Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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J2 第8節 千葉×岐阜 @フクダ電子アリーナ
 昨年の8月に味スタで東京V戦を観て以来のFC岐阜の試合。監督も代わって新たなスタートを切った岐阜だが、選手は昨シーズン経験を積んだ20代前半の若手が中心。今シーズンはこれまで築いてきたベースにどれだけ上積みが出来るかがポイントになるだろう。
 対する千葉はJ1でも中位からさらに上を狙えそうなくらいの戦力を揃えている。ベンチには経験豊富なベテランが並び、大掛かりな戦力補強もその多くがかつての黄金時代を知るカムバック組で連携面などの問題もない。J2ではほとんど反則級とも言える戦力の中で唯一頼りない感じがするのは監督だが、その脇には三菱養和から引き抜いた斉藤和夫、そしてバックステージには神戸さんがドッシリと構えて青年監督を支えている。

 試合は序盤から個人能力に勝る千葉がボールを支配しピッチを広く使いながら岐阜の守備ブロックを揺さぶりに掛かる。特に効いていたのが工藤と佐藤のインサイドハーフ、そして左サイドでキレのある動きを見せている倉田だ。ともにジェフの下部組織育ちで日本代表経験がある工藤と佐藤は言うに及ばず、特筆すべきは倉田で、G大阪ユース時代からファンタジー溢れるアタッカーだったが、ここに来て完全に才能が開花しているかのような印象だ。

 一方の岐阜はと言えば、しっかりとブロックを作って守り、低い位置からパスをつなぎながら千葉を喰い付かせてDF(特にミリガン)の裏に縦パスを入れるタイミングを見計らう意図が感じられたが、肝心のビルドアップの過程におけるミス(パスミスやボールコントロールのミス)が多く、なかなか思い通りのパスを前線に出すことが出来ていない様子。前半の決定機も嶋田が狙い通りミリガンの裏に抜け出してその折り返しに佐藤が詰めたシーンぐらいだった。

 そんな中先制点を奪ったのは千葉で、倉田のラストパスに右サイドから入り込んで来たアレックスが合わせたものだったが、左サイドでボールを持った倉田が巧みなフェイントで対面するDF(田中)を振り切ったところで勝負は9割方ついていたと言っても決して過言ではない。0-0の時間帯を少しでも引っ張りたいと思っていたはずの岐阜にとってこれは痛い失点だった。
 そして後半回早々に岐阜は致命的ともいえる二点目を喫してしまう。それまでボックス内での怖さはほとんどと言っていいほど感じさせていなかったネットが、ゴールからかなり離れた位置から直接ゴールに突き刺したワールドクラスのブレ球FKは、岐阜にとっては“事故”以外の何物でもないが、この失点によって岐阜がこの試合で勝ち点を獲得する可能性は限りなく低くなってしまった。
 岐阜に勝機があるとすれば、2-0というスコアに勝利を確信したのか千葉ベンチがネットに代えて巻を投入した後で、確かにネットはボックスの中で有効な仕事が出来ていなかったが、ゴールで気を良くしたのかその後積極的にミドルシュートを狙い始めてからは間違いなく岐阜DFに脅威を与え始めていた。そんな中で巻が出てきたところで何かが出来るとは到底思えない。確かにこの試合で再三に渡りオーバーラップを敢行してクロスボールを供給していた渡辺圭二を生かすにはボックスの中に巻のような選手が必要だが、高さを生かして前線で基点になろうにも、岐阜の最終ラインには吉本がいてそうやすやすとは競り勝たせてもらえない。もし後半に迎えた唯一の決定機とも言える佐藤のシュートが決まっていれば試合はどうなっていたか分からないし、そうなったら千葉ベンチはこの控え選手とファンのガス抜きのために行われたような交代を悔いていたに違いない。

