Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
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別府キャンプ2012 9日目 午後練習
 ロンドン五輪最終予選に臨む永井が再びチームを離脱したものの、今日からユース所属のニッキ(新高3)、北川、森(ともに新高2)の三名が加わり、さらにはユース生え抜きの磯村が日本代表候補に選出(それをネタにかなりイジられていた)と話題には事欠かない名古屋の別府キャンプ。

 時折ピッチを襲う強風と小雪が舞う中で行われた午後の練習は、喜熨斗コーチの指導のもとにアップを兼ねたパス交換の後、(ピクシーの粋な計らいか)観客席の目の前で変則ミニゲームが行われた。変則のミニゲームは、ダブルボックスサイズに区切られたコートで通常サイズのゴールマウスを使用。GKを含めた11人対11人で行われるが、コートの中に入れるフィールドプレーヤーは5名で、残りの5名はラインの外側に一定間隔で並びコートの外からゲームに参加する。コートの外の選手達はラインを越えることが出来ず、ボールタッチもワンタッチ限定、コートの外の選手同士でパス交換をすることは出来ない。新加入の田鍋以外はそれほど戸惑っていなかったところを見るとシーズン中にもこの形式でのトレーニング(ゲーム)は行っているのだろう。ちなみに人数的な問題か、このミニゲームに加われなかった、ユース出身の高原、水野、佐藤と上記のユース組三名はボスコの付きっきりの指導のもとで空いているゴール(とGK一名(ローテーション))を使ってサイドからのクロスに合わせるトレーニング(サイドでのもらい方やゴール前への入り方を入念に確認していた)や、DFを背負ってボールを受けた状態(ボールのもらい方)からゴールに向かう反復練習を行っていた。

 ミニゲーム組で目を引いたのはまず田中輝。二年目の今シーズンを勝負の年と位置付けているのか、序盤は積極的にゲームに絡みアピールを続けていた。それ以外では不完全燃焼の一年を経て(またロンドン五輪という目標も見据え)とにかくモチベーションが高かった金崎、そして石櫃というライバルが加わったことで刺激を受けているのかこの時期にしてかなりキレのある動きを見せていた田中隼だろうか。ユース出身のルーキー達とは離れて一人ミニゲームに参加していた期待の新人・田鍋はまだまだ周りに気を遣つている印象で自分の持ち味を発揮出来ていないような感じだった。
 ちなみに日本代表に選出されたばかりの磯村はと言えば、決してそれがプレッシャーになっているわけではないのだろうが、一世一代の晴舞台を前にしていることを考えると少し不安の残るプレーぶりだった。一週間後のキリンチャレンジカップで磯村は初キャップを記録することが出来るだろうか。
 そして抜群の存在感でチームを引っ張っているのがやはり闘莉王。ミニゲームでも誰より勝負に拘る姿勢を見せたり、チームメートに常に声を掛けるなど、彼の存在がこのトレーニングの効率を上げていることは間違いない。実際もし闘莉王がいなければこのトレーニングも、もう少し雰囲気が緩んだり、選手達が淡々とこなすだけになってしまっていただろう。その意味でも闘莉王のチーム残留は大きな成果だ。
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# by tknr0326g8 | 2012-02-17 23:59 | Topics & Issues
JAPAN YOUTH SOCCER SUPER LEAGUE 2012 登録メンバー
1  GK  渕上大樹  183/69
2  DF  大谷亮介  180/64
3  DF  樫尾和明  177/68
4  DF  ハーフナー・ニッキ  197/80
5  MF  真柄俊作  175/56
6  MF  富田亮輔  168/60
7  MF  野崎椋  181/63
8  MF  金来遠  173/64
9  FW  北川柊斗  177/66
10 FW  森勇人  171/64
11 MF  岩田考弘  173/62
12 FW  青山貴裕  172/65
13 FW  中根仁  174/64
14 MF  石川大貴  181/71
15 MF  伊藤昌記  164/55
16 GK  板倉徹汰  177/81
17 MF  曽雌大介  166/60
18 MF  大森史裕  180/64
19 DF  後藤弘樹  176/67
20 DF  中島康輔  177/64

