣れないのか、踏ん張りが利かず、ボールコントロールも危ういので、球際の競り合いにことごとく負けてしまっている(五分の競り合いでもこぼれ球は三菱養和へ)。一方三菱養和は普段練習しているピッチだけあってそのあたりは全く問題ないようで、プレスも機能し中盤で面白いようにボールを奪って攻撃につなげている。ユース年代のサッカーをそれほど多く見たわけではないが、一試合の中でこれほど多くのインターセプトを喰らった試合を観たのは初めてかもしれない。そして三菱養和はボールを奪うとスピードに乗った攻めで名古屋陣内に攻め入ってくる。名古屋は170㌢ぐらいのCBコンビに体格面で若干の不安があり、そこでの1対1勝負に持ち込まれると何度かピンチを迎えていたが、全体をコンパクトに保ったラインコントロールとGKの鈴木のセーブによってなんとかこれを防いでいた。至近距離からのシュートの反応に優れるこのGKは、この試合の中でも両手に余るぐらいのビッグセーブを連発していた。

 名古屋の攻撃はと言えば、ロングボールを放り込んだりせず、レギュラー組(Aチーム)と同じように両サイドバックとボランチの25番原田を起点にパスをつないでの崩していくスタイルだが、慣れないピッチと三菱養和の寄せの早い守備を前になかなかパスが2本、3本とつながっていかない。中盤を迎える頃には、最初は勢いのあったSBによる攻撃参加も次第に影を潜めるようになってきてしまった。しかしそんな中にあっても前半唯一の得点を奪ったのは名古屋で、右サイドからのCKをファーに待ち構えていた選手がダイレクトボレー、それはキーパーに弾かれたが、こぼれ球をゴール正面待ち構えていた津田が冷静に蹴り込んだ。
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 後半、名古屋は左のアウトサイドに6番の選手が入る。細身でスピードのあるレフティーだったが、背番号「6」という不自然な番号からして練習生か何かだろうか。いずれにしろ俺には分からない(情報募集中です)。後半の名古屋はこの6番と30、34の三人がローテーションのようにぐるぐるとポジションをチェンジする布陣で前線を構成していた。

    30   34    

6   25   29  33

26  32   27  31

      22        

 後半に入っても基本的には前半と同じペースで試合が進んでいたが、名古屋は徐々にトップに入ったボールが動き出している次のプレーヤーにつながるようになってきた。6番やや30番(津田)がスピードを活かした突破で左サイドから仕掛けたり、DFラインからも機を見て32番の広木がCBとは思えないボール扱いでスルスルと相手ディフェンスを交わして持ち上がったりと前半と比べてもチーム全体が随分と積極的に出来るようになってきた。

 途中三菱養和にカウンターから左サイドで弾丸のようなミドルシュートを喰らい1対1に追い付かれるが、名古屋も中盤からDFラインのギャップを突いた6番の飛び出しにスルーパスが出て6番が独走。ペナルティエリアに入ったところで左足に持ち替えて放ったシュートは一度は戻ってきたDFに当たってしまったものの、もう一度左足を振り抜くとこれが見事にゴールに決まり再度突き放しに成功した。

 その後も名古屋はサイドを使った速い攻撃で何度か決定的なチャンスを作り出し、右サイドの崩しから中央でフリーの選手が合わせるような形が何度か見られた。試合全体としては押されていたが、その中からしっかりとチャンスを作って押し戻したあたりは評価できる内容だったのではないだろうか。プレーヤーでは6、30、31のスピードは特に印象に残ったし、Aチームでいうところの青山みたいな仕事をしている25番はこのチームの中心なのだろうと感じた。

 試合終了の頃にはすっかり日も暮れてましたが、Aチームの高円宮杯敗戦から少しスッキリ出来た試合でした。
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by tknr0326g8 | 2005-09-24 16:11 | Youth
全日本ユース 対浦和東 1-2 (得点:吉田) @夢の島競技場
 高校のサッカー部所属選手にとってはまだこの先に冬の「選手権」という未だ衰えぬ人気と注目度を誇る「本命」の大会が控えているが、クラブユースに所属する選手にとっては真の高校No.1を決めると銘打たれたこの大会が夏場にして早くもひとつの集大成となる。大学受験などを考えればその方がいいのかもしれないが、一年を半分しか過ぎていないこの時期にチームを完成させなければならないのは少し酷というかもったいない気がしないでもない。