 結果を見れば(おそらくスタッツ的にも)岐阜の完敗。しかし個々のプレーヤーのレベルの差がそのままスコアに反映されていたかと言えば決してそうではなく、個々の能力の高さがゴールひいては勝利に収斂され切っていない印象の千葉に対して岐阜が付け入る隙は皆無ではなかった。ただそんな状況の中で岐阜がアップセットを起こすためには、もっともっとディテールでのクオリティを上げていかないといけない。せっかくのチャンスを自らの雑なプレー(数十センチのパスのズレなど)によって潰えさせてしまっているうちはまだまだそれは難しいだろう。
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by tknr0326g8 | 2010-04-26 01:26 | FC GIFU
J2 2009 第31節 東京V×岐阜 @味スタ
 今日の選択肢は三つあった。二週連続でJヴィレッジに赴きダノンネーションズカップのリベンジマッチ(×仙台)に挑む名古屋U-12を観るか、利害関係のないクラセン(U-18)決勝をのんびり観るか、今シーズンタイミングが合わず一試合も観れていないFC岐阜の試合(×東京V)を味スタで観るか。最終的には家からの距離が最も近い味スタを選択したわけだが、天候を考えると唯一屋根付きのスタンドで観戦できるこの試合を選んだことは結果的に正解だった。

 前節セレッソを下して4連勝を飾った岐阜はすっかりメンバーも固定されチームとして上り調子にある。昨シーズンはどちらかと言えば開幕とともに垂直立ち上げに成功したものの相手チームに研究されてくると徐々に尻すぼみになっていった印象があったが、大卒を中心とした新人を大量に獲得してメンバーを刷新した今シーズンはほとんど一からのスタートで、第一クールはかなり苦戦したものの、少しづつチームが出来上がって来ているような印象を受ける。このメンバーでと言ったら失礼だが、メンバーが代わってもしっかりとした形を持ったチームを作ることが出来る松永監督は優秀な監督なのだろう。

 この試合でも最初に試合の主導権を握ったのは岐阜の方で、チーム全体がボールサイドに激しく寄せるディフェンスから中盤でこぼれ球を拾ってカウンターに結びつけることに成功していた。しかし個々の能力に勝る東京Vは、そんな岐阜の組織的なデイフェンスに対してもそれを上手くいなしてパスをつなぎ逆サイドまでボールを展開してしまう。ボールサイドに激しく寄せる岐阜にとって逆サイドは泣きどころであり、タッチラインいっぱいに開いたサイドプレーヤーが仕掛ける攻撃は岐阜にとっても脅威だが、実は東京Vの狙いはそこではなく、ピッチを広く使うことで岐阜のディフェンスを拡げておいての中央突破というのが彼等の意図するところでもある。このあたりさすがにヴェルディは試合巧者だ。
 そんなヴェルディにおいてはボックス内で真価を発揮する大黒やしばらく消えていたかと思えば突然出てきて頭の悪そうな強引な突破を試みる平本という2トップよりは河野とレアンドロという二列目のアタッカーによる仕掛けの方がより強烈で、さらにそこを止めるのにいっぱいいっぱいになっているとその後ろから入ってくる選手をフリーにしてしまう。実際先制点は右SBの藤田が中央突破を試みたことで得たFKからだし、二点目の場面ではボランチの柴崎がこれまた中央からワンツーを使って割って入ることに成功している。ヴェルディはどこまで行ってもヴェルディというわけだ。

 少し足の止まり始めていた時間帯に二点目を奪われ、さらには何を思ったか不用意にレアンドロの前を空けてしまい致命的な三点目を失った岐阜だったが、それ以外の時間帯においては、よりチームとしてまとまって戦っていたのは岐阜の方だった。個々の能力に劣るのでチームとして戦わなければならないという面はもちろんあるのだろうが、第二、第三の動きが絡んだコンビネーションプレーは日々のトレーニングの中で繰り返しすり込まれたものなのだろう。特に印象的だったのは、中盤の選手が前を向いてボールを持った時に前線で二人のアタッカーが(ニアサイドに向かって)DFラインの間をナナメに裏に抜ける動きをし、そこにパスを出すのかと思いきや、それによって(DFがその動きに釣られて)出来た大外のスペースに時間差で入ってくる選手がフリーになるようなパターン。これによって岐阜は何度かボックス内にフリーで入り込むことにも成功している。
 だが岐阜が東京Vから得点を奪うにはフィニッシュのアイデアと精度が足りなかった。シュート数も決して少なくはないはずだし、本当にあと一歩という感じ。ただ、前線ではともに大卒一年目の佐藤や朴はすっかりプロ仕様のFWになってきているし、かつてプリンスリーグ東海で狂ったように得点を量産し山本康裕とのコンビで名古屋ユースを蹂躙したこともある押谷祐樹(磐田からレンタル移籍中)も(まだチームに完全にはフィットしていないが)チーム戦術を理解してそれにアジャストすれば面白い存在になるだろう。発展途上のチームとともに彼等の成長に期待したい。
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by tknr0326g8 | 2009-08-02 23:52 | FC GIFU
J2 2008 第28節 岐阜×仙台 @ユアスタ
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Jビレッジ(福島)からさらに北上すること2時間。やって来たのは三年前の仙台カップ以来となるユアテックスタジアム仙台。

