Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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カテゴリ:College Football( 21 )
インカレ 決勝 専修×明治 @国立競技場
 選手権の準々決勝を途中で切り上げてまでやって来たのはインカレ決勝が行われる国立競技場。時間を僅かに読み違えてキックオフ予定時刻を少し過ぎてしまったが、第一試合の女子決勝が延長戦にもつれこんだらしく、無事着席してキックオフを待つことが出来た。これならあと10分くらいは駒澤にいられたかもしれない。

 この試合の個人的な注目点はもちろん名古屋ユース出身の明治大学・矢田旭。かつて天皇杯で大学チームが初めてJ1チームを破ったと話題となった明治大学において、昨シーズンは同じ天皇杯で大学生が初めて高校生に敗れるという不名誉な記録を作りそこに名を連ねてしまった矢田だが、どうやら神川監督の信頼も厚いようで今シーズンは2年生ながら左サイドハーフのレギュラーを掴んでいる。主力の多くがプロ入りして抜けたとは言え、昨年のインカレ王者で2年生ながら先発を張れるのは並大抵のことではない。

 しかしキックオフから目立ったのは専修大学の優勢。今年の関東大学リーグで二部から上がったばかりながらいきなり優勝を飾ったチームは、タレントとサッカーのクオリティの高さに定評のある明治大学と真っ向からぶつかり合い、試合内容で明治を完全に凌駕していた。その意味でこの試合の3-0というスコアは至極真っ当だ。そして完敗を喫した明治の中では矢田も良い所が出せないまま後半途中で交代となってしまった。明治ともなれば毎年のように新入生に良い選手が入ってくるので、矢田にとっては来年以降も過酷なレギュラー争いが続きそうだが、競争の中で切磋琢磨してぜひもうひと皮向けたブレークスルーを果たして欲しい。
 明治大学の中では専修相手にまともにプレー出来ていたのは三田ぐらいだろうか。テクニックと運動量を兼ね備え球際でも闘える三田は、個人的には中村直志の後継者候補(4-3-3のインサイドハーフ)として名古屋にも是非獲得に動いて欲しい逸材だが、FC東京の下部組織出身でサッカーをよく知っているという意味では、非常に「名古屋らしくない」選手でもある。
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by tknr0326g8 | 2012-01-05 23:59 | College Football
インカレ 決勝 中京大×関西大 @国立競技場
 4年前に高円宮杯(U18)で準優勝した名古屋U18から中京大学に進んだ二人・森本良と後藤雄平の大学ラストゲームはインカレ決勝そして国立競技場という最高の舞台。4年前の高円宮杯、そして今年の総理大臣杯に続くシルバーメダルに終わってしまい、個人としても左SHで起用された後藤は何にも出来ない間に交代になってしまったが、最後に二人が先発で揃い踏みした姿を見られて良かった。
 身長があと5cm大きければ日本を代表するDFになっていたに違いない森本は横浜FCに入団が内定済み。活躍の場をプロに移して引き続き彼のプレーが見られるのは楽しみだ。大学時代はほとんどCBとして起用されていたようだが、守備のユーティリティでもある彼のポテンシャルならJ1への個人昇格も決して夢ではない。
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by tknr0326g8 | 2011-01-06 01:20 | College Football
インカレ 1回戦 国士舘大×関西大、仙台大×福岡大 @プレイテック・スタジアム
 生・永井を観るのは、一年前のインカレ・準々決勝で新井(現名古屋)のいた中央大と対戦した時以来。その時もちょうど年明けのアジアカップ予選(イエメン戦)に招集されたばかりで注目度が高く会場(江戸川)が大入りだった記憶がある。今回も記憶に新しいアジア大会での金メダル獲得そして得点王の凱旋ということもあって、それ以上の集客が期待出来るかもしれないというのが戦前の俺の予想。
 しかしいざ蓋を開けてみると、東京都下から電車で1時間かかる成田駅にほど近い中台運動公園陸上競技場改めプレイテック・スタジアムというヴェニューの条件が悪かったのか、観客数は思ったほど伸びず、逆に永井目当てのマスコミが殺到するという事態が発生していた。スタンドには、各大学のスカウティング用ビデオカメラと並んで数台のテレビカメラ。そしてピッチ上ではプレスのビブスを着込んだスポーツ紙のカメラマンが永井の行く先々へと集っている。

 そんな遥々成田まで足を伸ばしたマスコミを空振りに終わらせることなくゴールという結果で迎え入れた永井はやはり「持っている」プレーヤーだが、福岡大のチームとしてのパフォーマンスは、正直なところこれが(去年と)同じチームなのかと思える程ひどく、戦術も完全に永井仕様へと切り替わっていたのが衝撃的だった。このレベルでは突出したプレーヤーである永井を中心に、彼を生かすためのチーム作りをすることは当然とも言えるが、これでは「永井頼みの―」と言われても仕方ない。後半は仙台大の攻勢に青息吐息となり、ロスタイムには仙台大が福岡大GKもかわして放ったシュートがポスト当たる幸運もあってなんとか準々決勝へとコマを進めたが、これではいくら永井を擁しているとは言え、ファイナルで昨年のリベンジを果たすという目標達成は難しいだろう。