※一年生は記載なし

新三年生の中で昨シーズンからコンスタントに試合に出ていたのはニッキぐらいしかいない。しかしこの世代はフィジカルのレベルが高く非常にポテンシャルを秘めた世代。ある意味では(U-15時代と同様に)高田監督がその手腕を最も発揮するチームとも言える。先の選手権ではU-15時代のチームメートだった河合、宮越、社本を擁する中京大中京が全国の舞台でベスト8という戦績を残しているだけに、彼等も負けていられないだろう。
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# by tknr0326g8 | 2012-02-11 16:10 | Youth
全国高校サッカー選手権 決勝 市立船橋×四中工 @国立競技場
 選手権もいよいよ決勝。対戦カードは市立船橋と四中工の顔合わせとなった。ともに高校サッカーでは「名門」と呼ばれる両チームだが、今年この両チームから直接プロに進む選手はいないし、かつてキラ星のごとくスター選手がいた時代(市船で言えば森崎や北島やその後のカレンや永井、四中工で言えば三羽ガラス(小倉や中西永輔や中田))や市船が史上最強とも謳われていた4年前ほどの派手さやインパクトはない。伝統高であるがゆえの高校サッカーのリアリティーが今ここにある感じ。

 市船はコンパクトにしてセイフティ。相手がボールを持つとサイドへサイドへとボールを追いやって行き、その間に逆サイドの選手もギュッとピッチ中央あたりまで絞ってくる。そして中に入ってくるボールやサイドの深い位置に出たボールを前後左右から人数を掛けて挟み込んで奪ってしまう。ここで特筆すべきはファーストディフェンダーの寄せの速さと、味方が攻撃に出ている間もDFラインとアンカーにしっかりと人が残ってボールが出そうなところを潰している厳重っぷり。特にファーストディフェンダーについては、ここがサボると市船のサッカー(守備)は成り立たないわけだが、市船はサイドハーフの選手とボランチとが協力しながら試合終了まで衰えないスタミナでこの任務を完遂していた。そしてボールを奪ったら縦に速い攻撃を繰り出す。

 チューブから中身を絞り出すかのようなディフェンスをする市船に対して、四中工のディフェンスにそこまでの迫力はない。しかし唯一の例外が市船の10番和泉にボールが渡った時で、組織だって我慢強く守っている四中工ディフェンスが、和泉にボールが渡るや激しいプレッシャーを掛けて和泉のプレーから時間とスペースを奪っていた。そして2トップや両SHのスピードに溢れるドリブル突破を武器に攻めるのがこのチームの攻撃パターン。また左SBの13番の選手が無尽蔵なまでのスタミナで何度も何度も左SHの選手を追い越すクロスオーバーの動きでアップダウンを繰り返していたのも印象に残った。

 そんな両チームの試合は、開始直後に市船DFの単純な判断ミスで得たコーナーキックで、四中工が混戦から蹴り込んで先制するももの、市船は後半ロスタイムと延長後半にエースの和泉がエースとしての重責を果たし劇的な逆転勝利を収めた。上でも書いたようにこの試合の和泉は四中工による徹底的なマークにより決定的な仕事はほとんど出来ていなかったが、最後に大仕事をやってのけるあたりはさすがだ。大会MVPがあるとすれば該当者は間違いなく彼になるだろう。四中工とすれば和泉を抑えることで市船にビッグチャンス(決定機)を作らせないことには成功していたが、その間隙を縫ってテクニックと機動力を併せ持つ市船の8番の選手が躍動し始めるとこれを止められず振り回されてしまった。そして良い形でカウンターのチャンスを掴んでも、前線で微妙にコンビが合わなかったりパスがズレたりといったことに伴うボールロストからターンオーバーを何度も喰らったことがスタミナのロスに拍車をかける。攻撃には出て行かないのかと思っていた市船の右SBの選手が何度かオーバーラップを仕掛けた時にこれを止める術を持ち得ていなかったのはそれらを象徴している。それでも四中工は耐えていて、正直なところ前線での詰めが甘くなければこの試合は四中工が勝てたゲームだったと思うだけに、彼等にとっても悔しい敗戦になったに違いない。
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# by tknr0326g8 | 2012-01-09 23:59 | Other Games
インカレ 決勝 専修×明治 @国立競技場
 選手権の準々決勝を途中で切り上げてまでやって来たのはインカレ決勝が行われる国立競技場。時間を僅かに読み違えてキックオフ予定時刻を少し過ぎてしまったが、第一試合の女子決勝が延長戦にもつれこんだらしく、無事着席してキックオフを待つことが出来た。これならあと10分くらいは駒澤にいられたかもしれない。