 名古屋は否応無しに「サッカー王国」静岡勢と同居させられる「プリンスリーグ東海」で磐田や清水を振り切ってこの全国出場を決め、各年代では代表プレーヤーを排出、チームの主力となる2、3年生が去年の大会を経験しているなどの好材料も揃い、今年は全国の舞台ででどこまで勝ち進めるかに期待と注目が集まる。(神戸さんも「ベスト4が目標」と言っていることだし)
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 名古屋の属するグループDには、インターハイ王者の青森山田、関東5位の浦和東、九州3位のアビスパ福岡U-18が同居しており、今日はその初戦となる浦和東戦だ。「浦和」と名の付くものには何があっても負けたくないところだが(笑)、仙台カップ(青山、吉田)やU-16のドイツ遠征(三宅、中田、花井)から選手が戻ってきた名古屋は現状でのベストメンバーで万全を期してこれを迎え撃つ。ただ市川が前日練習で怪我をしたらしいというのと、中スポのコラムに書いてある通り最初は抑え気味に入って後半に勝負を賭けるといった意図も感じなくはない。

          酒井
     新川

清水            上村
     青山  唐沢

森本  吉田  三宅  根津

       長谷川

 試合全体を見てその感想をひと言で言うなら、浦和東のリアクションサッカーに良い所を消されてしまった試合だった。
 浦和東は試合開始から名古屋にボールを持たせておいて前線からかなり激しいプレスを掛けてきた。これに名古屋DFは戸惑ってしまった。冷静さと左右両足から放たれる精度の高いフィードが売りの吉田ですらパスを相手にぶつけてピンチを招いたりしている。7月のクラブユース選手権の時にも感じたことだが、このチームはDFラインからしっかりボールをつないでくるし、吉田を筆頭にDFも決して足元が弱いわけではないのだが、DFラインでのボール回しというのは正直言ってあまり上手くはない。こういった場合、高校サッカーの雄・国見のようにとりあえず「前に蹴って」、あとは前でのフィジカル勝負でゴリ押しする戦術を採ればDFも迷いなくプレー出来るのだろうが、あいにく名古屋はそういうサッカーを志向していない。そしてもしも名古屋のプレーヤーがテクニシャン揃いならそんな浦和東のプレスをいなしながらパスを回していけるんだろうけど、名古屋はそこまでのテクニシャン揃いなわけでもない。

 しかし先制したのは意外にも名古屋で、この日初めてのCKを得ると、名古屋は高さで勝るだけにシンプルに勝負してくるかなと思っていたら、ショートコーナーで一度タイミングを外し、やや下がって(ゴールから離れて)ポジションを取り直した吉田がグラウンダーのクロスを右足で蹴り込んだ。去年のチャンピオンズリーグ決勝のマルディーニみたいなゴール。

 セットプレーから先制した名古屋だったが、この試合では逆にセットプレーが弱点であることも露呈した。試合開始からマークを外しまくりで「失点の香り」がプンプン漂うセットプレーを(一度はオフサイドの判定に助けられたが)何度か繰り返すうちに頭で合わされ同点に追いつかれてしまった。
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 同点に追い付かれてからも名古屋にとっての不本意な展開は続く。DFラインにプレッシャーを掛けられながらも名古屋はいつものようにSBやボランチにボールを入れていくのだが、そのボールの出先であるSBやボランチにプレスを掛けられて囲まれてボールを取られてしまうもんだから、名古屋にしては珍しいDFラインからの中盤を飛び越してのロングボールが目立ち始めた。前線から中盤に掛けての激しいプレッシングとは対称的に浦和東のDFラインは決して強いとは言えず、酒井や新川が何度かフィニッシュまで持ち込んでいたことからも分かるように、トップまでボールが回ればなんとかなりそうな雰囲気はあったから――まあそうでなくても新川を簡単に止められるデイフェンダーなんてそうはいないんだけど――中盤でのプレスを外すためにあえてそうしていた部分はあったかもしれない。