 永井個人に関して言えば、前半からパスがズレるシーンが散見されたものの、逆にそうしたプレーからは周りがよく見えている印象を受けた。「オレがオレが」というスタープレーヤー特有のエゴや「自分がやらなければ」という気負いも必要以上には感じられない。守備に回ってもドリブル同様緩急を効かせた迫力満点のチェーシングでチームに貢献している。そして極めつけが往年のウェズレイを彷彿とさせるような地を這うミドルシュート。永井はドリブルや単なる素走りだけでなくシュート動作や振り足も速い。永井はもはや立派なプロ仕様だ。ピクシーが来シーズンの開幕に合わせて、今シーズンろくに試合に出てもいないのにトップチームに合わせて長いOFFを強いられているセカンドチームの面々よりもこの大卒ルーキーを重宝したとしても何ら不思議ではない。

 なお第一試合の国士舘大×関西大では、二ヶ月前に関西学生リーグを観た時にはスタメンで、この試合の予想スタメンにも名を連ねていた西山洋平が「クローザー」として終了間際に交代出場。二ヶ月と比べると金園をはじめとした前線のタレントをシンプルに使えている印象の関西大が国士舘大を振り切った。関西大と福岡大による準々決勝は23日平塚競技場で行われるが、第二試合を前半途中までスタンド最前列で観戦していた西山の頭の中には、バイタルエリアを上手く使えるようになった永井の対策は浮かんでいるだろうか。
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by tknr0326g8 | 2010-12-18 20:21 | College Football
インカレ_準々決勝 駒澤×関西学院、中央×福岡 @江戸川区陸上競技場
 インカレ準々決勝の舞台となるのは平塚競技場と江戸川区陸上競技場。平塚では流経×関大と明治×鹿屋体育大が、江戸川では駒澤×関学と中央×福岡の試合が開催される。俺が迷うことなく選択したのは江戸川の方だった。酒井隆介(駒澤)、上村晋平、津田真吾(関学)といった名古屋ユースの卒業生に加えて、中央大では来シーズンから名古屋入団が内定しているDF新井辰也の出場が濃厚なのだから議論の余地はなかった。
 俺が江戸川区陸上競技場を最後に訪れたのは2005年の12月23日。即ちちょうど4年ぶりということになる。前回もインカレ観戦だったが、当時名古屋入団が内定していた阿部翔平(筑波大)や竹内彬、片山奨典(ともに国士舘大)といった選手達が出場していた試合だった。
 スタジアムに着いてまず感じたのは、4年前はこんなにも観客が入っていただろうかということ。第二試合になると解放されているメインスタンドは正月の高校サッカー選手権で名の知れた強豪高が登場する時ぐらいの客入りになった。まあ関東のサッカーシーンから公式戦が消え、おまけに1000円ポッキリで今話題の日本代表プレーヤー(福岡大の永井謙佑)のガチンコプレーが観られるのだからそれも納得ではある。

 第一試合は関東の雄・駒澤と今年の関西学生リーグのチャンピオンで元日本代表監督の加茂周率いる関西学院大学の対戦。なんだかんだいって強豪ひしめく関東大学リーグでインカレ出場枠に滑り込んで来る駒澤はさすがだが、個人的な注目はなんといっても上村晋平(4年)と津田真吾(2年)の所属する関西学院大学。20日に行われた一回戦では上村と津田がともに先発していたようだが、今日の試合では津田が右SBでスタメンに名を連ねたものの上村はベンチスタート。後半途中から津田に代わって同じポジションで上村が起用されていた。駒澤ではもちろん髪をスッキリ切った酒井が右SBで先発出場していたので、この試合の右SBは名古屋率100%である。そしてともに先発出場を果たした酒井と津田がなにやら話しながら入場してきた光景は名古屋ファンからすればなんとも微笑ましかった。

 駒澤はいつも通りの、強く、遠くへ、ハッキリととでも言うべきスタイル。それでいて地を這うように鋭いドリブラーをアクセントのように配置している。今年のリーグ戦ではほとんど出場機会がなかったが、今年名古屋ユースから入った奥村情などは今後この役割を担っていくことになるのだろう。一方の関学はトップに村井という絶対的なFWがいるのでそこを基点としながら中盤で上手く散らして両サイドを広く使ってくる。そんなチームにおいて、俺が相手チームの監督だったらその(津田の)上がった後のスペースを突けと指示したくなるぐらい後ろ髪を引かれない思い切ったオーバーラップを見せる津田は、走るほどに加速度を増すそのスピードもさることながらクロスやフィードといったキックの質や狙いどころも良く、どことなくラテンの香りがするラテラルとしてその存在感を際立たせていた。

