Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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第8節 vs柏 (補足)
 サブメンバーを見た時点で、これで先に点を奪われたらフェルフォーセンは一体どういう手を打つのだろうかという不安(疑問)が頭をよぎった。唯一の攻撃的な駒である巻にしても「用途」はかなり限定されるし、選手交代によって流れを変えることを期待するのはまず無理だろう。そしてその嫌な予感は現実のものとなった。

 激しい雷雨のおかげで予定時刻より50分遅れてキックオフした試合で最初にペースを握ったのは名古屋だった。スリッピーなピッチを気にしてか、それとも前からプレッシャーを掛けに来る柏をいなすためか、シンプルに柏DFの裏を狙うようなプレーが目立ち、特に柏のSBが上がったスペースを突けた時にはビッグチャンスを作り出すことが出来ていた。

 失点は二つとも十分に予想可能な形。
 一失点目は楢﨑の負傷後とみによく見られるようになったコーナーキックからの失点。セットプレーに対してはフラットなラインを形成してゾーンで守る名古屋の守備には各チームとも研究と対策を十分に行ってきているわけだが、この失点に関してはそれ以前の問題と言ってよいGKとDFの連携ミスであり、ここ最近の試合では頻繁に見られる形。昨シーズンの終盤あたりはかなり安心して見ていられるようになった名古屋のゾーンディフェンスだが、古賀の移籍、スピラール&楢﨑の怪我によって今再び不安定なものになりつつある。
 二失点目は「柏のアタッカーの特徴」×「名古屋のディフェンスのやり方」×「ピッチコンディション」を考えれば一試合を通してある程度覚悟しておかなくてはならない事故のようなゴールで、名古屋としてはそれを踏まえて先制点と二点以上のリードを確保しておくことが必要なことだった。守備自体よりも得点を奪えなかったことの方が問題は大きい。

 相手チームが名古屋の3バックのサイドのスペースを徹底的に狙ってくるようになったのは横浜FC戦あたりからの顕著な傾向だ。まあこれだけなら当然想定されうる事態でありフェルフォーセンとしても「オーガナイズ」の中でその対応策を既に織り込み済なのだろうが、相手が1トップで来た時に3人のDFの受け渡しが曖昧になりそれがサイドの守備にも悪影響を及ぼすという傾向は大宮戦から見られるパターン。これには改善の余地があるだろうし、逆に言えば大宮戦から全く修正されていない点とも言える。
 俺としてははやいとこ(退場は時間の問題だった)中村を外して4バックにしちゃえばいいのに・・・と思いながら見ていたわけだが、今の戦い方が攻守両面において「中盤での数的優位」をベースとしたものになっている以上システム変更はなかなか難しいのかもしれない。
 まあただ後半ようやく中村を外したかと思ったら、システムは変えずに藤田をサイドに追いやって結果的にボールを動かせなくなり放り込みしか手がなくなってしまったり、相手が一人少なくなってから4バックにして後ろの枚数を増やしたりとどうにも采配面でのチグハグさも否めない感じでした。阿部・巻の投入といい、米山・金正友の交代といい、「放り込みの徹底」という明確な意思は確かに見て取れたんですが・・・。
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by tknr0326g8 | 2007-04-28 22:32 | Game Review
第8節 vs柏 @日立台
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 先日行われたというメンタルの講習会がマイナスに作用したとしか思えない名古屋は、前半に二点のリードを許すと時間の経過とともに選手たちのパフォーマンスもベンチの采配も本当に勝つ気があるのかと疑いたくなるくらい低調になっていきました。
 最後は最終ラインの大森と阿部による左右からの大放り込み大会というなりふり構わぬ戦い方を見せましたが、勝ちたいという気持ちで柏に劣っている名古屋の前によいボールが転がって来るほど世の中甘くはない。
 それにしても、なぜ名古屋は「2点を追いかける展開」の中「退場者を出した相手」が「前線に一人しか残していない」にも関わらず試合終了間際ギリギリ(になって増川が前線に上がる)まで4バックを引っ張ったんでしょうか。そしてそんな状況の中、目の前には相手選手どころかスペースしかないのに自分の「守備位置」を守って前へという意識を見せない「急造ストッパー」には怒りを通り越して失望させられました。そんなプレーをするためにフェルフォーセンはお前を最終ラインに置いたわけじゃないだろうと。
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by tknr0326g8 | 2007-04-28 19:35 | Game Review
第6節 vs 大宮 0-1 @駒場
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 試合前、アップで交互にゴールマウスに入る櫛野と長谷川の二人を見ながら、このチームが去年までとは違う新しいものになっていることを改めて実感する。楢崎と川島が(時々川島が楢崎の好プレーに拍手を送ったりしながら)アップしている光景がいつの間にか俺の中でも当たり前の光景として焼き付いていたということだろうか。サッカーチームは生き物とはよく言ったものだ。