 この試合の個人的な注目点はもちろん名古屋ユース出身の明治大学・矢田旭。かつて天皇杯で大学チームが初めてJ1チームを破ったと話題となった明治大学において、昨シーズンは同じ天皇杯で大学生が初めて高校生に敗れるという不名誉な記録を作りそこに名を連ねてしまった矢田だが、どうやら神川監督の信頼も厚いようで今シーズンは2年生ながら左サイドハーフのレギュラーを掴んでいる。主力の多くがプロ入りして抜けたとは言え、昨年のインカレ王者で2年生ながら先発を張れるのは並大抵のことではない。

 しかしキックオフから目立ったのは専修大学の優勢。今年の関東大学リーグで二部から上がったばかりながらいきなり優勝を飾ったチームは、タレントとサッカーのクオリティの高さに定評のある明治大学と真っ向からぶつかり合い、試合内容で明治を完全に凌駕していた。その意味でこの試合の3-0というスコアは至極真っ当だ。そして完敗を喫した明治の中では矢田も良い所が出せないまま後半途中で交代となってしまった。明治ともなれば毎年のように新入生に良い選手が入ってくるので、矢田にとっては来年以降も過酷なレギュラー争いが続きそうだが、競争の中で切磋琢磨してぜひもうひと皮向けたブレークスルーを果たして欲しい。
 明治大学の中では専修相手にまともにプレー出来ていたのは三田ぐらいだろうか。テクニックと運動量を兼ね備え球際でも闘える三田は、個人的には中村直志の後継者候補(4-3-3のインサイドハーフ)として名古屋にも是非獲得に動いて欲しい逸材だが、FC東京の下部組織出身でサッカーをよく知っているという意味では、非常に「名古屋らしくない」選手でもある。
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# by tknr0326g8 | 2012-01-05 23:59 | College Football
全国高校サッカー選手権 準々決勝 中京大中京×四中工 @駒沢陸上競技場
 名古屋でスクールのコーチをしていた“ミスター・グランパス”こと岡山哲也が母校・中京大中京でサッカー部の監督を務めるのは今シーズンから。名古屋にチーム創設時から在籍し、ベンゲル、カルロス・ケイロス、ジョアン・カルロス、ズデンコ・ベルデニック、ネルシーニョと名だたる名将の元でプレーした経験を持つだけでなく、海外(シンガポール)でもプレー経験がある彼が高校生相手にどういった指導を行うのか、そして一体どういったチームを作りあげるのか興味は尽きない。

 そしてこのチームについて語る時に欠かせないのがルーキー(一年生)の宮市剛。アーセナルに所属する宮市亮の弟であることはもはや万人の知るところとなったが、名古屋のU-15に所属していた昨年までは、高いポテンシャルを持ちながらも北川、森、伊藤、曽雌といったタレントに囲まれて出場機会が限られていただけに、同じ様な境遇にあった石田(→市立船橋)、児玉(→星稜)、加藤(→山梨学院)といった選手達とともに高校サッカーの舞台でどうその成長したプレーぶりを見せてくれるのも楽しみだ。
 ちなみに名古屋U-15時代の宮市は、周りの選手が自慢のテクニックやスピードを前面に押し出してプレーする中で、まだまだ身体的にも発展途上かむしろアジリティにはやや欠けているような印象もあった。しかし、他のプレーヤー達が一度ボールを持つとなかなか離さずひたすらゴールを目指すチームの中にあって、宮市は周囲の状況がよく見えていて周りの選手を使うのも上手いというちょっと周りとは違ったタイプで、ハイボールの競り合いにも強かったので、あのチームでプレーを続けるのならむしろ人手不足のCBにチャレンジした方がチームにとっても宮市自身にとっても良いのではないかと個人的には思っていたぐらいだった。(2009年6月のボルケーノ・磐田戦(U-14)
 (宮市が)中2の冬の高円宮杯U-15で途中出場した試合を観た時には身体もかなり大きくなり、そのドリブル突破にも兄を彷彿とさせる「迫力」が備わりつつある印象を受けたが、中学最終学年となった昨年はレギュラーに定着するまでには至らず、高円宮杯U-15全国大会への出場権を賭けた東海大会・三位決定戦での2ゴールを置き土産として宮市は中京大中京へと進んだ。正直なところ、それからほんの一年後に彼が中京大中京の中心選手として選手権でこれほどの活躍することになろうとは当時全く想像が及ばなかったが、彼は肉体的にもプレー的にもまだまだ発展途上。来年以降の成長がますます楽しみだ。