 そしてすっかり駒澤のデロップと化している酒井のロングスローから駒澤が先制すれば、前半ロスタイムには津田のクロスボールからファーに詰めた関学が同点に追い付くというような拮抗した試合は、後半にも一点づつを奪い合い、迎えた延長後半に伊藤龍の直接FKが決まって駒澤が粘る関学を振り切った。
 津田は上でも書いたように後半35分ぐらいに足を攣って上村と交代。上村もチーム全体の動きが落ちている中ではその最大の持ち味であるスピードを発揮出来ないまま試合終了のホイッスルを聞いた。そしてこの大会が学生生活最後の公式戦ということもあってか、試合後ピッチに座り込んでいる上村の姿が印象的だった。

 第二試合。昨年度のインカレ王者・中央大と総理大臣杯のチャンピオン・福岡大による好カードは期待に違わぬ好ゲームになった。今年度のベストゲーム賞をあげてもいいほどのドラマチックな展開だったが、個人的な注目はやはりまずは中央のCB新井。その存在を意識して観るのはこれが初めてだ。188センチとひと際その長身が目立つ新井は、彼自身のプロフィールにもある通りヘディングの競り合いには確かに自信を持っているようだ。実際並みの選手であれば彼にヘディングで競り勝つことは至難の業かもしれない。しかしプロでそれを売り物として生計を立てて行こうと思うのなら更なるスキルとパワーアップが必要不可欠だし、名古屋のスタイルを考えると、かなり怪しい感じがする足元の技術は少し心許ない気がしないでもない。インパクト(すなわちコントロール)に自信がないのか、蹴るというよりは撫でるような感じで蹴り足を送り出すキックは身体の割にはパワーが物足りないが、積極的に攻撃に絡んで行く意思は見せているので、これからの伸び白に期待したい。

 中央大はその名に似合わずサイドアタックを生業としているチーム。水戸入りが内定している10番の村田が正確無比なミドルパスでボールを左右に散らしてコンダクターぶりを発揮している。しかしこの試合では先制ゴールこそ得意のサイドアタックから奪ったものの、その後は福岡大の迫力あるハイプレッシャーに押されて中盤を経由したサイドからの崩しは減り、むしろそのプレッシャーをかわすために一本のロングボールで2トップの強さを生かすような戦い方が目立っていた。そして対する永井擁する福岡大も時々会場をワッと沸かせるような迫力ある攻撃を見せはするものの単発で終わっていたため、両チームともになかなかビッグチャンスを作れないまま前半は終了した。

 そんな試合の流れが変わったのは後半で、福岡大はFWに長身の高橋を投入すると途端に前線にボールが収まりだし、攻撃自体も機動力に溢れたものに豹変した。こうなると、全員がフィジカルを鍛え上げられていてボディバランスが良くダッシュの効いたランニングによる一瞬のスピードで相手を置き去りにしてしまう福岡大は、大袈裟ではなく全員が永井といった趣だ。それがスタンドをも唸らせたこのチーム強さの最大の源泉かもしれない。

 アビスパサポーターがバックスタンドに求愛の弾幕を掲げていた(笑)永井は、簡単に言えば杉本恵太の重心を少し低くして、技術とインテリジェンス(判断力)を上乗せしたようなプレーヤー。なのでおそらく杉本には出来ない1トップも出来るし、延長戦で1点づつ奪い合った後の決勝点のように後ろからスペースに大きく蹴り出しておけばその破壊的なスピードだけで相手DFを混乱に陥れてくれるというような多少乱暴な使い方でも十分に生きる。
 
 この試合で福岡大は総理大臣杯の優勝がフロックでなかったことも永井だけのチームではないことも証明した。マスコミ的にも永井のような分かりやすいネタがあった方が扱いやすいだろうし、国立でプレーすることが永井の夢のようだが、二冠獲得まであと一歩と迫ったこの期に及んで、決勝の日付(1/6)がイエメン戦の日付というのはなんとも皮肉な話だ。
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by tknr0326g8 | 2009-12-24 02:32 | College Football
関東大学リーグ 第17節 中央×早稲田/明治×駒澤 @青木町公園総合運動場
 名古屋と横浜の試合が19:00キックオフなので昼間に市原で全社一回戦に出場する中田健太郎(松本山雅)と角拓哉(FC岐阜SECONDS)を観るかそれとも西川口で関東大学リーグを観るかで迷った挙句、西川口を選択。決め手は来シーズンからの名古屋入団が内定した中央大学の新井を観てみたかったのと、明治×駒澤の試合では久保×酒井という名古屋ユース時代のライバル対決が観られること。俺が中央大の新井を観たのはおそらく今年1月のインカレ決勝だけで、その時にはどちらかと言えばFC岐阜に4人の選手を送り込む筑波に目が行っており、ロングボールの競り合いで筑波の西川をことごとく撃墜していたのが今思えば新井だった。久保と酒井の対決が関東大学リーグに舞台を移して実現するのも感慨深い。ともに外部からのスカウトによって名古屋U-18に入団した二人は、三年時に吉田、新川、福島、長谷川等とともにクラブ史上初となる高円宮杯準優勝を成し遂げる。入団当初のポジションは二人ともFWで、前評判は年代別代表にも選ばれていた久保の方が高かったが、二年夏のクラ選では先発で起用されていたのは酒井だった。しかし二年時の高円宮杯の途中から久保がレギュラーを奪取しそのまま定着。三年になると酒井はSBへとコンバートされ、大学入学後の現在も関東大学リーグの強豪・駒澤大で右SBとして堂々レギュラーを張るに至っている。