 試合は大宮の(ゲームプランというよりも)システムを含めたチームとしての戦い方そのものが名古屋に対して攻守にバッチリハマってしまった感じの前半に、最終ラインで少し持て余していた感じの見慣れない外国人に先制点を奪われ、後半開始から4-3-3にシステムを変更して戦ったことで幾分スムーズにはなったものの局面を打開するには至らず、リーグ戦初勝利に燃える大宮に逃げ切られてしまいました。

 試合の中で感じたのは、後ろでゆっくりとボールを回してパスをつなぎながら前に運んでいくというスタイルを実践する上で、左サイドの本田の存在がいかに大きかったかということと、そしてこういう相手にこそ使って欲しい玉田の不在(怪我?)や足を攣って交代した阿部と交代できる左サイド(片山)の不在、1点を追いかける展開のはずなのに試合終盤にふと気付けば「ボランチ祭り」状態だったことなどのどこかチグハグなベンチワークでした。

 まさか柏よりも先に失速することになるとは・・・弱者に優しい名古屋はメンバーが代わっても健在ということでしょうか。
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by tknr0326g8 | 2007-04-14 16:18 | Game Review
第5節 vs広島 2-3 @スカパー
 試合後のインタビューでペトロビッチが語っていたように、選手交代に関する評価は大抵が結果論でしかないが、それにしてもこの試合でフェルフォーセンが後半開始から杉本に代えて玉田を投入したのは(前節の横浜FC戦のレビューで全く同じ交代をプッシュしていた俺にとっても)疑問が残る采配だった。ひょっとしたら画面越しには見えないところで杉本の疲労(もしかしたら怪我?)など当事者にしか分からないコンディション的な問題があったのかもしれないし、ナビスコカップで3戦2ゴールと結果を残している玉田を使うチャンス(タイミング)をフェルフォーセンが試合前から見計らっていたというようなことがあったのかもしれない。しかし前半の杉本のプレーを見る限り俺は代える必要があるようには思えなかったし、「広島のディフェンスラインが低かったから」というフェルフォーセンの説明にも疑問符を付けざるを得ない。確かに横浜FC戦はベタ引きのディフェンスを前に前半杉本はスペースを見つけられず成す術がなかったが、この広島戦の前半の杉本は十分に走れていたし、そんな杉本と主に対峙していたダバツなどは成す術がなかったと言って差し支えないほどそのスピードに対応出来ていなかった。まあ広島の最終ラインの前でテンポ良くパスを回せていた前半を見れば、そこに一枚噛ませるには足元にボールが収まらない杉本よりも玉田の方が良いという判断は確かにあるが、広島のDFラインからしてみれば杉本から玉田への交代によって「怖さ」は半減したのではないだろうか。

 逆に広島は結果から見れば後半25分の森崎浩→平繁という選手交代によって試合を決めたと言っても過言ではない。負傷者続出の名古屋DFラインにとっては、ウェズレイと佐藤寿人という強力な2トップをどう抑えるかということが試合前から最大の焦点だったし、実際この二人にゴールを割られて逆転負けを喫してしまったわけだが、試合の中で名古屋の守備に関して目に付いたのはむしろ藤田の両脇に広がるスペースに対する対処の仕方だった。ここに3バックの一角である増川や竹内が引っ張り出されるシーンが目立ち、実際1失点目は増川が引っ張り出されたところをワンツーで抜け出されてサイドを崩されたことがきっかけとなっていたし、3失点目にしてもここで竹内(と中村)が柏木に突破を許したことがPKにつながっていた。ペトロビッチがそこに目を付け森崎浩→平繁という交代を行ったことは想像に難くないし、選手交代によってそこを突いたペトロビッチの策が功を奏したことが結果的には試合を決めることになったわけだ。