AWAY仙台に乗り込んだ岐阜は自陣から梅田が持ち出し→片桐→小島とつないで最後は再び片桐が左足で豪快に蹴り込んで幸先よく先制する。往年のセルビア・モンテネグロを思わせるような鮮やかなカウンターだった。しかし先制したはいいものの、キックオフから仙台のダイアゴナルなランニングに守備ブロックが全く対応出来ていない岐阜はタテパス一本でアッサリ裏を取られるような有様で、いつゴールが割られてもおかしくない状況が続いており、後半遂に平瀬にDFラインのギャップへと走り込まれ同点ゴールを許してしまう。

その後の岐阜は動きの落ちた小島、梅田を相次いでベンチに下げ片山と大友を投入したことで、攻撃はロングボールを仙台のDFラインの裏目掛けて蹴り出す苦し紛れの策一辺倒になってしまった。正直全く可能性を感じさせない攻撃。試合終了間際になって、菊地に代えて薮田を投入したこと、また両チームともに中盤を省略したオープンな攻め合いになったことで岐阜の攻撃にも再び光明(可能性)が見えてきたが、もしあのまま試合が進んでいたとしても(仙台の勝ちはあったとしても)岐阜の勝ちはなかっただろう。
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by tknr0326g8 | 2008-07-26 23:49 | FC GIFU
J2 2008 第20節 FC岐阜vs横浜FC @ニッパツ三ツ沢球技場
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 堅い守りから縦に速い攻撃を繰り出すのがチームとしてのスタイルらしい横浜FCに対して、岐阜は結局最後までそのディフェンスを崩し切ることが出来なかったが、後半にセットプレーから菅が押し込んだ一点を(相手の決定力不足もあって)なんとか守り切って久しぶりの勝ち点3を獲得しました。正直に言ってJのレベルでプレーするのはちょっと厳しいのでは?という選手も含めて、決して厚くない選手層をなんとかやり繰り&組織としてまとめてハードスケジュールを乗り切ろうとしている岐阜ですが、苦しい戦いはこれからも続きそうです。

 名古屋ファン的にはチケットを買った段階で少しだけ期待していた須藤右介や中田健太郎がサブにも入っていなかったことはちょっとだけ残念だった。と同時に、横浜FCがサテライトリーグに参加していない現状を考えると(サテライトリーグが実戦経験の場に成り得るかという議論は一旦置いておいて)どこで試合勘を養っているのかがとても気掛かりだ。(ちなみに中田は同じくルーキーの中野や大久保と一緒にオーロラビジョンで10年史のPRをしてました)

 横浜FCのサッカーは、自陣でソリッドな守備組織を形成し、ボールを奪うとシンプルに縦のスペースにボールを送ってそこで2トップの難波とチョ・ヨンチョルがポイントを作るカウンタースタイル。機動力に優れる難波と高い技術を持つチョ・ヨンチョルの2トップはこのスタイルと相性が良さそうだが、惜しむらくはチーム全体のこの戦術に対する理解がまだ低いことと、チョ・ヨンチョルと周りの選手とのコンビネーションが合っていないこと。そしてそれが上手くハマッっていた時間帯では2列目の押し上げもあって岐阜を自陣深くへと釘付けにしていただけに、最後の時間帯になって2トップを高さのある御給とスピードのある池元に入れ替えたことで逆に攻撃の形(狙い)がブレた(ボケた)ことは岐阜にとってはラッキーだった。