 競技場に到着してショックだったのは第一試合で早稲田と当たる中央大のスタメンに新井の名前がなかったこと。今日西川口まで来た目的の半分がこれで潰えたわけだが、ここはひとつ気を取り直して試合観戦。昨冬のインカレ王者中央大には同じく昨冬に選手権を沸かせた前橋育英高出身の六平、早稲田にはプロ入りも噂される松本怜といった個人的にも好きなタレントがいる。よくよく考えてみれば、俺が前回この競技場に来たのは4年前の高円宮杯で、当時まだ高校二年生だった久保や酒井も出場していたが、その第二試合で高校生離れした超速ドリブルから切れ込んでの左足弾丸シュートを決めていたのが当時青森山田高校三年だった松本怜だった。
 第一試合は30~40m級のミドルパス(サイドチェンジ)を寸分の狂いもなく次々と受け手の足元にピタッと収めるナンバー10・村田を中心とした中央大の組織的なサッカーの前に早稲田が全くサッカーをさせてもらえなかった。そして中央大は前線では安、最終ラインでは(新井がいなくても)中京大中京出身の大岩が完全に制空権を掌握し早稲田に突け入る隙を与えない。
 というよりも早稲田は大丈夫だろうか。タレントはいるはずなのに全く有効活用されている雰囲気はないし、大学自体のブランド力で良い選手はいくらでも集まって来るだろうが、これがプロのクラブだとしたら敢えてこのクラブに入りたいという選手は少ないだろう。やっているサッカーの内容、そして自分がそこで成長出来るのかどうかを考えると大きな疑問符が付くのは間違いない。
 個人的な注目選手である六平と松本怜だが、まず中央大で4-4-2の左SHに入った六平は技術やセンスでは良いものを感じさせるものの、まだ周りに対して遠慮があるのかプレーがちょっと消極的で中途半端。消えている時間も多く、これは主に精神面の問題だと思うが、六平がバンバン点を獲り始めたらその時こそが彼にとって真の覚醒の時であり、その時にはプロも放ってはおかないだろう。今年4年生になった松本怜はSHの人材を欠いている名古屋にも是非その獲得レースに手を挙げてもらいたい選手。スピードという明らかな特徴があるのもピクシー好みだと思う。しかし利き足ではない左足ではしばしば客席をシーンとさせるような戦慄のシュートをゴールに叩き込む半面、パワーが有り余っているとしか思えない右足では逆の意味で客席を凍りつかせるような宇宙開発を連発するところは以前と変わっていない。この試合では2トップの一角に入っていたが、守備の負担が軽減されて伸び伸び出来るのかと思いきや、逆にチームが攻撃を(というかゲーム自体を)上手くオーガナイズ出来ない中でFW(エースストライカー)の彼への負担が大きくなり、有り得ないような(とても有効とは思えない)位置でドリブルを始めたりなど彼の持ち味をゲームの中でチームのために生かし切れていないような感じだった。名古屋に来れば杉本に取って代わる人材としてその持ち味をもっと生かせるような気もするが、スーパーだけど怪我がちな石川直宏のスペアとしてFC東京あたりも放っておかないだろう。