 終わってみれば、良い感じで試合を進めて常に先行しながら逆転を許して2-3の敗戦という、まるで去年のホームゲームをリプレーするかのような結果となってしまった。去年はオランダキャンプで積み上げた自信をその試合で失い、それが教訓というよりもトラウマとなって、以後ヨンセン加入でチーム成績は上昇カーブを描きながらもメンタル的には決して無理しない(積極的に追加点を奪いに行かない)サッカーに落ち着いてしまった印象もあるので、昨シーズン同様にこの広島戦の敗戦がターニングポイントとなって開幕から好調を持続してきた名古屋のサッカーが変わってしまわないことを願うばかりだ。
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by tknr0326g8 | 2007-04-08 13:46 | Game Review
第4節 vs横浜FC 2-1 @三ツ沢
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 横浜FCの狙い(意図)は明確だった。4+4で自陣に引き籠ってスペースを消し、ボールを奪ったら迷わず中盤を飛ばして前線のサイドのスペースに送り込む。そうして基本的に3人しか残されていない名古屋最終ラインとの勝負に持ち込むというのが「アジアの大砲」が名古屋をスカウティングした結果出した結論だった。久保より機動力に長けるシウバと難波を起用したのもそうした狙いを反映してのものかもしれない。

 対する名古屋はいつも通りとか自分達のスタイルと言えば聞こえはいいが、そのあまりの自然体(無策とも言う)ゆえに、危うく横浜FCのゲームプランに嵌るところだった。
 大好物の「スペース」がない上に相手を背負ったら何も出来ない杉本が前線で全くポイントになれなかった前半は横浜FCにカウンターから何度か危ない場面を作られ、それならなぜDFの前でボールを受けるのが特徴の玉田を頭から使ったり、タテが切られている左右のポジションを入れ替えたりしないのかと傍目には思うのだが、ベンチから出てきたフェルフォーセンはボールをもっと左右に散らせとゼスチャーを交えながらいつも通りの指示を繰り返しているご様子。先制点を奪われなかった代わりに、楢﨑の負傷退場という大きな代償を払った前半だった。

 決して上手く行っているとは言えなかったがなんとか前半を0-0で切り抜けたハーフタイム。練習の途中で玉田の姿が消えたので、フェルフォーセンにしては珍しく打つ手が早いなと感心していたのだが、ハーフタイムが終了し一人二人とピッチに戻ってくる選手を眺めていても一向に玉田の姿はピッチ脇に現れない。どうやら後半もそのままの方針で行くようだ。

 だが名古屋にとってラッキーだったのは、前半の戦いで手応えを感じたのか後半になると横浜FCが少し前に出てきてスペースが生まれ始めたこと。これで名古屋にもようやく一筋の光明が見えてきた。そうした中セットプレーから先制を許した時は去年までとなんら変わらない名古屋お約束の展開かと一瞬嫌な予感が頭をよぎったが、水を得た魚ならぬ「スペースを得た杉本」が躍動し、増川からのクロスに往年の森山ばりのダイビングヘッドをブチ込んだかと思えば、右サイドをブッチ切って落ち着いた切り返しから折り返したクロスによくペナルティエリアの中まで走り込んで来ていた山口Kがねじ込んであっという間に逆転してしまった。

 観終わった後の率直な感想としては、横浜FCに負けなくてつくづく良かったということ。俺はこれまで横浜FCというチームにどちらかと言えば好感を抱いていたが、負傷した楢﨑が担架に乗せられて退場して行くところにゴール裏一丸となって「つまみ出せ」コールをしていた幕張もどきサポーターの民度に低さや、掛かってもいないタックルに「うわあぁぁ」と大声を上げながら大袈裟にひっくり返ってスタンドの失笑(と罵声)を浴びていた(しかもそれを二度繰り返した)奥大介のプロサッカー選手としての羞恥心のなさに(メインスタンドから観ていて)辟易していたので、こんなチームに負けなくて心底良かったと胸を撫で下ろして三ツ沢を後にしたのでした。
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by tknr0326g8 | 2007-04-02 21:58 | Game Review