 一方、ここ5試合でたったの1得点と開幕当初の爆発的な得点力が嘘のように沈黙を続ける岐阜は、この試合に向けて若干の配置転換を断行。どうやら普段は2トップの一角に入る片桐と普段はサイドハーフの高木のポジションを入れ替えているようだ。中央(前線)の片山と高木の関係はタテに並んだ2トップのようにも見える。しかしこれが上手く機能しない。最前線の片山は1トップ気味になったこともあって、高くて強い横浜最終ラインのプレッシャーを一身に受け、この試合全く仕事をすることが出来ていなかった。片山がここまで何も出来なかった試合は開幕戦の甲府戦以来ではないだろうか。中盤に下がった片桐も窮屈なプレーに終始させられていていつものように攻撃の基点となることが出来ていなかった。個人的には(TVで見る限り)すっかりプレーにもキレを取り戻したように見える相川を見てみたかったが、それはこの試合で最後に顔見せ程度に出てきて相変わらずのスピードスターぶりを見せ付けていた小島とともに敷島公園までお預けということで。
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by tknr0326g8 | 2008-06-15 18:39 | FC GIFU
全社 岐阜県決勝 F.C岐阜Second vs F.C.rivers @長良川メドウ
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 クルムで盛り上がっているメモリアルセンターを横目にメドウでFC岐阜Secondが出場する全社岐阜県大会決勝を観戦。正直なところFC岐阜Secondの位置付けや彼等がどのカテゴリーに所属しているのかを俺は知らないが、試合は完全なワンサイドで両チームの間にはかなりの力の差を感じました。

 スコアこそ1-0と接戦で、途中アタッキングエリアでなかなか攻撃の形を作れない時間帯もあった岐阜ですが、こういう展開でえてしてありがちな、攻めあぐんでカウンターを浴びるといったこともなく、終始自分達のペースでゲームをコントロールし続けることが出来た点は良かったのではないかと思います。そしてそれに最も貢献していたのは、試合終了までハードワークを続けていたセンターハーフの二人だったのではないかと思います。

 あとスタンドでは(昨日の試合での負傷により)人相の変わった森山以下トップチームの主力がほとんど勢揃いで観戦していましたが、なんだかアットホームな感じがして良かったですね。
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by tknr0326g8 | 2008-05-04 19:20 | FC GIFU
J2 2008 第10節 水戸vs岐阜 @笠松
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 決して世間一般に広く名が知れ渡っているわけではない選手達が体現する非常に組織的でシンプルなサッカーにベテランの経験が加味され、C大阪や広島、福岡、横浜といった自分達より戦力的に上回る相手に対してもむしろ互角以上の戦いを続けているFC岐阜。中でも特筆すべきは梅田をスタメンに固定した第3節(アウェイ山形戦)以降の驚異的な得点力だろう。格上の相手に先制されてもそれを跳ね返す力強さを今の岐阜は備えている。
 しかしここ二試合は終盤にスタミナ切れから失速し全体が間延びしたところをカウンターで突かれて失点、一度は逆転した試合をもう一回ひっくり返されるという試合が続いている。その意味では土曜日の試合から中二日、しかも気温の高い13時キックオフというこの水戸戦はまさしく正念場で、このところ戦ってきた相手からすれば戦力的には落ちるが、「JFLから上がって来たチームには負けられない」という先輩としての意地を持ってこの試合に臨んで来るであろう水戸は決して楽な相手ではない。

 やはりコンディションが気になるのか、岐阜は出場停止の小峯以外にも川島、片山を休ませ深津、菊池、森山が今季初先発を果たした。森山か・・・横浜の「KING」といい最近のJ2ではこうしたハンディキャップマッチが流行っているのだろうか。片山を休ませるのは致仕方ないにしても、これまでの戦い方を踏襲するなら代わりは相川の方が良いと思うんだか、相川のコンディションはまだ戻っていないというなのか。森山は試合前のシュート練習でもクロスに対してボールを捉える技術は抜きん出ており、この試合の先制点などを見てもその得点感覚はさすがだが、いわゆるコーディネーション系の能力が全盛期と比べると著しく低下していることで対人プレー(試合)となると正直厳しい印象がある。ストライカーはゴールが仕事とは言え、この試合で森山が果たした役割はどれぐらいあったのだろうか。

 試合は前半から岐阜の(名古屋なんかよりもよっぽどソリッドな)守備組織が水戸に突け入る隙を与えず、片桐の突破から森山が先制ゴールを奪ったものの、40分頃から全体的に少し足取りが重くなって来たかなと思っていたら、左サイドからのクロスにポジショニングでミスも重なって失点。後半も時間の経過とともに岐阜の寄せが甘くなり水戸に押し込まれる時間も増えて行ったが、比較的早めの時間帯で森山に代えて片山を投入すると流れは再び岐阜へ傾いた。片山は前線で基点となるだけでなく途中出場ながら決定的なシュートを何本も放ち、その内2本をゴールに沈めるあたりなんだかエースストライカーとしての存在感のようなものを身に付けつつある感じがします。