 30分を経過したあたりで浦和東がペースを落とすと名古屋が一方的に押し込む時間帯もあったがゴールを割ることは出来ず、そのまま1-1で前半終了・・・と思っていた矢先突然の選手交代が。ボランチの青山に代えて花井投入だ。この試合での名古屋は代表組を中心として全体的に身体の重さが目立っていたが、そんな中にあって特に精彩を欠いていたのが青山だった。青山の場合いつも足に鎖でもつながれているかのように重そうな走り方をするのはデフォルトだが、この試合では守備での相手に対する寄せ、前線へのサポート、そしてボールを引き出す動きと、すべての面で反応が悪く動けていなかった。途中コーチに大声で怒鳴られるシーンもあったが、それでも改善の兆しはなく、前半で見切りをつけられる形となってしまった。吉田とともに代表疲れか、それとも東北代表に大敗した精神的ショックを引きずっているのか・・・心配な要素だ。
 その後名古屋はいきなり花井投入効果が現れ、高い位置でボールを持った花井のスルーパスに新川が上手くDFラインの裏へ抜け出した所で相手に掴んで倒されペナルティエリアのすぐ外で直接FKのチャンスを得る。これを花井が狙うとボールは軌道的には入ったかとも思ったが惜しくもゴール右に抜けてしまった。そして前半は1-1のまま終了。
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 そして迎えた後半、開始早々に「悲劇」は起きた。三宅と長谷川が意思疎通を欠き譲り合うような形になったボールを相手に詰められ拾われるとそのままゴールを割られてしまった。長谷川も無理すればその相手を身体ごと止めには行けたのだろうが、残り時間を考えても踏みとどまったのは正解だったと思う。

 リードしたことでより一層リアクション色を強める浦和東。そんな中、名古屋は前からのプレッシャーに対しては相変らずDFラインでぎこちないボール回しを強いられながらも、花井がポイントになって徐々にチャンスを作り始める。花井はDFラインの前でいい形でDFラインからボールを引き出すと、そこに対して複数で寄せてくる相手の中盤のプレスを交わしては確実にボールをつないでいた。それだけの技術を花井は持っている。そしてそんな花井を中心に名古屋はボールを動かしながら、両サイドを使った攻めで浦和東ゴールに迫るようなシーンも何度か見られるようになった。スルーパスから清水が抜け出して放ったシュートがバーを直撃したり、左からのクロスを酒井に代わって入った久保が中央でドンピシャヘッド(相手GKが横っ飛びでセーブ)なんかの決定的なチャンスもあった。

 その後森本に代えて福島を投入したり、ラスト5分ぐらいでは吉田を前線に上げたパワープレーを試みるが、それでも浦和東のゴールを割れぬまま時間だけが過ぎていく。名古屋はエリア近辺でもう少しシンプルにゴールに向えばいいシーンでも手数を掛けてボールをつなごうとして相手に引っ掛かったりしていたのがもったいなかった。そしてそのまま試合終了のホイッスル。

 名古屋は代表組の他にも、右サイドの上村と根津のコンビが相手の左サイドを抑えきれずにことごとく競り負けてファールで止めるしかないなど、全体的に動きが良くなかった。完全にここにピークを合わせてきた浦和東と違い、もっと先にピークを持ってきているのだろうか。そして「相性」の問題もあるのだろうが、結果的には大事な初戦で完敗を喫した。
 この1敗は痛いが、救いなのは、去年と違ってグループ3位のチームでも決勝トーナメント進出の可能性があるということと、おそらくこの浦和東には問題なく勝つであろう青森山田が最終節の名古屋戦を前に決勝トーナメント進出を決めてしまうと予想されること。そうなれば、第3節と決勝トーナメント初戦が中1日しか空いていないことを考えてもメンバーを落としてくる可能性もある。まあ青森山田がフルメンバーで来た所で、去年のこの大会では同じくグループリーグで選手権優勝の鹿実を下し同準優勝の市船と引き分けてるくらいだから、「弱きを助け、強きを挫く」名古屋スピリットを再現するまでではあるんだが、とりあえず次節のアビスパ福岡戦は「負けられない」戦いになったことだけは事実だ。中1日、この負けを引きずらずに切り替えて臨んで欲しい。
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by tknr0326g8 | 2005-09-24 13:37 | Youth