 続く第二試合はいよいよ明治と駒澤の対戦。こちらはともに三年生になった久保も酒井も無事先発出場。明治は一週間前の天皇杯で湘南を下して三回戦進出しているが、特に前半はプロ相手に自分達のスタイルであるパスサッカーで圧倒していた。当然この試合もそんな明治が主導権を握って進めるのかと思いきや、予想に反して駒澤のお家芸であるキック&ラッシュとハイプレッシャーの前に自分達のサッカーがなかなかさせてもらえない。(向かい風で高いボールが戻されるという部分はあったにせよ)頼みの久保もハイボールの競り合いでは駒澤の誇る中山と伊藤という2枚の壁(CB)の前に完封されてしまっていた。
 どうにも上手く行かない明治は後半のキックオフに合わせてトップの山村に代えて前線で身体を張れる山本を投入したことで少しづつパスが回り始め、さらに後半途中から三田をトップ下に置いて久保を右サイドに回した4-2-3-1のような形にすると、右サイド深い位置から久保がタテに入れたボールを受けた三田がドリブルで左に回り込みながらGKの頭越しにループシュートを決め先制に成功する。このゴラッソで気が楽になったのかこれを境に明治は完全に自分達のスタイルを取り戻した。
 しかしその後駒澤も徹底したキック&ラッシュで対抗しロングボール一本から三島が落としたところを途中出場の那倉が蹴り込んで同点に追い付くことに成功する。明治は先発のCBが負傷で交代しさらに交代で入った選手も負傷で交代を余儀なくされるという不運もあったが、駒澤のダイレクトプレーの前には終始劣勢だったこともあり、これだけ完璧なゴールを決められるともうあきらめるしかない。
 こうなると意地と意地のぶつかり合い。パスサッカーとキック&ラッシュというイデオロギーを懸けた戦いのようでもある。そして両チームともに総力戦で死力を尽くした試合は1-1で終了。素晴らしい試合を観たすがすがしさを抱きながら俺は一路新横浜へと向かったのだった。
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by tknr0326g8 | 2009-10-18 03:21 | College Football
関東大学リーグ 第6節 流経×駒澤 @西が丘
 前節関東大学リーグデビューを果たしおまけに初ゴールまで決めたらしい名古屋ユース出身のルーキー奥村情(駒澤大)を観に西が丘へ。もちろん奥村が再び試合に出られる保証はどこにもないが、駒澤では酒井、三宅、奥村と名古屋ユース出身のプレーヤーが三代連続でトップチームの登録メンバー入りを果たしており、誰かは見られるだろうぐらいな気楽な気持ち。
 そしてそんな俺の期待通り奥村は二試合連続でスタメン出場。ポジションは4-4-2の左SHだった。やっているサッカーがアレなこともあって大柄な選手を揃える駒澤の中で170cmに満たない奥村はひと際小さく見え、背番号31を背負う後ろ姿はどことなくデビュー当時の阿部と被るものがある。

 試合はリーグ戦ここまで首位の流経が優位に進めるのかと思いきや駒澤伝統のキックアンドラッシュに対して流経が想外の苦戦を強いられる展開。駒澤は特にエースの三島が岡ちゃん注目の流経・山村との(ロングボールの)競り合いをことごとく制していたのが大きかった。そしてタテパス一本から三島が頭で落としたボールを拾った棗がそのまま抜け出して冷静にGKを外してシュートを決め先制に成功する。
 流経は時々個々のプレーヤーの戦術理解の高さを感じさせるパスワークによって駒澤陣内へと攻め入るものの後ろでゆっくりとボールを回している時間が長い。先制点を挙げ勢い付いている駒澤をジラすかのようなDFラインでの横パスは、変な形でボールを失って前掛かりな駒澤にカウンターを喰らうことを警戒していたのか、それとも駒澤を前におびき出すことで後ろにスペースを作ろうとしていたのか、はたまた過密日程の最中自分達や相手の体力面を考えて駒澤がガツガツ来れなくなる後半勝負と端からプランを立てていたのか。いずれにしてもスタンドのOBやファンにとっては少しじれったく映っただろう。

 奥村は立ち上がり早々にセットプレーからボックス内で目の前にこぼれてきたボールを反転しながら左足でシュートしたもののシュートは力なくGKの手の中に収まり、そしてそれ以降は大学レベルのフィジカルに苦労し全く見せ場のないまま後半早々に交代を告げられてしまった。前の試合から中四日とは言え、ユース時代は無尽蔵とも思われるスタミナでピッチを駆け回っていた奥村が苦しそうに見える場面は前半からあるあたりやはりフィジカルの差がかなり響いていたのだろう。そして駒澤のサッカーにおいて奥村が自分の居場所を見つけるためには奥村自身のフィジカル面でのレベルアップも不可欠だ。アルベルの脇を走り抜け得点を量産していたユース時代を考えれば、三島などと2トップを組ませてセカンドトップ的な使い方をしてあげればもっと奥村の特徴は生きると思うが、今は与えられたポジションで大学サッカーに慣れ順応していくしかない。

 後半になると駒澤の足が止まり勢いが減速したことで試合は流経のワンサイドゲームの様相を呈してきた。DFラインでの横パスが多かった前半とは打って変わり、絶妙な距離感と角度でポジションに入る選手を経由するパスでやすやすと駒澤陣内にボールを進めている。ショートパスによる中央突破ありサイドチェンジでの揺さぶりありアタッキングエリアでは10番金久保を中心としたドリブルありと、崩しの見本市みたいだった後半に流経が得点を記録出来なかったのが不思議なくらいだが、中央を固める駒澤のディフェンスはオフェンス同様に力強かった。