 あと面白かったのは試合前のピッチでのアップで、岐阜がアップというよりもトレーニングに近いシュート練習を行っていたこと。コーチが楔役になってボールを出し、二人が大きくクロスする動きからしてパス交換してシュートとか、真ん中で二人が小さくパス交換してからサイドへ大きく展開してそのクロスに二人がそれぞれニアとファーに走り込みながらシュートとか。高校レベルでも試合前のピッチではあまり見かけない光景だ。果たしてこれは直前の確認なのかそれとも専用のトレーニンググラウンドを持たないがゆえの(グラウンドを利用しての)補習なのかは興味深いところだが、良いリズム感で行っていたこのトレーニングを見る限り岐阜の得点力が決してフロックではないことを確信しました。
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by tknr0326g8 | 2008-04-29 19:51 | FC GIFU
J2 2008 第4節(vs徳島) & 5節(vsC大阪) @スカパー
■第4節 vs徳島(H) 2-1
 開幕以来、甲府に始まり仙台、山形とJ2でも上位に属するチームとの戦いが続いてきた岐阜にとって、この徳島戦は今シーズンどこまでやれるのかという意味で真価が問われる試合でもある。対する徳島はシーズン開幕後未だ勝ちなし、得点もゼロという状況にある。岐阜としてはチーム状態を考えても勝ち点3が欲しい試合。

 岐阜は前節の山形戦で攻撃陣が爆発した布陣そのままにこの徳島戦にも臨んできた。そして前節右SHとして初先発を果たしチームの攻撃に軽い革命をもたらした梅田がこの試合でもその力をまざまざと見せつけ、ハーフウェーライン付近から中央をドリブルで突き進むと誰も寄せてこないと見るや強烈なミドルシュートを徳島ゴールに叩き込み先制。その後追加点が取れずにいると後半一旦は同点にされたが、この試合それぞれに特徴を発揮していた2トップがコンビでゴールを決め勝ち越しに成功した。カウンターから片桐が得意の左足でDFの頭越しにファーサイドへふわりと送ったボールを片山がスライディングしながらダイレクトボレーで合わせたゴールはお金を取るに相応しいスーパーゴールだった。
 予想以上のペースで目処が立ってきた攻撃面。あとは高い能力は誰の目から見ても明らかなものの、チームの中でそれが活かし切れておらず、なんだか時として「孤高のドリブラー」的な感じになってしまっている左SHの高木をどう使っていくかがチームの攻撃が破壊力を持てるかどうかのポイントになりそうだ。

 それにしても日曜日のナイター(18時キックオフ)という「悪条件」とは言え、観客数が少ないのはちょっと残念。今の岐阜は非常に組織立って、全員がひたむきに頑張る良いサッカーをしていると思うので是非とも地元から盛り上げて行って欲しいと思う。

■第5節 vsC大阪(A) 0-1
 長居という大規模なスタジアムのせいなのか、それともC大阪という広島と並ぶ優勝(昇格)候補の本命が相手だからか、はたまた開幕から休むことなくハードワークを続けてきた勤続疲労の影響か、立ち上がりから動きに硬さの見られる岐阜は、チームがリズムに乗る前に一瞬の集中力の欠如からスローインでアッサリと裏を取られて失点してしまった。相手が前線に(「名古屋キラー」でおなじみの古橋をはじめとした)タレントを揃えるC大阪だけに、この早い時間帯に失点を喫したことは下手すれば大量失点の引き金になるのではないかという不安がよぎる。

 しかしそんな俺の浅はかな予想に反して、岐阜は個々の力では劣るものの組織的で粘り強い守備により中盤でセレッソからボールを奪い速攻に移るようなチームとして狙っていたであろう形を何度も作っていた。失点以降、後半20分ぐらいでペースがガクッと落ちるまでは試合は完全な岐阜ペースだったと言っていいし、このゲームでチームとして良いパフォーマンスを見せていたのは間違いなく岐阜だ。そしてそんな中で渋く存在感を発揮してのは藪田だった。開幕からスタメンを張っていた菅が負傷欠場したことにより、右SHとして2連勝にも大いに貢献していた梅田がボランチへコンバートされ、今季から岐阜に加入した藪田は右SHとして今季初出場を先発で飾ったわけだが、そのポジションで藪田は想像以上の順応性と実効性を発揮していた。これまで(名古屋の)試合相手として対戦していた時にはあまり気に留めたことがなった藪田だが、さすがにヴェルディ、横浜FC、神戸を渡り歩いてきたベテランだけのことはある。おそらくまだコンディションが万全でないこともあって残念ながら後半途中で交代してしまったが、風貌的にもどことなく藤田俊哉を彷彿とさせるようなプレーは経験の浅い岐阜の中で今後も確実な戦力となることだろう。

