Grampus Diary from TOKYO
by tknr0326g8
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
選手紹介#6 「暴走機関車」 海本幸治郎(17)
 おそらくネルシーニョが自分のサッカーの「色」を示す上で、外国人の次に重要な選手と考えていると思われるのが、この海本幸治郎だ。それは日本人のフィールドプレーヤーの中で唯一キャンプ中から一度もスタメンを外れていないことからも明らかだ。
 幸治郎の一番の武器はなんと言ってもその走力。猛烈なスピードで攻め上がったかと思えば、また全力疾走でディフェンスに戻って来る。特に攻め上がる時の迫力はJリーグを見渡しても他の選手を寄せ付けない。その日本人離れした圧倒的な走力は、カフーやロベルト・カルロスといったブラジルの優秀なラテラルが例外なく持ち合わせる資質に通じるものがあり、ネルシーニョが決して外さない理由もそこにある。
 しかし問題がないわけではない。というよりこれから先に広がる日本代表などの未来を考えれば、クリアすべき課題はいくつもある。その代表格が「クロスの精度」と「ディフェンスでの粘り強さ」だ。ど迫力のオーバーラップから、細かいステップでディフェンダーを交わす。ここまではいい。しかし問題はその後。幸治郎の右足から放たれたクロスは行き場なく宙を彷徨う。今の名古屋のスタメンにストロング・ヘッダーがいない部分を差し引いても、なんとも勿体無い。かつて石川康も同じようにクロスがどうしようもなく下手だったが、晩年は綺麗な放物線を描くクロスをマスターし、いくつものアシストを量産した。今からでも改善の余地はある。そして守備だ。相手に追い付くスピードはある。しかしフェイントに引っ掛かった幸治郎の体がヒラリと半回転するシーンはこれまで数限りなく見られた。これでは安心してサイドの1対1を任せられない。ネルシーニョが将来的に4-4-2を志向している(幸治郎は当然のように右のラテラル)ことからしてもこの対人守備をどうにかしなきゃいけない。あと守備に対してはすごく淡白な時がある。もうこの辺はその走力を活かすってことを考えると、もったいないなぁっていう感じ。
 レギュラーに定着した去年は、周りの選手とのコンビネーションが合わない場面もあったけど(岡山とだけはコンビが合っていた)、今シーズンは右サイドで直志とのコンビも試合を追うごとに確立されてきた。思えば、直志が始めて先発でトップ下に入った1stの鹿島戦は直志と幸治郎が被りまくりで全く機能しなかった。今では直志が幸治郎が走らせるだけでなく、幸治郎が直志を使うプレーも出るようになった。早いタイミングで幸治郎からディフエンスラインの裏に通されるパスは右サイドのスペースを使う上で今ではチームの大きな武器だ。
 これだけの能力を持った選手だけに代表を目標にして、さらなるステップアップを期待したいところだ。
[PR]
by tknr0326g8 | 2004-09-28 23:33 | Player's Profile
<< 選手紹介#7 「永遠の超高校級... 選手紹介#5 「名古屋のプリン... >>