 駒澤はことあるごとにコーチ(時々監督)がテクニカルエリアに出て来て選手のプレーひとつひとつに対して注文をつける。面白かったのは、ほとんど怒号とも言えるそのスパルタ式のコーチングに対して、前半メインスタンド側のライン際にいた奥村は――おそらくこれまでの人生18年分以上にこの一試合の中で怒られていた気がするが――ベンチを振り向いて指示に耳を傾け「ハイ」と返事していたが、後半こちら側に来た右SBの酒井は相当怒られ慣れているのか、「OK」と言わんばかりにその都度ベンチに右手を上げて応えていたことだろうか。

 名古屋(ユース)ファン的にはこれであと三宅が常時試合に出られるようになれば完璧だが、貴重な機会を与えられている奥村がそれを積み重ねて成長し、3年後にプロのスカウトに注目されるようなプレーヤーになってくれれば良いなと思う。
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by tknr0326g8 | 2009-05-09 23:00 | College Football
関東大学リーグ 第2節 @駒沢
 当初の予定では平塚まで湘南と岐阜の試合を観に行こうと思っていたのだが、昨日のJ1での巻&深井の駒大コンビアベックゴールに触発されて急遽予定を変更し、先週開幕した関東大学リーグを観に行くことに。この日の駒澤公園であれば、第一試合では駒澤の酒井そして第二試合では明治の久保というかつて名古屋ユースで同じポジションを巡って凌ぎを削ったライバルをハシゴして観れるのも大きな魅力。

 会場に到着してさっそくプログラムの登録メンバーをおさらいすると、昨シーズン2位と躍進した国士舘で青山と同じ代でキャプテンを務めていた根津がトップチームに昇格しレギュラー番号(4)を背負っているのがまず目を引く。三年間の雌伏の時を経てようやく出てきたかという感じだが、残念ながら根津と一緒に国士舘に進んだはずの唐沢はトップチームのメンバーに入っておらず、また根津自身も怪我でもしているのか1節、2節とベンチに入っていないようだ。その他では明治に久保(背番号11)、駒澤には酒井(〃2)と三宅(〃29)がメンバー入りし、残念ながら二部に降格してしまったが学芸大でも太田がレギュラー番号の7を背負っている。
 そしてさらに注目すべきは別紙に記載されている「追加登録メンバー」だ。今週は週に二試合が予定されている影響もあってか各チームともに1年生を中心とした追加登録が多いが、その中にこの春名古屋ユースを卒業したばかりの西部(流経大)と奥村(駒澤)の名前があった。高2の時から一学年上の三宅や津田とともに名古屋DFラインでレギュラーを張っていた西部はもとより、奥村も一年のブランクを経て戻って来た昨年(高三)は(例えば同じ高三時の新川と比べてもそれを上回るような)出色のパフォーマンスを見せていたので、こうした抜擢を受けたとしても何ら不思議ではない。むしろ俺としては二人とも名古屋のトップチームで見てみたかった素材ですらあるのだが。

 とそんなわけで第一試合は専修大と駒澤大学の試合。試合自体は、細かくそしてリズミカルにパスをつなぐ専修と伝統の「大きく」そして「遠くへ」を地で行くキックアンドラッシュの駒澤という対照的なチーム同士の対戦となったが、圧倒的にボールを保持しゲームを支配していた専修に対して、駒澤が後半開始直後のCK一発とPKによって2-0と勝利を収めた。エースの三島がベンチスタートだからか、それとも秋田監督がユニバ代表の監督を兼任している関係でチーム作りが遅れているのか、とにかく駒澤は散々な試合内容だった。名古屋ユースから三人の選手を預けているのである程度の勝ち点は稼いで一部に残留してもらわなければ困るが、この結果は全く試合内容に見合わない。試合終盤になるとリードを許していた専修も焦りからか段々と攻撃が雑になって行き、それが駒澤の二点目(PK)にもつながったわけだが、良いサッカーをしていたのは明らかに専修の方だった。
 駒澤では酒井が右SBとしてスタメン出場。三宅と奥村は残念ながらベンチ外だった。名古屋ユース入団時も含めもともと身体能力の高いFWだった酒井は高3からコンバートされた右SBを大学に入っても続けている。酒井が高校3年の時名古屋ユースは高円宮杯で準優勝し酒井も右SBとして優勝に貢献していたが、当時のチームは3トップを採用しており、もし酒井が右WGに入って久保、新川と3トップを組んでいたらどうなっていただろうかと時々考えることがある。プリンスリーグでは一学年下の中田健太郎(現横浜FC)が、そして中田の負傷後は同じく一学年下の花井が右WGに入り、結果的には本大会では花井が大事な場面で次々とゴールを決めてブレークを果たしたわけだが、花井を中盤(インサイド)に入れ酒井が久保、新川と3トップを組んでいたらもっと破壊力のある、他チームからも恐れられるほどのチームになっていたのではないのか。そんなわけで俺は酒井が駒澤に進むと聞いた時ひょっとしたらFWへの再転向もあるのかもしれないと思っていたがどうやらSBで勝負するようだ。そしてこの試合も試合中に監督やコーチから守備について何度も怒鳴られながらプレーしていた酒井は、それでも持ち味である1対1とどこのポジションからでも繰り出す(試合を通して10回以上投げていた)ロングスローによってチームに貢献していた。特にロングスローは「とにかく遠くへ」をポリシーとする駒澤にとっては大きな武器だ。
 そう言えば関東選抜に選ばれているGKの岡大生は名古屋のJrユース出身。昨日のJリーグで観たFC東京の権田といい、かつてクラブや下の世代の代表で長谷川とポジションを争ったライバルたちは試合に出て活躍しているが、当の長谷川が名古屋のトップチームで第4GKに甘んじている状況はなんとも寂しい限り。日本GK界屈指の名伯楽ディドの目の届くところでトレーニングを積み、師と仰ぐ伊藤裕二がトップチームのGKコーチになった今シーズン長谷川の巻き返しにはぜひ期待したい。