 結果ということから言うと、多くの時間帯に置いてペースを握っていた岐阜だったが、結局最後までセレッソのゴールを割ることは出来なかった。上でも書いたように中盤の出来は悪くなかった(むしろ藪田が加わって良くなった面もある)が、岐阜の攻撃は最後のところでプレーに精度を欠いていた。昨シーズン日本代表GKの川島が名古屋から川崎に移籍したことで川崎から押し出されたセレッソのGK相澤のビッグセーブに阻まれたシーン(前半の高木のシュート)などもあったが、前線のプレーヤーの出来を見ても、そろそろ今季初得点が期待される片桐は(前後半でスパイクを履き替えた効果なく)いつもと比べて動きにキレが足りず特に長いキックの精度が悪かったし、片山も高さそして強さでセレッソのCBコンビを上回ることが出来なかった。ただ片山については、いつものように高さではポイントには成り得なかったが、動きの中で何度かボールに絡めてはいただけに、森山に代えるよりは片桐同様ピッチに残しておいた方がその後のチームとしてのチャンスは多かったような気がしないでもないんだが。

 それにしても今シーズンのセレッソは何はさておき「昇格」を目標としているということなんだろうか。俺の中でクルピはかつてクルゼイロの監督としてベンゲル率いる名古屋と瑞穂で対戦した時に、元柏のリカルジーニョを中心としたすごく良いチームを作ってた記憶があって好印象を抱いていたのだが、この試合でのセレッソは汚いファールで相手を止めるブラジル人監督が率いるチームにありがちなダークサイドがやたらと目立ち、香川を筆頭に、柿谷、デカモリシなど才能のある若手が何人かはいるものの、例えこれでJ1に上がったとしてその先に何が残るのかと考えると、ちょっと疑問が残る感じでした。
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by tknr0326g8 | 2008-03-30 02:28 | FC GIFU
J2 2008 第2節(岐阜vs仙台) & 第3節(山形vs岐阜) @スカパー
■第2節 vs仙台 0-1
 開幕戦で甲府相手に予想以上の健闘を見せ勝ち点1を獲得した岐阜はこれがホーム開幕戦。舞台となるのは長良川競技場だ。今や伝説となったピクシーのリフティングしながらのドリブルが披露されたスタジアムであり、先のプレシーズンには(有料で観客を入れる試合としては)初めて名古屋との名岐ダービーが行われたスタジアムでもある。だが個人的には、メモリアルセンター内にあるこの競技場も、近くにある球技場も俺が三年間毎日チャリでその脇を走って高校に通った場所という印象が強い。笑

 それはさておき、この試合で最も印象に残ったのは、かつて岐阜工を率いて輝かしい戦歴の数々を残した大野聖吾・現大垣北高校監督の非常に的確な解説だった。試合の流れもさることながら、個々のプレーヤーについてもとても細かく見ているなぁとTVを見ながら関心するとともに、(岐阜のサッカーの隆盛にはもちろんVAMOSやJUVENといったクラブチームの存在を抜きに語れないが)かつて岐阜工が全国区のチームとなった理由の一端を垣間見たような気がした。
 というわけで、試合については何を言っても後出しになってしまうので多くは語らないが、この試合についてひとつ言えるとすれば、“キング・オブ・ギフ”小島の不在がことのほか大きく感じられたこと。岐阜には二列目の高木、嶋田など攻撃陣にも良いプレーヤーがいますが、彼等を生かすという面でも小島がいないと片桐ひとりに掛かる負担がとても大きくなってしまうし、相手のレベルが上がれば上がるほどそれでは苦しい。ちなみにそんな片桐は、かつては鋭い反転から見せる重心の低いドリブル突破が最大の持ち味でしたが、ホリコシに行って小見監督の下でプレーしていたあたりからもうひとつの持ち味であるイマジネーション溢れるプレーの部分に比重を置いたプレースタイルにシフトしたような印象を受けます。かつての片桐ファンとしては正直一抹の寂しさのようなものを感じなくもないですが、相変わらずボールキープ時には玉際の粘り強さを見せてくれてますし、よい意味で角が取れてきたと好意的に解釈したいです。