 そんな宮市を早くも囲い込みに来たわけではないだろうが、メインスタンドでは久米さんもピッチに熱視線を送る中、試合はキックオフ。そして試合は宮市による観客の度肝を抜く一撃で動く。四中工のDFが一瞬フィードに迷ったのを見逃さず上手く身体を入れてボールを奪うと、躊躇うことなく右足を一閃。凄まじい衝撃音を残したシュートはGKの指先をかすめてゴールへと突き刺さった。そのシュートのインパクトがいかに大きかったかは、ゴールの後スタンドが沸くまでに一瞬の静寂がスタジアムを覆っていたことでも分かる。

 中京大中京のサッカーはロングボールによる攻撃の組み立てがメインだ。最初は準々決勝ということもあって選手達も硬くなったり大事に(セーフティーに)行こうとし過ぎているのかなぁなどと思いながら、ロングボールに対して空中で一瞬静止したかのような滞空時間の長さとボディバランスを誇る宮市のヘディングに見惚れていたのだが、中京大中京のロングボールを軸とした組み立ては一向に収まる気配がない。昨今は高校サッカーにおいてもショートパスをつないで攻撃を組み立てるようなスタイルがもてはやされる中で、ロングボールから前線の個の力を活かす戦い方はややノスタルジックな印象も受ける。そして昨年と比べると随分と整備されたというディフェンスで時折良いインターセプトが決まりそのまま持ち上がっていくような場面でも、その先のアイデアについてはやや窮しているような印象だ。

 対する四中工は序盤こそ中京大中京のロングボールに対して押し込まれている印象だったが、中京大中京の攻撃が単調だったこともあって次第に慣れてくると、サイドへとボールを運んでそこからドリブルや壁パスでスピード溢れる突破を繰り出すスタイルがハマりだす。会場からも感嘆のため息が漏れた四中工のエースナンバー「17」を背負う國吉から逆サイドの裏を狙った正確なパスから獲得したPKこそ國吉が自ら蹴って止められてしまったが、その直後には右サイドを崩してGKとDFの間に送り込んだパスに対して9番田村がファーサイドで詰めてあっさりと同点とした。

 1-1で折り返した後半も試合を内容的にコントロールしていたのは四中工。ゴールにこそ結びつかなかったが、サイドでのドリブル突破からゴール前で何度も決定機を作る。それに対してロングボールが完全に読まれている中京大中京は宮市も次第に影が薄くなり、トップ下に入っている藤橋が良いアクセントとなって孤軍奮闘していた。そんな藤橋は久米さんにも間違いなく好印象を残しているに違いない。
 そして押されている展開ながらもゴール前で獲得したFKのチャンスで名古屋U-15出身の河合弾が左足で放った強烈なFKがサイドネットへと突き刺さり中京大中京が再度勝ち越しにと成功する。ディフェンス面では最初のPKのシーンを含め四中工のスピード溢れる突破に手を焼いていた河合だったがまさしく起死回生の一撃だった。

 後半の30分前には競技場を出ないとインカレのキックオフには間に合わないので、2-1から中京大中京がこのリードを守り切れるかというせめぎ合いの中、残念ながら駒澤を後に。その時点での感想(予測)としは、中京大中京にはあまり攻め手がないし、一方再びリードを奪われたものの四中工イレブンには気落ちした様子もなければ相変わらず良い感じで攻めているので、終了のホイッスルが鳴る時にはどちらが勝者になっていてもおかしくないように思えた。

 そして家に帰った後に録画をチェックしたら、案の定四中工が同点に追い付いており、決着はPK戦の末に四中工が準決勝へと駒を進めていた。ロスタイムのほとんどラストプレーでの同点というのは劇的すぎるシナリオだが、全体的に見れば内容相応の結果に落ち着いたというのが正解だろう。
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# by tknr0326g8 | 2012-01-05 23:58 | Other Games