 第二試合の明治と法政の試合には久保が登場。かつてはU16やU17に名を連ねていたこともある久保はずっとセンターフォワード。長身でヘディングの競り合いに強く守備もサボらずやる姿はユース時代からトップチームのヨンセンを彷彿とさせるものがあった。そしてそんな久保の高さと強さを最大限に生かしていた当時の名古屋ユースは今から考えればモウリーニョ時代のチェルシーみたいだった。自らを目掛けて放り込まれるロングボールに対して強靭な身体を武器に競り合いを制し抜群のキープ力を見せる久保は言うなれば「得点力のないドログバ」みたいだった。チーム戦術による部分も大きいがファイナリストとなった大会で無得点だったセンターフォワードというのも珍しいだろう。しかし明治大学入学後は43年ぶりにリーグ優勝を果たしたチームで一年生からちょくちょく出場機会を得ていて、三年生となる今年は昨年までこのチームのエースとして君臨していた林陵平(東京V)から11番を引き継いでいる。

 試合は第一試合では見られなかった中盤での激しい潰し合いが繰り広げられたが、開始早々に右からのアーリークロスを久保が飛び出してくるGKの鼻先で頭で合わせてさっそく明治が先制する。その後も久保はエースと呼ぶに相応しい存在感を前線で放っており、ポストプレーからターンしてそのまま強引にDFラインを突破しするプレーで追加点まで奪ってしまった。よくよく相手チーム(法政)を見てみたらCBはいずれも30番台の背番号を背負っており、3月まで高校生だった新一年生を相手に久保が貫録を見せ付けたわけだが、少なくとも久保自身も今年に入ってひと皮向けたことは事実だろう。関東選抜やユニバ代表とは今のところ縁がない久保だが、この調子が持続出来ればユニバ本大会への道も見てくるかもしれない。
 そして久保の特徴はそんな攻撃面だけに留まらない。周りのアタッカー達がどちらかと言えば気分屋っぽく守備をしたりしなかったりしている中で、久保だけはサボらずに試合終了のホイッスルが鳴るまで攻撃にも守備にも奔走し続けた。そして久保のそんな守備面での貢献(信頼感)は、時間帯によっては二列目に入って「守備を頑張ってくれ」というような監督からの指示を受けるぐらいだった。
 あとは、前半を終わって3-0という余裕の試合運びから一転、主な選手交代を行った後になってから法政にあと一点取られたら同点という状況にまで追い込まれたチームにあって、明治は久保の存在がひと際心強く感じたことも書き加えておきたい。
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by tknr0326g8 | 2009-04-21 02:23 | College Football
インカレ 決勝 筑波大×中央大 @国立競技場
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名古屋ユース出身で来シーズンからはFC岐阜への加入が決まっている筑波大学四年の永芳卓磨にとって大学生活の集大成となるこの試合。かつてはサイドアタッカーとして鳴らした永芳も今やすっかりボランチが板につくプレーヤーになった。ショートパスをつないで相手を崩すスタイルの筑波はそんな永芳がコントロールタワーとなってパスを配給し連動した動きから突破を図るが、中央大のコンパクトで厳しい守備ブロックを前になかなか前線にボールが収まらない。永芳とともにFC岐阜入りするFWの西川にも期待していたのだが、187cmの長身ながらヘディングの競り合いでもほとんど勝てておらずこの試合では良いところがなかった。