■第3節 vs山形 5-3
 俺の興味の半分は名古屋から山形にレンタル中の“トヨグバ”こと豊田陽平のプレーに向けられていたこの試合。第1節と第2節を通してシュートを8本しか放っていない岐阜が山形相手に5得点という結果は全く予想していなかった。

 この試合のひとつのポイントは岐阜が開幕から二試合連続でスタメンに名を連ねていた嶋田に代え、大分から地元へと戻って来た梅田を右SHとして起用したこと(サブにも入っていなかったところを見ると怪我でもしたのだろうか)。名古屋とのプレシーズンマッチでも非常に可能性のあるプレーを見せていた嶋田は良いプレーヤーだと思うが、左右に左利きを二枚並べてその二人がポジションチェンジを行いながらプレーしていたこれまで二試合と比べても、岐阜が使っているピッチの横幅は明らかに広がっているように感じられたし、全体のバランスも格段に良くなったと思う。そしてそのサイドアタックが山形から大量5得点を奪う結果へとつながった。J2時代の新潟がスタメンとサブの間をウロウロしていた鈴木慎吾を左SHに定着させてから成績を伴ってきた来た時を思い出しました。
 山形の最終ラインでのマークが甘かったという面はあるにせよこの試合で2ゴールを決めた片山も試合毎にJの舞台に順応しその力を発揮しはじめているし、TVの実況のように「運動量豊富」と一言で片付けてしまるのは容易いが本当に最後まで動きの量が落ちず前線に顔を出すルーキーの菅、ともに右サイドでチームに落ち着きをもたらしていた前述の梅田と吉村など、新戦力も馴染んで来ているようなのでこれからが楽しみです。

 そんなメンバーが替わっていることもありますが、それにしても一年前に味スタで見た(JFL 横河戦)時と比べてもチームは随分変わったなという印象を受ける。正直まだ上位チームとは力の差があるということでロングボール中心の組み立てになってしまう部分もあり、守備では危なっかしい部分もありますが、チームとして組織だったプレーが出来るようになってますね。

 ちなみに豊田はその恵まれた身体能力をプレーに反映させる術を習得しつつあります。前節のセレッソ戦に続いてこの試合でも豪快なヘディングゴールを決めてますし、結果を積み重ねつつ順調に成長して行って欲しいです。あと山形に関して言うなら、序盤以降機能性を失っていたとは言え、リチェーリを下げた事は結果的に岐阜を楽にさせてしまったかもしれません。
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by tknr0326g8 | 2008-03-21 01:57 | FC GIFU
J2 2008 第1節 甲府vs岐阜 @小瀬
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前半から飛ばしていた岐阜は中盤から厳しいマークで甲府の得意とするパスワークを封じ込めることに成功していましたが、攻撃は前線の2トップに対して後ろからタテパスを蹴り込むのがやっとの状態で、甲府の最終ラインが致命的なミスをやらかすのを待つぐらいしか手がありませんでした。そしてそんな中でコーナーキックから最も注意しなければならないはずの羽地をフリーにしてしまい先制を許してしまいます。
後半になるとゲームは少しオープンになり、甲府がパスをつなげるようになったのに対し、岐阜も高い位置にポイントを作ってのカウンターの形が見え始めます。そして岐阜は前線でよく体を張っていたものの好機を作り出すまでには至っていなかった片山を下げ、切り札の小島をFWに投入。この交代がハマってさらにカウンターからのチャンスが増えた岐阜は高い位置でのインターセプトから→片桐→小島とつながって最後は小島が落ち着いて同点ゴールをゲット。
その後は両チームともに勝ち点3を狙っての攻め合いとなりましたが、より勝利に近かったのは地力に勝る甲府ではなく最後まで凄まじい集中力見せた岐阜の方だったのではないでしょうか。それぐらい今日の岐阜の選手達のファイティングスピリットは素晴らしかったです。
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by tknr0326g8 | 2008-03-09 17:38 | FC GIFU