一方の中央大はサイドチェンジを交えながら徹底してサイドから攻撃を仕掛けるその名に不釣り合いな戦い方が名古屋と重なるが、コンセプトが明確なことに加え、同点ゴールにつながったCKの形などパターン化された動きがよくトレーニングされている印象。来年入学予定とも噂される前橋育英の六平もこのチームだったらかなりフィットしそうだ。
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by tknr0326g8 | 2009-01-11 18:04 | College Football
インカレ 準々決勝 流通経済大×福岡大 @西が丘
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 来シーズンからの名古屋加入が内定している大学サッカー界屈指のコンダクター、流通経済大・平木を観に西が丘へ。試合は堅い守備から縦に速い攻撃を仕掛ける福岡大とボールをキープしながらダイアゴナルなパスで福岡DFの裏を狙う流経大との間で拮抗した展開が続いていたが、後半開始早々に流経大がセットプレーから先制に成功すると福岡大も積極的に攻めに出るようになり、流経大もカウンターからチャンスを作る動きのある試合になった。
 注目の平木は自分から仕掛けるようなプレーこそないものの、左足から繰り出す長短のパスは狙いどころも良くアイデアもある。名古屋ではダヴィや玉田との相性も良さそうなのでマギヌンのバックアップという役割でも力を発揮しそうだが、意外とボランチで起用しても面白いかもしれない。
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by tknr0326g8 | 2008-12-23 14:50 | College Football
関東大学リーグ 第18節 @西が丘
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 来シーズンからの名古屋加入が内定している明治の橋本を久しぶりに観てみようということで西が丘へ。前に橋本を観るのは今シーズンの開幕戦で、明らかにコンディションが整っていなかった橋本は酷いパフォーマンスの末に途中交代させられてしまった。

 しかしいざ発表されたメンバーを見ると、スタメンはおろかベンチにも橋本の名前はない。出場停止ではないようなので怪我でもしたんだろうか。そしてそんな橋本の代わりにFWに入り林と2トップを組んでいたのは、名古屋ユース出身の久保裕一だった。そしてそんな久保に続き、対戦相手の学芸大からは太田圭祐、第二試合の駒澤大からは酒井隆介といった名古屋ユース出身のプレーヤーがそれぞれ途中出場を果たした一日は、橋本一人を観ること以上に意義深い日になった。

 久保は高校時代と比べれば身体に厚みが増した印象。逆に俊敏性は少し落ちたような気もするが、前線で身体を張る久保らしさは健在だった。ただチーム単位として見れば、似たタイプの林との2トップはその怖さを十分に発揮しているとは言えず、サイドから良いクロスが入ってこなかったこともあって、ストライカーとしての大きな見せ場はないまま後半途中で交代となってしまった。
 太田と言えば、去年の高円宮杯・準々決勝(vs広島皆実)、同じ西が丘で、彼本来の持ち味であるドリブル(テクニック)に加えて驚異的なランニング(スタミナ)を披露していたことが記憶に新しい。この試合では0-0で迎えた後半に切り札として4-4-2の右SHとして出場したが、その時間帯には両チームともかなり中盤が空いてしまっていたこともあって、どちらかと言えば守備面で味方のカバーに奔走するようなプレーが目立っていた。学芸大は組織的なディフェンスが特徴のチームだけに守備面での戦術的なタスクが多いのだろうが、マイボールになってもほとんど自陣ペナルティエリアの外ぐらいから飛び出して行かなければならない状況ではその攻撃的な特徴を発揮することは難しかったかもしれない。
 久保との絡みもあって高校三年からサイドバックに転向した酒井は、大学生になったらFWに再転向する可能性もあるかと個人的には思っていたが、どうやら大学でもSBとしてプレーするようだ。この試合では出場機会があるかないか微妙なところだったが、4-0とリードした後駒澤の右SBの選手が遅延行為で?退場を喰らってしまったこともあり、突如出場機会が巡ってきた。ただ時間帯、点差を考えて「上がるな」と指示を受けての投入だったのか攻撃参加の機会は一切なし。豪快なオーバーラップからのクロスやシュートも見てみたかったが、それはまたの機会に取っておくということで。

 そしてもう一人、名古屋ファンとして見逃せない人物は国士舘のベンチにいた。前期に国士舘の試合を観た時は全く気付かなかったが、時々ベンチから飛び出して来てピッチ上の選手達に指示を送っている人物にどこか見覚えがあるなと感じたのは後半に入ってからだった。少し太った感じはするが「もしかして」と思いプログラムで確認すると・・・やはりその人物は伊藤卓その人だった。
 中田英寿の代のユース代表で10番を背負いアジアユースではキャプテンも務めていた天才少年。その後1996年途中に国士舘大学を中退してベンゲル時代の名古屋へと入団したが、出番間近と言われていた矢先に大怪我を負ってそのシーズンを棒に振ってしまう。彼の名古屋での唯一のゴールはユース代表時代の監督でもある田中孝司が名古屋の指揮を執るになった1998年になってからで瑞穂での浦和戦だったと記憶している。
 そんな伊藤卓が母校の国士舘大学に戻ってコーチとしてキャリアを積んでいるというのはちょっと嬉しいニュース。今日の試合では1-4と大敗を喫してしまったが、試合内容ではむしろ駒澤を上回っており、今シーズンの国士舘は組織と個人技がMIXされた素晴らしいチームに仕上がっている。あとは来年4年になるはずの根津や唐沢がトップチームで出場機会を掴んでくれれば言うことはない。
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by tknr0326g8 | 2008-10-18 18:26 | College Football